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平成から令和に代わって1年、経済政策はどう決められたか

令和に至るまでの平成の時代に、経済政策はどのように講じられてきたか。平成の最後には、安倍晋三内閣の「アベノミクス」が展開された。

官邸主導で展開されてきた「アベノミクス」も突然生まれたわけではない。

本書では、その源流を小泉内閣期の経済財政諮問会議の議論に辿る。21世紀最初の20年間の日本の経済政策は、財政健全化とデフレ脱却を追求し続けてきたといってよい。

経済財政諮問会議の担当大臣や民間議員を務めた経済学者――伊藤隆敏、岩田一政、大田弘子、竹中平蔵、吉川洋の各先生との対談とともに、経済学に裏付けられた政策の実現がどこまで可能かを分析し、理論と現実のギャップをみる。

ご一読頂ければ幸甚である。


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