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日経ビジネスのインタビュー     バックナンバー 012

日経ビジネスのインタビュー         バックナンバー 012


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ここに掲載しているのは、管理人・藤巻隆が携帯サイトで運営していた時のコンテンツです。

2007年1月8日号からスタートしています。1カ月分毎にまとめてあります。

● 2007.12.3 (No.1)<49>
買収加速、リスクは取る
ジョージ・バックレー氏
[米3M会長兼社長CEO(最高経営責任者)]

例えば自分に4人の子供がいた場合、あの子は大事だけど、この子は大事ではないと決められませんよね。

事業についても全く同じです。

成長率が高いものも低いものもあるでしょうが、全部を十分世話しながら
育てていきたい。

今、残している事業についてはチャンスがあると思います。

どんなビジネスにもブレークスルーの
チャンスがあります。

多くの人が諦めた製品や、技術であってもそうです。

予断を持たずに創造性を発揮し続ければ、飛躍を遂げる可能性がある。

これは、私が仕事人生で学んだ教訓です。


● 2007.12.10 (No.2)<50>
日の丸通信 失速の必然
小野寺 正(おのでら・ただし)氏
[KDDI会長兼社長]

携帯電話のうえでどうグーグルの持っているものを生かしていくかという点では、我々が経験を持っている。

金銭的なメリットをお互いに追求しながら、パートナーとしての関係を築いていければと思っています。

我々はFMC(携帯電話と固定電話の融合)ということをずっと言ってきました。

グーグルの戦略はまさしくFMCなんですよね。

要するにパソコン上で見られる仕組みと同じような操作性、同じようなものを携帯に入れようというわけです。

少なくとも表面上は一緒にしようというわけですから、1つのFMCと言えます。

ビジネスモデルとしては面白いと思いますね。

グーグルが開発するプラットフォームの活用が、メーカーにとって開発コストの低減になる面はあります。

ただ、日本のメーカーが自分たちで工夫してきた領域が、グーグルによって標準化され、何も取り分がなくなってしまうことになってもいいのか。

そういう問題は別にあります。


● 2007.12.17 (No.3)<51>
いつまでも尖がり続ける
岩田 聡(いわた・さとる)氏
[任天堂社長]

当社は決して規模の大きい会社ではないし、仮に今の10倍に社員を増やしたら、任天堂らしさを保てません。

強みを発揮できる部分に絞るべきで、そうでない部分を上手に捨てられるからこそ、少ない人数でも大企業と戦えるわけです。

「何でも屋」になってしまうと、任天堂の個性や良さが失われていく。

私は尖っているから強いと思っています。

強みというのはそういうものだと思いますから。


● 2007.12.24・31 (No.4)<52>
原油高、新技術を後押し
アンドリュー・リバリス(Andrew N.Liveris)氏
[米ダウ・ケミカル会長兼CEO(最高経営責任者)]

雇用を確保することで国内を安定させ、経済成長の階段を上りたい。

これはすべての国に共通する願いです。

ところが、産油国の多くは原油やガスの生産には投資してきたが、付加価値の高い製品を自ら生み出すには至らず、雇用機会も生んでいない。

ここに、ダウのビジネスチャンスがあります。

石油精製だけでなく、石油化学製品や肥料などの生産に投資していけば、雇用は確実に増えていく。

付随したサービスでも、雇用は確保できるでしょう。

しかも単純な肉体労働ではなく、大学を卒業した技術者にも職場を提供できます。

これが経済活性化のカギになると、産油国は見ているのです。



🔷 編集後記


この元記事をアメブロに投稿したのは、9年前のことです(2013-12-28 20:57:49)。

読み直してみますと、「こんなことも書いていたのだな」「この個所に関心があったのだな」ということが思い出され、当時の自分の心境に思いを馳せています。

それだけ歳をとったのだと実感しています。

編集長インタビューの記事を読み返してみると、当時の経営者の心意気・信念・余裕・揺るぎない自信といったものが伝わってきます。

月日が経ち、自分だけでなく身の回りにも、環境にも変化があります。

しかし、経営に限らず、物事の本質は変わらないものです。

今回のインタビューの中から興味深い言葉を拾い出してみます。

岩田 聡(いわた・さとる)氏
[任天堂社長]

の言葉から。

「何でも屋」になってしまうと、任天堂の個性や良さが失われていく。私は尖っているから強いと思っています。

🔴 「わが社は◯◯をやっている会社である」と、トップが社内外にアピールしていかないといけません。

「何でも屋」では、何もやっていないに等しいことがあります。

他社との差別化を図り、「◯◯と言ったらA社」と世間に知られるようになれば、ビジネスを有利に展開できます。

「尖っているから強い」とは個性が際立っているからこそです。

自社の強みをさらに強化することが大切です。
突出した技術力、突出した営業力、突出した経営基盤、突出した人財・・・・・・等が、自社を筋肉質の健康体の企業に創りあげていきます。



1回の投稿ごとに1カ月分にまとめたインタビューの概要を掲載します。

2007年1月8日号からスタートし、2013年7月までの6年7カ月分のバックナンバーだけで79件あります。

途中、数件記事が抜けている個所があります。
データを消失してしまったため現時点では再生できませんが、日経ビジネスの電子版では「2011年10月から最新号まで」のバックナンバーが閲覧できるようですので、抜けている個所に該当する部分が見つかれば、追記します。

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