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日経ビジネスのインタビュー     バックナンバー 017

日経ビジネスのインタビュー         バックナンバー 017


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ここに掲載しているのは、管理人・藤巻隆が携帯サイトで運営していた時のコンテンツです。

2007年1月8日号からスタートしています。1カ月分毎にまとめてあります。

● 2008.05.12 (No.1)<70>
米経済、回復に時間 新興国にかける
リチャード・ワゴナー(Richard Wagoner)氏[米ゼネラル・モータース(GM)会長]

トヨタとNUMMI(カリフォルニア州の合弁生産工場)を設立してからもう20年以上も経ったというのは感慨深い。

その間、実に大きな変化がありました。

スローペースの自動車業界でも、10年、20年経つといろいろ変わってくるものです。

現時点ではNUMMIの操業継続はGMにとって有益だと考えています。

少なくとも、トヨタ経営陣との話し合いでは、先方も同感であるとの印象を受けています。

トヨタとの技術分野も含め、共同で取り組んでいるものがたくさんあります。

それは業界全体にとってもプラスになっていると思います。

今のところトヨタとの関係を変える予定はありません。


● 2008.05.19 (No.2)<71>
使い捨てカイロは戦略商品
小林 豊(こばやし・ゆたか)氏[小林製薬社長]

トイレタリーで国内トップの花王にしても、ライオンにしても、海外では苦戦しています。

やはり、相手が米P&G、英蘭ユニリーバ、米ジョンソンとなると、日本の商品を持っていって現地で勝負するのはなかなか厳しいと思います。

成功しているのは、大手と競合する商品が少ないユニ・チャームや、東南アジアでのマンダムといったところです。

だから小林製薬の戦略商品も「使い捨てカイロ」。

これは海外にほとんど出ていない商材です。

使い捨てカイロのようにユニークな商品は、探したらまだまだあるでしょう。

小林製薬が日本で成功した商品に工夫を加えて持っていったり、「現地発」の付加価値を加えて消費者に発信する。

そういう形で海外戦略を進めていきたいと思っています。


● 2008.05.26 (No.3)<72>
資源、穀物まだ高騰する
ピーター・クラーク(Peter Clarke)氏[英マン・グループCEO(最高経営責任者)]

米国経済は比較的早く回復すると思います。

というのは、企業部門の収益性が高いからで、まだ多数の米国企業は、負債依存度も低く利益率は大きい。

そういう状況の場合、企業部門は迅速に回復できるものです。

ただ、より大きな問題を抱えているのは消費者の方で、特に不動産の低迷で、消費者の支出がなかなか回復しないのではないかという点を危惧しています。

それでも世界で最初に景気と株価が回復するのは米国だと思います。

米国が回復してくれば、それがほかの市場の回復のシグナルになると思います。

しかし、大きな疑問点は、中国がどうなるかです。

今や中国は米国経済と強く連動しているので、米国の景気後退の影響がどの程度中国に伝播していくかが、問題だと思います。



🔷 編集後記


この元記事をアメブロに投稿したのは、9年前のことです(2013-12-30 19:35:27)。

読み直してみますと、「こんなことも書いていたのだな」「この個所に関心があったのだな」ということが思い出され、当時の自分の心境に思いを馳せています。

それだけ歳をとったのだと実感しています。

編集長インタビューの記事を読み返してみると、当時の経営者の心意気・信念・余裕・揺るぎない自信といったものが伝わってきます。

月日が経ち、自分だけでなく身の回りにも、環境にも変化があります。

しかし、経営に限らず、物事の本質は変わらないものです。

今回のインタビューの中から興味深い言葉を拾い出してみます。

小林 豊(こばやし・ゆたか)氏[小林製薬社長]

の言葉から。

小林製薬の戦略商品も「使い捨てカイロ」。
小林製薬が日本で成功した商品に工夫を加えて持っていったり、「現地発」の付加価値を加えて消費者に発信する。

🔴小林製薬と言えば、ユニークなネーミングで有名です。 

例えば、
・からだに貼る熱さまシート
・サカムケア
・ブルーレット さぼったリング
・しみとりーな
・チン!してふくだけ
・のどぬ~る鎮痛カプセルa
・のどぬ~る ナイテクト など

上記の商品のうち、2~3個はCMで見聞きしたことがあると思います。

商品名を見ただけで、どんな商品なのか直感的に分かる工夫がされています。

商品名はとても重要で、類似商品が登場した場合でも、指名買いされるためには工夫が不可欠です。商品名が消費者に強くアピールできることが重要なポイントで、アピールできれば販売増に繋がります。



1回の投稿ごとに1カ月分にまとめたインタビューの概要を掲載します。

2007年1月8日号からスタートし、2013年7月までの6年7カ月分のバックナンバーだけで79件あります。

途中、数件記事が抜けている個所があります。
データを消失してしまったため現時点では再生できませんが、日経ビジネスの電子版では「2011年10月から最新号まで」のバックナンバーが閲覧できるようですので、抜けている個所に該当する部分が見つかれば、追記します。

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