Takashi Ikegami

ライター。レコードの山を見ると萌えることに気付きました。カス盤の山でもOK。

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マガジン

  • 令和的演歌/歌謡論

    現行の演歌〜歌謡曲や、演歌の変わり種的作品、ポップス的演歌のレビュー

  • JAPANESE ROCK 80's 名盤選

    79年から93〜94年頃までの日本のロックを盤単位で紹介。 音楽的な側面から検証・紹介していきます。

  • 追悼:筒美京平

    筒美京平さん追悼で、関連する記事を書いていきます。

  • ワンポイント歌謡曲

最近の記事

レコード・コレクターズ 2024年5月号 フュージョン特集 洋楽編

界隈の動向に鋭い人なら、ここしばらくフュージョンが来ていることに気づいていたでしょう。 ということで、レココレでもフュージョン特集です。 でも、心配だったんですよね。 レココレはこの手の特集をやる時、ブームの本質が見えていないことが多い。 正確にいえば、多くのライターさんが書いているので、人それぞれに捉え方が違う。 そんなわけで、今回は特にそうなりそうな気配がしてました。 ナツメロ・フュージョン特集になったら、なぜ今、フュージョンが話題なのかが伝わらない。 シティポップの

    • 「不適切にもほどがある!」は、昭和と令和の違いを描いたドラマではない。

      この論評に頭を捻った。 何も見えていないし、この見出しをつけた編集者も全くわかっていない。 <アップデートに成功した「おっパン」原田泰造の清々しい笑顔>ってサブタイがついてるけど、「ふてほど」の最終回のタイトルは<アップデートしなきゃダメですか?>だ。 もちろん、わかっていて引っ掛けたのだろうが、どっちを<正解>と決めつけること自体が、「ふてほど」が警鐘を鳴らした危険性だったのだとするならば、まさに危険な行為を地でいっていることになる。 「ふてほど」、初回と最後の2話の計3

      • 島津亜矢、改め、アヤ・シマヅの世界デビュー曲「Think」

        島津亜矢、改め、アヤ・シマヅの世界デビュー曲はアリサ・フランクリン「Think」のカヴァー。 映画「ブルース・ブラザーズ」の中で歌うシーンは有名ですね。。 なんとアトランティックからのリリースですよ。 本気度w プロデュースは松尾潔さんとオーサカ=モノレールの中田亮さん。 もう前評判がすごい。 個人的には。 東京にいた頃のバイト仲間に、元コマ劇の社員がいましてですね、その彼曰く、いま演歌でいちばんすごいのは島津亜矢だと。 顔はあまりよくないけど。←と必ずつける。 それが10

        • 清野由美インタビュー

           清野由美のインタビューをお届けする。80年代の前半に3枚のアルバムを残した美人シンガーだが、長らくそれ以降の足取りが掴めなかった。当時からその活動にはよくわからないところが多く、今現在もネットをググっても出てくる情報は少ない。ある意味、幻のシンガーと言ってもいい。  それが、ここしばらくのシティポップ・ブームの中で、その名前が話題になり始め、レコードはなかなかのプレミアム価格で取引されるようになった。中でもHi-Fi SETの曲をカヴァーした「スカイレストラン」のシングル

          ¥300

        レコード・コレクターズ 2024年5月号 フュージョン特集 洋楽編

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          10本
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          88本
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          13本
        • ワンポイント歌謡曲
          42本

        記事

          芦原妃名子さんと「セクシー田中さん」問題、まだ見ぬ本丸は誰なのか

          芦原妃名子さんと「セクシー田中さん」の件。 相変わらず、誰が悪いという感情論が飛び交っていますが、それでもいろいろな内情や、それを元にした分析が出てきていますが、どうも本質的なところに至らない話がほとんどに思えるので、ちょっと整理してみましょう。 ちなみに、誰々が悪い!とかこの人の過去にこんな経歴が!みたいなゴシップ的な話をするつもりはないので、カタい話になるかもしれないので、その点はご了承いただきたいです。 まず最初に、当初僕自身がどう考えていたのかは、FBなどに書いてい

