Shintaro Takayama

【㈱サーバーワークス 室長 CUOS㈱代表取締役】   通信系営業会社(㈱フィーバル…

Shintaro Takayama

【㈱サーバーワークス 室長 CUOS㈱代表取締役】   通信系営業会社(㈱フィーバルリアルストレート)⇒マーケテイングツールの開発・提供企業(㈱ショーケース)⇒AIスタートアップ(コグニロボ㈱)を経て現職。 これまで2度のIPO経験を基に企業の『事業構築』『組織構築』を行う

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AIスタートアップ経営者の育児ワンオペ体験談

先日待望の長男が産まれてきてくれて、我が家は今幸せいっぱいの日々を過ごしております。長男と、そして何より妻に感謝をしています。 出産からしばらくは妻の具合があまり良くない日々が続きました。そんな中、私と長男の二人きりで二日間生活する機会があり、仕事をしながら新生児を育てることの大変さを身に染みて痛感しました。 本日はその時に得た経験を簡単にまとめることで、新生児を持つパパの皆様に、何らかの情報提供や子育ての時に役に立ったアイテムやサービスをご紹介させていただきたいなと思ってお

    • IDFAオプトイン化の影響は広告だけじゃない

      iOS14がリリースされて間もなく1ヶ月が経とうとしており、いよいよ新機種が発表されました。 新OS発表当初には、IDFAのオプトイン化という衝撃的な内容に多くのマーケッターや広告関連事業者がド肝を抜かれましたが、後日その実施は来年に延期されるとの発表があり一旦は落ち着きを取り戻しているかと思います。しかしながら、これは「延期」であり「中止」ではないので、近い将来には必ず行われるであろう対応となります。 では、IDFAのオプトイン化はどんな影響を与えるのでしょうか? I

      • TikTokのAI技術とデータ量がすごい

        ここ最近でビジネス系ニュースの大きなトピックスの一つに、アメリカにおけるTikTokアプリの有り方に関する事案が挙げられます。今日は世間をエンターテイメントの領域でもビジネスの領域でも騒がせているTikTokで使われているAI技術について簡単に話してみたいと思います。 TikTokとは TikTokは中国バイトダンス社が提供するショート動画共有のアプリケーションです。若年層を中心に爆発的な人気を誇っているアプリであり、2018年井はiOSで最もダウンロードされたアプリにもな

        • ARMの売却はAI業界に何をもたらすのか~後編~

          前回に続き、NvidiaによるARM買収がAIの今後にどんな影響を与えるかについて記載したいと思います。 ソフトバンクによる、ARMの次の一手2016年のARM買収を皮切りに、ソフトバンクは未来に向けて素晴らしい一手を打ち続けます。その中でも私が驚いたのは、2018年のARMによるTreasure Dataの買収です。 Treasure Dataは2011年に日本人3人がシリコンバレーで立ち上げたビッグデータを取り扱う企業で、平たく言えばデータの蓄積・分析を手掛ける企業で

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          ARMの売却はAI業界に何をもたらすのか~前編~

          先日、ビックディールのニュースが飛び込んできました。ソフトバンクが2016年に3.3挑戦で買収した英ARMの全株式をNVIDIAに最大4.2兆円で売却するというとのことです。 NVIDIAとソフトバンクグループ株式会社(以下「SBG」)は、NVIDIAがArm Limited(以下 「Arm」)をSBGおよびソフトバンク・ビジョン・ファンド(以下「ソフトバンクグルー プ」)から400億⽶ドルで買収することに最終合意したことをお知らせします。

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          GoToで盛り上がる旅行業界とAI

          コロナウィルスの影響で大打撃を受けている旅行業界に対するカンフル剤であるGO TOキャンペーン。色々な問題はあり、当初の想定通りの効果は未だ産めていませんが、冷え切った旅行需要の喚起という点では有効な手段と思われます。 旅行業界と聞くと、人が介在する仕事ばかりでAIが活用される余地は少なそうな印象を受けますが、実は今後大きく貢献をしていくと考えられています。 旅行業界に起こった2つの変革 近年、旅行業界においては、ビジネスを大きく変革させた変革があります。 ダイナミックプ

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          AI活用の成功は、すごくシンプルな思考にあるという話

          僕は中学高校とサッカー部に所属していました。当時の悩みは、利き足ではない左足でのボール扱いがなかなか上達しないことでした。 そのため左足でシュートが打てるチャンスが来ても、右足に持ち替えてチャンスを潰してしまうことがざらにありました。 周囲からは「左足で打てばよかったのに」と言われても、 「もう少し上達してから」 という返答を繰り返し、気が付けば僕の部活生活において左足でシュートを打った記憶は数えるほどしかありませんでした。 当時の部活で最も大事なことの一つが「シュートを

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          “データのリッチ化”に向かう企業 ~後編~

