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透明性に慣れませんか?

おはようございます。

マイナンバーカードの健康保険証利用が
延期されました。

当初は、3月末からマイナンバーカードを
健康保険証代わりに使える予定でしたが、
事前のテスト運用でトラブルがあり、
本格運用が延期されたとのことです。

原因は、
医療保険を運用する健康保険組合などが、
誤った方法で加入者情報を入力したためと
発表されています。

コロナ感染者との接触確認アプリCOCOAも
トラブルがありました。

このような失態が続くようでは、
日本社会のデジタル化はおぼつかない
という第一印象を持ちました。

ただ、少し冷静になってみると、
情報システムは、
いきなり完璧なものを目指すのではなく、
β版をまずローンチして、
それから不具合を直していくという手法が
主流だと聞くので、
あまり目くじらを立てることもない
とも思いました。

しかし、それも程度問題だと思うので、
専門家の判断にゆだねたいと思います。

もう一つ思うのは、
全国民を対象とした情報システムを
機能させようとしたら、
国民に対して法的拘束力を持たせないと
無理だと思います。

デジタル化で国際競争力を取り戻すためには、
法的拘束力を持たせるべきだ
とする意見もあります。

その判断をするためには、
どうやって個人情報を守るのか?
どこまで犠牲にしていくのか?
を公明正大に議論しなければなりません。

日本の問題はココにあると思います。

透明性を確保して事実を共有し、
選択肢を評価して、
最終決定すればよいのです。

けれども、日本は透明性を確保するのではなく、
「民は之に由らしむべし、
之を知らしむべからず」
といって、ブラックボックスにして
お上にお任せしてしまう癖があるようです。

お上自身も、任せておきなさい、
上手くやるから、わきまえておきなさい
というスタンスを取りがちです。

しかし、そうしたやり方で
国民の総意をまとめ上げることは
できなくなってきています。

SNSなどで皆が情報に触れることに
慣れつつあるからです。

民主主義は手間がかかりますが、
透明性を確保して、
喧々諤々やる癖をつける時でしょう。

お上に任せるのか?
公明正大に議論するのか?
はっきりさせないと
中途半端で成果が得られないと思います。

私は、
透明性のもとで物事を決める覚悟を
持ちたい。

今日もよろしくお願いします。

安島

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