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日経ビジネスのインタビュー     バックナンバー 006

日経ビジネスのインタビュー         バックナンバー 006


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ここに掲載しているのは、管理人・藤巻隆が携帯サイトで運営していた時のコンテンツです。

2007年1月8日号からスタートしています。1カ月分毎にまとめてあります。

● 2007.6.4 (No.1)<22>
商品開発、5年先を見る
大坪 文雄(おおつぼ・ふみお)氏
[松下電器産業社長]

私は社員のスマートさよりもたくましさを重視したい。

これからは世界を舞台にライバルと商品で戦い、収益で戦い、宣伝で戦わ
なければならない。

同じ仕事を同じ職場でひたすらやっていると、知らず知らずのうちに人間の
器が小さくなる。

個人の能力は環境を変えないと大きくなりません。

徹底的に人の交流をやろうと考えています。


● 2007.6.11 (No.2)<23>
人から会社を変える
近藤 史朗(こんどう・しろう)氏
[リコー社長]

僕自身、若い人だからと接し方を変えないようにしているし、できるだけ若い人と話そうと心がけています。

結局、会社は人です。

絶えず優秀な人、能力の高い人を育てていかないと、会社は存続できません。

そして社員が全員、常に幸せであるというのはなかなか難しいことですが、
リコーのOB、OGになった時、みんながこの会社で仕事をしてよかった、
幸せだったと思えるようにしていきたい。


● 2007.6.18 (No.3)<24>
「徳」のある投資をしよう
竹田 和平(たけだ・わへい)氏
[竹田製菓会長]

要するに経営者とは経営職である、経営の専門職なんだということをまず認識してもらわないと。

会社を支配しているわけでも、従業員を支配しているわけでもありません。

なのに経営者がいろいろなことを言う。

その考え違いを反省してもらったうえで議論しないといけません。

合併が良いとか悪いとか、そういう議論が起こるということ自体がおかしいですよ。

M&Aだってグローバル化の流れ。

どうのこうの言ったって避けられないんです。

いくら日本人が垣根をこしらえたって、仲間外れになったら生きていけないもの。

資源だって自分のところで賄えん。

だけど世の中には、変化を好む人がおるし嫌いな人もおる。


● 2007.6.25 (No.4)<25>
統合は終点にあらず
和田 繁明(わだ・しげあき)氏
[ミレニアムリテイリング前会長]

セブン&アイと統合するメリットとは何か。

その課題について私なりの考えを、2005年12月26日の発表の席上、1時間ぐらい説明しました。

異業種が一緒になった流通大集団は、日本の中に存在してもいいんじゃないか、ということです。

これからますます中国、インドなど、日本の百貨店が中心になりながらとか、スーパーと一緒に組んでとか、そういう形で進出する機会が絶対に出てくるので、総合流通グループがあってもいいんじゃないかと思うんですね。

それから、管理本部の機能の統一はできる。

僕はまず始めに人事部の統一を提案しました。

同じ流通でも異業態を体験することで、見識を広め、やがてセブン&アイ全体を統治していく次世代の人間に育つかもしれない。

ほかにも、例えばビル管理など、シェアードサービス化を進められる余地はいくらでもある。

統合効果は無限です。



🔷 編集後記


この元記事を投稿したのは、9年前のことです(2013-12-13 11:32:25)。

読み直してみますと、「こんなことも書いていたのだな」「この個所に関心があったのだな」ということが思い出され、当時の自分の心境に思いを馳せています。

それだけ歳をとったのだと実感しています。

編集長インタビューの記事を読み返してみると、当時の経営者の心意気・信念・余裕・揺るぎない自信といったものが伝わってきます。

月日が経ち、自分だけでなく身の回りにも、環境にも変化があります。

しかし、経営に限らず、物事の本質は変わらないものです。

今回のインタビューの中から興味深い言葉を拾い出してみます。

大坪 文雄(おおつぼ・ふみお)氏[松下電器産業社長](当時)はこのように語っています。

「同じ仕事を同じ職場でひたすらやっていると、知らず知らずのうちに人間の器が小さくなる」

私はこの言葉を自分の経験を通じてじっくり考えてみました。

私の33年6カ月のサラリーマン時代を振り返ってみますと、経理の仕事が長く25年以上になります。営業経験は約6年です。残りは在庫管理業務です。

最も長かった経理業務は、業種の異なる3社で行いました。その中の1社で18年勤務しました。

同じ仕事を同じ職場で続けていたら、人間関係が限られた人たちに偏り、退社して数十年経って当時を振り返ってみると、視野が狭くなっていたことに気づきました。

ただし、私の場合は3種の異なる業務に携わったことは、異なる視点から物事を見ることができ、視野が狭くなることを最小限に留めることができたと考えています。



1回の投稿ごとに1カ月分にまとめたインタビューの概要を掲載します。

2007年1月8日号からスタートし、2013年7月までの6年7カ月分のバックナンバーだけで79件あります。

途中、数件記事が抜けている個所があります。
データを消失してしまったため現時点では再生できませんが、日経ビジネスの電子版では「2011年10月から最新号まで」のバックナンバーが閲覧できるようですので、抜けている個所に該当する部分が見つかれば、追記します。

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