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「病院」に纏わる傑作怪談集!『病院の怖い話』著者・内容紹介

「病院」に纏わる傑作怪談集!


内容・あらすじ

「あっ、これは死に顔なんだ。どの表情で絶命するか、最期の☺を見せているんだ」
絶叫、号泣、憤怒、困惑、苦悶… 入院患者の百面相ルーレット
収録作「ルーレット」黒木あるじより

病院には怖い話が多い。生と死が隣接する場所ならではの、人智
を超えた何かが潜んでいるからか――
・危篤状態から持ち直した患者の奇妙な変化「今際の際にて」(渡井 亘)
・あの人そろそろだね、ベテラン看護師が言うと…「スリーアウト!」(Dr.マキダシ)
・患者の白目を視診したときに覚えた違和感「百パーセント」(神 薫)
・脳梗塞を発症し入院している高齢女性の奇妙な行動と驚愕の真相「左側のミチル」(雨宮淳司)
・学生時代に世話になったと新人看護師から言われたが…「チョイ借り」(小田イ輔)
・父の跡を継いだ病院で起きた患者のクレーム、その原因は…「人柄と腕前」(黒木あるじ)
――など、書き下ろし24編を含む選りすぐりの最恐作の数々

著者紹介

黒木あるじ (くろき・あるじ)

『怪談実話 震』で単著デビュー。「黒木魔奇録」「無惨百物語」各シリーズ、『春のたましい 神祓いの記』『怪談怖気帳 屍人坂』『山形怪談』『怪談実話傑作選 弔』『怪談実話傑作選 磔』『怪談売買録 拝み猫』『怪談売買録 嗤い猿』など。共著には「FKB饗宴」「怪談五色」「ふたり怪談」「怪談四十九夜」「瞬殺怪談」「奥羽怪談」「怪談百番」各シリーズ、『未成仏百物語』『実録怪談 最恐事故物件』『黄泉つなぎ百物語』など。小田イ輔や鷲羽大介など新たな書き手の発掘にも精力的。他に小説『掃除屋 プロレス始末伝』『破壊屋プロレス仕舞伝』など。

雨宮淳司 (あめみや・じゅんじ)

1960年北九州生まれ。医療に従事する傍ら、趣味で実話怪談を蒐集する。2008年『恐怖箱 怪医』で単著デビュー、続く『恐怖箱 怪癒』『恐怖箱 怪痾』で病院怪談三部作を完結させた。近著に『怪談群書 墜落人形』。

小田イ輔 (おだ・いすけ)

『FKB饗宴5』にてデビュー。『小田イ輔実話怪談自選集 魔穴』『FKB怪幽録 奇の穴』『FKB怪幽録 呪の穴』、「実話コレクション」シリーズ『厭怪談』『呪怪談』『忌怪談』『邪怪談』『憑怪談』、「怪談奇聞」シリーズ『祟リ食イ』啜リ泣キ』『立チ腐レ』『嚙ミ狂イ』『憑キ纏イ』など。共著に「怪談四十九夜」「瞬殺怪談」「奥羽怪談」「怪談百番」各シリーズ、『未成仏百物語』『黄泉つなぎ百物語』『FKB殲・百物語』『獄・百物語』『怪談五色 死相』など。原作コミック『厭怪談 なにかがいる』(画・柏屋コッコ)もある。

渡井 亘 (わたらい・わたる)

漫画家・イラストレーター・小説家・シナリオライター。母親が看護師で、お迎えのため病院を訪れる機会は多かった。幼少時は怪談本を目の前に置かれただけで逃げ出すほどの臆病者だったが、今や自主的にオカルトを漁るジャンキー。

内藤 駆 (ないとう・かける)

怪談(実話、創作共に)と夜のランニングが好きな孤独な男。著作に『お道具怪談』『異形連夜 禍つ神』 『恐怖箱 夜泣怪談』『怪恐怖箱 夜行怪談』の他、恐怖箱シリーズに参加多数。

神 薫 (じん・かおる)

静岡県在住の現役の眼科医。『怪談女医 閉鎖病棟奇譚』で単著デビュー。『怨念怪談 葬難』『骸拾い』『静岡怪談』など。共著に「怪談四十九夜」「瞬殺怪談」各シリーズ、『現代怪談 地獄めぐり 業火』など。
女医風呂 物書き女医の日常 https://ameblo.jp/joyblog/

Dr.マキダシ (ドクター・マキダシ)

青森県出身。現役精神科医でありプロのラッパーとしても活動する。鍛え抜かれたステージングの技術と精神科医としての視点を盛り込んだ怪談語りは聴き手の心を強く揺さぶる。共著に文庫『実話怪談 恐の家族』など。

つくね乱蔵 (つくね・らんぞう)

福井県出身。第二回プチぶんPetio賞受賞。公募怪談コンテスト「超‒1/2007年度大会」で才能を見出されデビュー。内臓を素手で掻き回す如き厭な怪談を書かせたら右に出る者はいない。主な著作に『絶厭怪談 深い闇の底から』『つくね乱蔵実話怪談傑作選 厭ノ蔵』『恐怖箱 厭満』『恐怖箱 厭福』『恐怖箱 厭熟』『恐怖箱 厭還』『恐怖箱 厭獄』など。その他主な共著に『山海の怖い話』、「瞬殺怪談」「怪談四十九夜」「怪談五色」「恐怖箱テーマアンソロジー」の各シリーズ、『アドレナリンの夜』三部作、ホラーライトノベルの単著に『僕の手を借りたい。』がある。

戸神重明 (とがみ・しげあき)

単著に「怪談標本箱」シリーズ、『いきもの怪談 呪鳴』『上毛鬼談 群魔』『幽山鬼談』など、共著に『群馬百物語 怨ノ城』『田舎ノ怖イ噂』『恐怖箱 煉獄怪談』『怪 異形夜話』など多数。

鳥飼 誠 (とりがい・まこと)

東京都出身B型。幼い頃より怪談ジャンキーの道を突き進み、現在、福祉施設で機能訓練士を務めるかたわら、愛すべき一人息子を自分がなれなかった怪談エリートにすべく特訓中。もっぱら脊髄反射のみで怪談を蒐集している。『恐怖箱 呪毒』など。

神沼三平太 (かみぬま・さんぺいた)

神奈川県茅ヶ崎市出身。大学や専門学校で非常勤講師として教鞭を取る一方で、全国津々浦々での怪異体験を幅広く蒐集する。主な著書に『怪奇異聞帖 地獄ねぐら』『実話怪談 揺籃蒐』『実話怪談 凄惨蒐』、ご当地怪談の『甲州怪談』『湘南怪談』、三行怪談千話を収録した『千粒怪談 雑穢』など。近著は、若手実力派二人と組んだ『怪談番外地 蠱毒の坩堝』(若本衣織、蛙坂須美/共著)。その他共著に「恐怖箱 百物語」シリーズなどがある。

平山夢明 (ひらやま・ゆめあき)

『「超」怖い話』「怖い話」「顳顬草紙」「鳥肌口碑」「瞬殺怪談」各シリーズ、狂気系では「東京伝説」シリーズ、監修に「FKB饗宴」シリーズなど。ほか初期時代の『「超」怖い話』シリーズから平山執筆分をまとめた「平山夢明恐怖全集」や『怪談遺産』など。

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