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#坐禅
「基本の基」と「基本の気」(924)
よく「基本の基(き)」が大切などと言います。基本のキとも表記されることがありますが、その意味は「ものごとの手始め」ということになります。ものごとの基本をおろそかにすると、ある程度のところで伸び悩むことになってしまうということです。
さて、同様の発音ですが、「基本の気」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。
ここで言う「気」とは、中国の道教や漢方医学での用語の一つであり、「不可視であり、流動的
正しい心を維持するために-その3 (888)
7回シリーズの3回目です。
私たちの行動の多くは、これまでの生活を通して形成された価値基準や、蓄積された知識を参照しながら行われると考えてよいでしょう。この時に注意しなければならないのが、価値基準や蓄積知識が完全に正しい知識・経験によって作られたものではない可能性があるということです。
このことを前提にすると、私たちの行動について少しでも心が乱れるような状況になっているかどうかを、点検すべきだ
何かをすれば、何かが調(ととの)う(883)
坐禅では、「調身、調息、調心」というように、「ととのう」という漢字を整うではなく調うと書きます。整と調の持つ意味が異なるからです。
「整」 乱れたもの、まがったもの、くずれたものを正しくする。
「調」 何かをする(始める)ために必要なもの(状態、条件)を揃える。
[参考] 調という漢字
「周(しゅう)」は長方形の盾の表面全体に美しい彫刻をした様子。
「言」は、言語や
冥想法について考えてみよう(841)
あなたは、「目を閉じて静かに考える冥想法には何があるか」と聞かれたら何と答えるのでしょうか。多くの人は、心の健康法とか身体的エクササイズとしての「ヨーガ(またはヨガ)」と答えるでしょう。ちなみに現在では、ヨーガ体操、パワー・ヨーガ、ホット・ヨーガ、マインドフルネスなどが有名です。
ここで注意しなければならないのが、冥想と瞑想の違いです。
「冥」は、覆われて暗く見えない様子を表し、「奥深いところ」