          AI導入企業検討企業でほぼ毎回議論になる“データのリッチ化”についての話の後編です。 前編はこちら(“データのリッチ化”に向かう企業 ~前編~)からご覧ください。 前編では、AI導入検討をしている企業が自社の保有データを棚卸した際、もっと多くのデータを保有していた方がAIから有益なアプトプットが得られるという議論が立ち上がり、せっかくなので様々なデータを追加で取得したり外部調達することで“データのリッチ化”を図ろうとするという状況についてお話しました。 この手の話はなかな

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          退会者防止の効果を小学5年生で習う算数で検証してみた(初心者向け)

          今年のコロナ禍は多くの事業者にとって様々な転換を迫り、事業者もそれに対応することで再び成長軌道に乗ろうと試行錯誤をしています。     この試行錯誤で近所で起こった代表的なことが飲食店のテイクアウトサービスです。 このテイクアウトサービスは、お店を営業できなかった際の売上創出の手段として実施された例も多いですが、やってみると新規獲得にも一定寄与している点もあるようです。ランチそのものでは大きな利益を生まないが、新規獲得コストとしては十分にメリットがあるというお話をされてる飲

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          データのリッチ化”に向かう企業 ~前編

          「データ分析を行うにあたり使えるデータは多ければ多いほど良い」 これは確かにその通りであり、データをリッチにすることは重要ではあるのですが、AI導入検討をしている企業のいくつかのケースを見ると、“データのリッチ化”を図ることが必ずしもAI活用の成功に結び付いていない例が多々見受けられます。 結論を書くと、この原因はAI活用そのものではなく、AI活用のためのデータをリッチにすることが目的と化してしまうことで起こるものです。そこで本日は、なぜ“データのリッチ化”を図ることが成

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          企業のAI活用は3つのポイントを押さえて成功に導け

          これまでに多くの企業様に訪問し各企業様におけるAI活用の状況をお聞きする中で、各社様それぞれAI導入のステータスや活用度合いも様々ではあるものの、総じて多くのエネルギーを費やしこのAIというテーマに取り組まれていると感じました。 そういった企業様の多くから「まだまだ活用といえる段階にない」や「未だ検討段階の域を出ででいない」などをお声を頂く中、比較的AI導入をスムーズに行い、活用状況も良好とされる企業様も一定数いらっしゃいました。 そういったAI活用がポジティブな状況にある企

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          AI時代にこそ、ビジネスサイド(事業部門)が主役になるという話

          以前、とある有名AIツール主催ののイベントに参加してきましたが、その来場者数の多さにド肝を抜かれました。。。 そのツールの急成長ぶりと、日本企業のAIに関する熱量の高まりを実感できる良い機会でした。 推察するに、来場者さんの一定割合はこのAIツールの導入検討中企業であると思われ、職種で言えばエンジニアやデータ分析などに携わっているような専門職ではなく、営業部門や管理者などのいわゆるビジネスサイドの方々の割合が多かった印象です。 40代以上と思われる年齢層の方々も多く、熱心に

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          AIベンダー比較におけるポイント

          社長、役員をはじめとする偉い人たちから、いきなり「当社でもAIの導入を真剣に検討したいから、君の方で進めてくれないか?」と超高めの剛速球を投げられたことはありますか? 剛速球と言わないまでも、かなりざっくりとしたテーマで丸投げされるケースは、今も昔も一定割合あるようですね。 今日は、会社からの「AIなんとか進めといて」攻撃に合っている皆さん向けに、AIベンダーを正しく選定するために抑えておくべきポイントを書いてみたいと思います。 AIベンダーってどうやって探すの? そもそも

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          能動的なAI活用は、マーケティング部門が主導した方が成功する3つの理由

          現在において、AIというワードが紙面に踊らない日は無いくらい企業の間ではその存在に関心が高まっているが、企業にとってこのAI導入がうまく機能していない例も散見されるのが実情であると思ってます。 自社のビジネスにAIを取り入れうまく機能している企業には、どのような共通点があるのかをまとめてみようと思い記事を書きました。 企業にはAI活用の余地が数多あるが、今回は取り分け売上増加など収益に寄与する用途にフォーカスをしてみたいと思います。 尚、導入・活用の事例が広がっている「省力化

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          コロナ禍とコグニロボと僕

          お疲れ様です。高山です。 コグニロボの皆さんに今伝えたいことがあるのですが、内容が少々長くなるので、前々からやってみたいことの一つであったnoteの初投稿というかたちで実施します。記念すべき第1回ですが、社内向けということもあり期間限定公開となるので忘れず見てくださいね。コグニロボ高山として皆さんにお伝えしたいことをずらーっと書いてます。 リモートワークについてリモートに移行して1週間が経とうとしてますので、少し振り返ってみたいと思います。 結論、リモートは悪くないと感

          コロナ禍とコグニロボと僕