マガジンのカバー画像

感想

26
本や映画の感想。何かに触れて感じたこと。
運営しているクリエイター

2021年4月の記事一覧

やんごとなき休日

おうちでまったり読書をする。

今日はまさにそれをやった。

少し窓を開けて部屋の空気を入れ替えながら、かすかな雨の匂いをかぐ。

昨夜買ったコンビニのカフェオレグランデサイズを持ってきたテーブルには、庭から摘んできた花がプリンの空き瓶に飾られている。母がおすそ分けしてくれたものだ。
庭にいても気が付かないけど、部屋にあると花の香りを感じる。

YouTubeで「カフェ ミュージック」と検索すると

もっとみる
青春って何歳まで?

青春って何歳まで?

またしても、益田ミリさんの本を読んだ。
今回は10年ほど前に発行された『青春ふたり乗り』

若い頃やり残した青春時代の恋愛について自虐を交えつつ綴っていて、図書館で読みながら何度かくすりと笑ってしまった。

青春って何歳までなんだろう?
高校生はたしかに青春。
大学生も青春といえる。
でもわたし、大学卒業する時に先生に、青春はこれからだぞ。と言われたな。それは、恋愛に限った話じゃないんだろうけど。

もっとみる
人を好きになると哀しい

人を好きになると哀しい

30年経っても、素敵な文章は色褪せないのだなと思った。

江國香織さんの『綿菓子』はこれまでいったいどれだけの人々に読まれてきたのだろう。

初版発行は、わたしが生まれるよりも5年前のことらしい。

12歳の主人公が少女から女性へと変わる一歩を踏み出していくところを見届けたような気分。背伸びしているように見えるところも含めてとっても愛おしかった。

可愛らしくもあり、鋭さも持つ主人公のみのりは、祖

もっとみる

ポップに怒ろう

わたしは自分の、「怒り」という感情に鈍感だ。そもそも「怒り」の発生確率が低い。

後になって、あの時言い返せば良かった。とか、あれ?わたし何も言わなかったせいで損してる?とかって遅れてムカついてくることもあれば、他人が怒っているのを見て、そんなことで怒るのか?と思ったり、怒るよりも先に悲しくなるほうが多かったりする。

怒りが少ないのはいいとして、あの時言い返せば良かった系の怒りはけっこう根深く忘

もっとみる