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地震でも安心な家づくりのこと⑤

昨日は、木造の詳細な構造計算が
あまり浸透していない理由になりそうなことを
いくつかお話ししました。

ユーザーの方から見ると、言い訳っぽいのですが、
それを適正だと思っている、つくり手もいます。

もし、構造について気になるようでしたら、
その辺見極めは必要かなと思います。

今日は、その続き。

鉄骨造とか、鉄筋コンクリート造の場合、
構造の検討っていうと、これまで説明してきた
細かな計算を示しています。

もし、鉄骨造や鉄筋コンクリート造であれば、
すごく小さな建物で構造計算が必要なくても
きっと、計算してしまうと思います。

勘で、部材の大きさとか鉄筋量を決めたり
するわけにもいかないですから。

ただ、申請をしないと、第三者のチェックがない
ということになるので、そこが気になるくらいです。

とはいえ、手計算するわけではないので、
よほど、ヒューマンエラーはないでしょうね。

なぜ、そんな話をしたのかというと。。

木造に限ってなのですが、構造の検討をする場合、
いくつか検討方法があるんですよね。

大きくは、3つの方法があります。

すごく簡易な計算から、詳細な計算まで。
3段階になっています。

簡易な計算は、いい加減なのかというと、
一概にはそうでもありません。

国が決めている検討方法の一つだから。
では。
どんな内容なの?って思われたかもしれません。

あまり詳細なお話しすると、わかりにくいので
ものすごく大雑把にお話ししますね。

地震が来た時って、横に揺れますよね。
建物に対して、横に力が掛かります。

柱と梁だけで立っていたら、すぐ倒れますよね。
なので、壁に斜めのつっかえ棒をして、
横方向の力に耐えるようにします。
(その斜め材を、筋交いっていいます)

その斜め材が多ければ多いほど、
なんとなく頑丈そうですよね。

その斜め材がどれくらい必要なのかを
簡単な計算で算出することができて、
その基準を国が決めてるわけです。

家という大きな視点から見れば、
一つの基準にはなりえそうです。

さらにもう一つレベルをあげると。。
壁だけでなく、床のかたさを反映させたり、
基礎とか、床を支える梁なんかについても、
ボヤっと検討していくことになります。

ボヤっという表現をしたのは。。
一つ一つの梁に掛かる力をもとに大きさを
決めたのではなくて。。

国が定めた一覧表をもとにして
大きさとかを決めていく感じです。

これでもずいぶん最初よりはいいですよ。

では。
もっとレベルを上げるとどうなのか??
長くなってしまったので、明日お話しします。

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