記事一覧
映像技術の教科書 |14|音声基礎
はじめに
こんにちは。
虎徹のタキです。
映像技術の教科書、第14回です。
今回は音声の勉強をしていきます。
音の世界は大変奥が深く、本格的に知識や技術を会得するには実務や専門的な環境での学習が必要です。
ここでは、映像制作に必要となる、基本的な音声と録音の知識をご紹介します。
音とは
音の正体は、空気の振動です。
物体が振動することで、空気が振動し、我々の耳の中にある鼓膜が振動し、脳に
映像技術の教科書 |13|電気
はじめに
こんにちは。
虎徹のタキです。
映像技術の教科書、第13回です。
今回は苦手意識を持っていらっしゃる方も多い分野、電気です。
その為、今回は少しハードルを下げた表現が多いことをご容赦ください。
映像を作る上で必ず必要なものなので、基本的なことだけ、しっかりとおさえておきましょう。
電流と電圧
タイトルですでに拒否反応を示す方もいるかとおもいます。
理科の授業でやったはずなのです
映像技術の教科書 |12|ビデオ基礎③タイムコード
はじめに
こんにちは。
虎徹のタキです。
映像技術の教科書、第12回です。
ビデオ技術の第3弾、タイムコードです。
タイムコードの基本
映像に携わる方なら誰でも耳にしたことがある言葉かとおもいます。
タイムコード(Time Code, 以下 TC)とは、映像や音声ファイルまたは信号にあてがわれた番号のことです。
もしタイムコードがなかったら、
例えば、2時間の番組の映像ファイルを渡された
映像技術の教科書 |07|ガンマ・ダイナミックレンジ・LOG
はじめに
こんにちは。
虎徹のタキです。
映像技術の教科書、第7回目です。
ガンマとダイナミックレンジについてです。
強敵です。
ガンマとダイナミックレンジ
自然界では、被写体を照らす光が2倍になると、明るさも2倍になります。(鏡面などを除く)
光の強さと被写体の明るさが比例するこの関係をリニア(線形)といいます。
人間の目は光をリニアには知覚しないといわれています。
2倍の光を当てても2
映像技術の教科書 |06|RAWとコーデック
はじめに
こんにちは。
虎徹のタキです。
映像技術の教科書、第6回目です。
映像データの中身、RAWやコーデックについてです。
RAW
カメラセンサーはベイヤー配列になっており、画像や映像としての各ピクセルのRGB値が決定されるのはディベイヤー(デジタル現像)後である、ということは前項でご説明しました。
カメラ内部でリアルタイムにディベイヤーを行い、画像データや映像データに変換してから、S
映像技術の教科書 |03|シャッタースピード
はじめに
こんにちは。
虎徹のタキです。
映像技術の教科書、第3回目です。
今回は素材のあかるさを決める3つの要素の2つめ、
シャッタースピード
についてです。
シャッタースピードとは
シャッタースピードは、カメラのセンサーやフイルムがレンズを通った光に晒されている時間のことをいいます。
センサーは光を電気に変え、フイルムは光によって化学反応が起き、画像に変わります。
写真の一眼レフカメ
映像技術の教科書 |02|レンズの絞り
はじめに
こんにちは。
虎徹のタキです。
映像技術の教科書、第2回目です。
今回は素材のあかるさを決める3つの要素のひとつ、
絞り
についてです。
絞りというのはレンズ内部にある機構のことで、可変式の開口部のことを指します。
この開口部の大きさを調整することによって、レンズを通過する光の量を制御します。絞りの設定はF値(またはFストップ)で表され、F値が小さいほど開口部が大きくなり、多くの光
映像技術の教科書 |01|撮影素材の明るさを決める3つの要素
はじめに
こんにちは。
虎徹のタキです
映像技術の教科書、第1回は
撮影素材のあかるさを決める3つの要素
についてです。
つまり、露出についてのおはなしなのですが、いきなり露出とかいわれても・・・という方もいらっしゃるかとおもうので、こんな回りくどいタイトルになっています。
撮影における露出とは、カメラのイメージセンサーやフィルムにどれだけの光を当てるか、そしてその光をどのような値で記録す
【VP】バーチャルプロダクションの要点や注意点まとめ
虎徹のタキです。
ここ数年で技術とニーズが急激に高まってきたバーチャルプロダクション。
リアルタイム合成技術なので元々はライブ配信やイベント・放送の分野で主に使用されてきましたが、CMや映画の世界でもかなり使われるようになってきました。
本記事では、CMや映画のスタッフ(主にプロデューサー・制作部・監督・カメラマン)を対象に、VP(バーチャルプロダクション)に関する用語やメリット・デメリット、