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下駄華緒の弔い人奇譚

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怪談最恐戦2019の怪談最恐位、送り人ミュージシャンの下駄華緒が送る連載企画です。火葬場・葬儀屋の赤裸々事情、日常生活では知り得ない葬礼やご遺体の話、はたまた不思議な体験まで、余…
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2020年6月の記事一覧

【第12話】強烈にアツい真夏の火葬場! その過酷さを元職員が激白!【下駄華緒の弔い人奇譚】

【第12話】強烈にアツい真夏の火葬場! その過酷さを元職員が激白!【下駄華緒の弔い人奇譚】

―第12話―

最近では昼の太陽の日差しもそろそろ暖かくなってきたかなぁと思います。肌寒かった日々は終わりを告げ、夏に向かっているのを実感します。

が、火葬場の夏は物凄く大変です。
何が大変かというとその「暑さ」です。もしかすると「熱さ」という表現の方が合っているかもしれません。どれくらいかというと、四季に関係なく常に職員の熱中症には気をつけないといけないほどです。しかも必ずと言っていいほど全国

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【第13話】意外と知らない火葬場の清掃事情を教えます! そして不思議な体験も…【下駄華緒の弔い人奇譚】

【第13話】意外と知らない火葬場の清掃事情を教えます! そして不思議な体験も…【下駄華緒の弔い人奇譚】

―第13話―

掃除はとても大事です。
これはどんな業種でもそうなんだろうと思いますが火葬場も特に大事です。当然、毎日綺麗に掃除する必要があります。
亡くなった大事な人が掃除も出来ていない火葬場で火葬されたら悲しいじゃないですか。だから掃除には力を入れていました。
が、毎回どうしようもない悩みがありました。

それは炉前ホールと言われる、いわゆる広いホールです。遺族さん達が最後に火葬炉に入っていく

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【第14話】街中の雑踏の死体!? 火葬場職員が嗅ぎつけた死の香りと怪異とは…【下駄華緒の弔い人奇譚】

【第14話】街中の雑踏の死体!? 火葬場職員が嗅ぎつけた死の香りと怪異とは…【下駄華緒の弔い人奇譚】

―第14話―

人間の様々な記憶の中でも「におい」がとても強く残りやすいと言う話を聞きました。たしかになるほど、と思うことを火葬場で働いていると感じます。
特に、亡くなってからそれなりの期間が経ったご遺体の腐敗臭……これはもう一生忘れないんだろうなあと思います。

ある日、某所に買い物に出掛けた時です。
その日はいつもよりも暑く、そろそろ夏がやってくるのかな? という気候でした。Tシャツと、ズボン

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【第15話】えっ、遺骨を食べる!? 日本にある驚きの風習と、火葬場で起きた遺骨を巡る哀しい修羅場【下駄華緒の弔い人奇譚】

【第15話】えっ、遺骨を食べる!? 日本にある驚きの風習と、火葬場で起きた遺骨を巡る哀しい修羅場【下駄華緒の弔い人奇譚】

―第15話―

みなさん、人骨って食べたことありますか?

日本国内では一部の地域で「骨噛み」と呼ばれる遺骨を噛む(食べる)風習があるそうです。
本当に葬儀の世界は色んな風習があって、例えば火葬してからお葬式をしたり、四十九日の間に山に向かっておにぎりを投げたり、全国的によくやるのは故人様のお茶碗を割ったり……。
今回はその中でも骨を食べるということについて触れたいと思います。

風習とは関係なく

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【第16話】ネズミだと思いきや… 元職員が明かす、火葬場に潜む恐ろしい怪異【下駄華緒の弔い人奇譚】

【第16話】ネズミだと思いきや… 元職員が明かす、火葬場に潜む恐ろしい怪異【下駄華緒の弔い人奇譚】

―第16話―

どこの火葬場かはここでは言えないんですが、ある火葬場に知る人ぞ知る有名な火葬場職員がいまして、通称「ネズミのおっちゃん」と言われるAさんという方がいました。その人の詳細はこうです。

ある日「職員休憩室にネズミが出た!」とAさんが言いました。
火葬場にネズミが出るというのは勿論好ましくないので職員総出で休憩室を隈なく探します。ですが、どれだけ探してもネズミが見つからないんです。

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