見出し画像

なかなかアイデアが産まれない人は、「考え方」が悪い。【FUTURE INTELLIGENCE】


「何も思いつかない」

「洗練されたアイデアを産みたい」「クリエイティブな発想がしたい」のに、何も思いつかないことはありませんか?

そんな人は、「アイデアを産むための考え方」ができていないからです。


クリエイティブな発想には、それに合った「考える力」があります。そして、その発想のメカニズムを学べば、誰でもひらめきのある日々を作り出すことは可能です。

私もこの習慣を取り入れてからは、「自分はどう頑張ってもダメだ」と落ち込むことがなくなりました。義務教育で教えてほしかったくらいです。(笑)

これからは、「個人のアイデア」がものをいう時代です。創造性や知性を専門としているペンシルベニア大学の心理学者、スコット・バリー・カウフマンの『FUTURE INTELLIGENCE』を参考文献にして、あなたの人生をひらめきのある毎日に変えるお話をします。



アイデアが止まらなくなる3つの習慣。


今回は、発想のメカニズムを取り入れた3つの習慣をご紹介します。

「散歩」「入浴」「睡眠」

の3つです。


先に注意点ですが、今回お話するのは、「こうすればアイデアが産まれる!」といったフレームワークではないと言っておきます。

あなたが毎日の習慣に取り入れることで、意図的に思考や視点をずらすことができるようになり、「今までとは違った考え方ができる」ためのお話です。


①散歩を趣味にする。


『歩行』ではなく『散歩』です。

つまり、「目的なくぶらぶら歩く」ことを趣味に取り入れましょう。


『散歩』は、クリエイティビティが高まることがわかっています。運動や手段に使うのではなく、内省したり、クリエイティブ思考を孵化させるための習慣です。

例えば私の場合、副業でライティングや動画編集をしているのですが、作業の合間か最後に、ボーっと歩く習慣を作っています。すると、詰まっていた問題を解決させる糸口が見え出したり、突然ひらめいて自宅までダッシュすることもあります。(笑)

多くの偉人たちも、散歩を趣味として習慣に取り入れていたことは有名です。チャールズ・ダーウィンやアリストテレス、ニーチェ、フロイト、ベートーヴェン、以下の名言を残したヘンリー・デヴィッド・ソローに関しては、1862年にあるエッセイで「少なくとも1日に4時間は、心身の健康のために歩き回った」みたいなことを語っていたそうです。

生きるために立ち上がってもいないのに、腰を下ろして執筆するとは、なんと無益なことか。わたしの場合、足を動かしてようやく考えが動き始める。
――ヘンリー・デヴィッド・ソロー
(出典:FUTURE INTELLIGENCE)


②お風呂の入り方を工夫する。


著者カウフマンの研究により、「世界中の72%の人に、シャワーを浴びている時に新しいアイデアが浮かんだ経験がある」という統計データが出ていることは有名です。仕事場やデスクでどれだけ頭をひねらせても思い浮かばなかったアイデアが、お風呂場のシャワー中に降ってくることが多いのです。

なぜ、お風呂やシャワーにアイデアを産む作用があるのでしょうか?

それはおそらく、脳が『拡散的思考』の状態に入るからだといわれています。

作業に集中している状態は『収束的思考』といって、「目の前の一点に集中している状態」です。この時の考え方が適切なものでないと、いくら頭を使っても疲れるだけですが、お風呂に入ってリラックスすることで、思考の転換や拡散が始まり、それまでになかったひらめきが産まれることにつながります。


ただ、おそらく現代人であれば、毎日お風呂かシャワーに入る習慣はあるでしょう。(私は、あなたが毎日入っている人だと強く信じている)

それなのに、求めるアイデアに恵まれたことがない人は、何が違うのか?と疑問に思うところですよね。

それは、もちろん、お風呂に入るだけでアイデアに恵まれるわけではないからで、先ほども言ったように、拡散的思考だけでなく収束的思考も大事で、ボーっとしているだけでアイデアに恵まれるほど甘くはないわけですね。

つまり、「自分が何に悩んでいるのか?」「今解決したい考え事とは?」を明確にしている人ほど、それに関連したアイデアに恵まれやすくなるといえます。

入浴前に一度、自分が何に悩んでいるのか?を明確にしてからお風呂場に入るようにしましょう。これがお風呂の入り方の工夫です。


③睡眠は絶対に欠かさない。


お風呂に入ってリラックスすることはできても、それまでの思考へのしがみつきを切り離すことができないことがあります。

一度考えていたことを完全に忘れるには、入眠するか記憶喪失かの2択だと思いますが、多くの人は前者を選択することでしょう。


そしてこれは、『昼寝』でも可能です。

①昼ご飯を食べて眠くなってくる間に、一度アイデアについて考える。
②そのまま眠りにつく。(10~30分がおすすめ)
③タイマーが鳴るか目が覚めた時に、もう一度アイデアメモに目を向ける。

すると、「あれ?さっきこんなこと考えてたのか...」となることは多いですし、「いや、これはこう考えた方がいいだろ!」と違う視点からアイデアが出せればめっけもんです。


自分の仕事や人生に関連する「個人のアイデア」なんて、天から降ってくるものでも、どこかに落ちているわけでもありません。「ひらめき」=「それまで気づかなかった!」ということですから、待つのではなく、積極的にそれまでの自分を否定する習慣を取り入れましょう。

アイデアマンには執着心を捨てることがマストです。

昼寝は強制しませんが、無理して考えるより忘れてしまう方がひらめきが産まれるということだけでも覚えて帰って下さいませ。


ここから先は

402字
初月は無料です。もし、合わないなと思ったら退会してくださいませ。入会すれば、過去記事が全て無料で読めます。

【実践版3つの知】

¥150 / 月 初月無料

今すぐ行動に移すためのマガジン。※記事の内容は筆者の個人的見解です※

♡(スキ)を押せば、偉人の名言が出てくるかも?