設計といっても種類があるんです②
昨日は、家づくりの設計において、
大きく基本設計と実施設計の二つがある。
それぞれ役割が違っているので、
両方の設計がある方がいい。
でも。
基本設計だけで、工事するケースもある。
そこまでお話ししました。
今日はその続きです。
少しフラットな目線になってみますね。
基本設計だけで、家を建ててはいけないのか?
というと、そうでもないかもしれません。
例えば。
規格化された住宅の場合であれば、
以前に同じ建物を建てていて、いろいろわかってて
お客様自体も、それを見て納得している。
そんな状況であれば、「前と同じ」なわけなので、
シンプルな図面だけでも、対外的にも、
お客様的にも、大丈夫な家になりそうです。
それと同じ感じだと、分譲住宅もそうなります。
よくあるケースとして。
6つ並びの分譲住宅があったりすると、
その6つって、色くらいは変えるとしても、
建物の性能上や機能的には、似た感じになることは多い。
もし、そうであれば、一つについて検討がされてれば、
他は右に倣えでいいわけなので。
それに。
分譲住宅の場合は、住まう方が特定されてる
わけではないので、ある一定以上、「標準的」
であれば、問題ないという判断もできそうなので。
それに。
分譲住宅では、合理化、効率化が優先なので、
細かく決めすぎてると、その内容を工事サイドが
丁寧に読み取るような時間が持てないでしょうね。
分譲住宅も、ある程度会社単位で標準化されてるので
簡単な図面があれば、「いつもな感じで」という
やり取りで、家が出来上がると思います。
ここまでお話ししてくると、気になりませんでした?
だったら、注文住宅はどうなの?って。
注文住宅といいながらも、いくつかセレクトするだけ
といった半規格型の場合であれば、同じかも。。
ただ。
細かなところまでしっかりとこだわるのであれば、
詳細な設計があった方がいいですよ。
というか。
詳細な内容がないと。。
工事始まってみたら、想像したのと違うとか、
もっと幅があると思っていたとか。
気になる点が出てくる可能性が高くなります。
なので。
こだわりの注文住宅でしたら、実施設計もする
というプロセスがオススメです。
では。明日以降で、
基本設計と実施設計について、もう少し
詳しくお話ししていきたいと思います。
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