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現代の若者の経済事情

現代の経済事情は人昔前に比べて多様化しているように思える。

企業が副業を許容することによって複数以上の収入源を持つ人も増えたし、就職せずに最初から仲間内でベンチャービジネスを立ち上げる若者も増えた。

さらに仮想通貨やNISA、投資信託などの影響によって投資をする人も増えた。

選択肢が多い分、それぞれにあった経済体制を形成できることは良いことに思えるが逆をいえば、昔に比べて経済的安定性を保つことが難しくなっていることも事実だ。

特に若い世代は大企業に入って退職まで働いて年金暮らしというひと昔のパターン化したライフスタイルが通用するわけがなく、考えることが山積みである。


私(29歳)は独立して3年目の個人事業主、 妻(31歳)はアルバイト、パート勤めをしながら個人で仕事を受注できるように活動もしている。

お互い、大小あれど3つ以上の収入源を持っており、生活をお互いに折半して生計を立てている。

本来であれば私が全て出したいところもあるが、情けないことに現状の私の収入だけで満足に生活を回せない状態である。
(むしろ妻の方が収入が多い月が多数だ)

もちろん有給も育休もなく、いざという時の保証は生命保険ぐらいだ。

そのような状態だから、子供も作ろうと思ってもいささか不安要素が多すぎるのが現状である。

そんな安定性の欠けた夫婦生活だが我々としては不満はあれど幸福感のある夫婦生活を約3年送っている。


そんなスリリングな生活を送っていて気づいたことがある。

大事なのはお金ではなく、信用、信頼である


結婚前もそうだったが経済的危機は山程あった。

独立して半年で資金が底をついた時も、投資詐欺にあって払えないほどの借金が膨らんだ時も、事業に投資する資金が足りない時も

その度に私を信頼、信用する人達に幾度となく助けってもらった。

妻に、父親に、お義父さんとお義母さんに、お世話になった先生に、同じスクールに通う仲間に、銀行や役所に

幾度となく訪れた経済危機を無事乗り越えられたのは、彼らとの信頼、信用があったからである。


何が言いたいのかと言うと、

自分を信頼してくれる人は絶対に裏切ってはいけないということだ。


常にもてる力を120%発揮し、全力でコミットして守り抜く姿勢を示すことが大事だ。

私は最近、彼らに対していくつか不誠実で約束を守れなかったことがあったが相当に自分を恥じた。

今までのどの人生よりも辛く、後悔に苛まれた時だった。

信頼を失った時がもっとも恐ろしいのだ。


大事なのはお金ではない 

人だ。


この先、どんなに時代が変わろうとその点は揺らがないはずである。


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