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どんなキッチンがいいの?②

昨日は、キッチンの配置という視点から、
壁付のキッチンについてお話ししました。

数十年前は、代表的なキッチンの配置で、
掃除や収納のことを考えたりすると、
意外にもいい配置なんですよ。

そんな内容でしたよね。

壁に向かって調理する、このカタチではなく、
キッチンに立ちながら、リビングやダイニングを
見ることのできる配置。

そう。
対面キッチンですよね。

家族の気配を感じながら調理できる。
すごく魅力的なヴィジョンだなって思います。

ちなみに。
この対面キッチンにもいろいろ変遷というか
ヴァリエーション?があります。

ここ最近の主流ともいえる対面キッチンといえば
こんな感じです。

キッチンの前が、完全にオープンで、
キッチンとダイニングがつながっているというより
ダイニングキッチンにキッチン本体を置いている。
そんな感じですよね。

ここまでオープンなのもすごいんですけど。
壁付キッチンの考え方をベースにして、
対面キッチンにしたといえば、こんな感じ。

対面はしていますが、開口が狭いので、
ダイニングとキッチンのつながりは、
かなり希薄です。

ご想像の通り、キッチンに吊戸を付けたまま
対面にしているからですよね。

実は。
このカタチの対面キッチンって。。
少し前の時代に主流だったこともあって、
古めかしい印象です。

でも。
対面していて、吊戸も使えるんですから。
収納をより多くと思っている方であれば、
もしかするといい選択肢かもしれませんね。

少し話を戻します。
壁付キッチンに比べて対面キッチンはどうか。

家族の気配を感じることができるのは
メリットでした。

それ以外はどうかというと。。
対面する方が、壁付に比べると面積が
大きく必要になります。

壁付の方が、面積効率よく
ダイニングも含めて計画できます。

そして。
ダイニングをキッチンの前に配置すると、
調理した食事を運ぶ動線が長くなりますね。
ぐるりと回りこむ必要がありますから。

さらに。
完全にオープンな対面キッチンの場合、
コンロ周りの床に、油とかが飛ぶ可能性は高いです。
そう。掃除は、壁付に軍配が上がりますね。

対面キッチンのすばらしさはありつつも、
実は、気になることもあったりします。

対面キッチンにしたい!
それも一つなのですが、少し立ち止まって
いろいろ考えてみるとよいかなと思います。

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