          芦原妃名子さんと「セクシー田中さん」問題、まだ見ぬ本丸は誰なのか

          芦原妃名子と桐島聡の事件に共通するもの

          FBに書いたものをこちらにもまとめておきます。 漫画家・芦原妃名子さんの件はあまりにも痛ましい。 逆に桐島聡の件は、あえて極論を言えば、死んで当然と思っている人も多いのではないか。 では、このどちらも人が亡くなっていて、その背景のすべてが明らかになっているわけではない2つの事件で、なぜこんなにも世論は正反対なのだろうか。 それを分けているものは、実は「主観」だ。 原作の改変そのものは悪ではない まず、芦原さんの件。 個人的には漫画やドラマの世界は疎いので、報道があって初

          芦原妃名子と桐島聡の事件に共通するもの

          コマラジ「Japanese Rock 80's On Radio」2024年1月10日<佐久間正英特集>

          2024年1発目は、佐久間正英さんが2014年1月16日に61歳で亡くなって10年目ということで、佐久間さんの自身の作品とプロデュース作品からチョイス。 佐久間正英といえば、70年代に四人囃子に途中加入し、解散後はPlasticsに参加。アメリカのローカル・シーンでも人気でした。 その頃からプロデュース・ワークも始め、BOOWY、The Street Sliders、UP-BEATなどを担当し、日本の80年代ロックをメジャーなポジションへと導きました。 90年代には、黒夢

          コマラジ「Japanese Rock 80's On Radio」2024年1月10日<佐久間正英特集>

          コマラジ「Japanese Rock 80's On Radio」2023年12月13日<RED ROCKS+バンドやろうぜロックフェス>

          結局、1ヶ月遅れですが・・・。 12月放送分の曲目です。 10月28日と29日に大宮ソニックシティ大ホールで行われたRed Warriors主催の「RED ROCKS」と、8月12日にZepp大阪、8月19日にZepp名古屋、9月2日にZepp羽田で行われた「バンドやろうぜロックフェス」の出演者の曲からセレクトしました。 「RED ROCKS」に出演したのは、GLIM SPANKY、斉藤和義、THE PRIVATES、RED WARRIORS
、ZIGGY、PERSONZ

          コマラジ「Japanese Rock 80's On Radio」2023年12月13日<RED ROCKS+バンドやろうぜロックフェス>

          「上を向いて歩こう」にみる、日本の音楽が海外で売れるために必要なこと

          Facebookに書き散らしたものをまとめてみました。 ここ数年、シティポップが海外でウケているという話など、日本の音楽が海外で受け入れられはじめているように感じることが増えてきました。 アニメの影響で日本語の響きも海外に浸透し始め、日本語の響きそのものが"kawaii"んだという外国の人の話を聞いたこともあります。 TikTokで日本の楽曲で踊る外国人の姿を見ることも増えました。 もはや言葉の壁はないに等しいでしょう。 YOASOBIは本当に海外で売れているのか では

          「上を向いて歩こう」にみる、日本の音楽が海外で売れるために必要なこと

          レコード・コレクターズ 2024年2月号「このピアノを聴け!」特集

          ここんとこ恒例となっている、パート別名曲選の特集に参加しました。参加ライターさんが一人25曲ずつ選んで、その中から編集部が101曲をチョイスしたという特集です。今回はアコピとエレピのみが対象で、シンセは対象外。90年代までの英語圏が対象で、ジャズは対象外でした。 最初、選んでいったらどうしてもストライド・ピアノが多くなってしまい(アイク・ターナーとかレイ・チャールズとか)、図らずも自分の好みを再認識したわけですが、特集としてはそれではイカンので、いろいろ広げて考えてみました

          レコード・コレクターズ 2024年2月号「このピアノを聴け!」特集

          009 八代亜紀『カクテル』(1991年)

          作詩:阿久悠 作曲:川口真 編曲:若草恵 八代亜紀が亡くなった。 昨年の12月30日に急速進行性間質性肺炎で亡くなっていたということだ。 70年代から80年代にかけて、「なみだ恋」「おんな港町」「舟唄」「雨の慕情」ほか、誰もが知っていて、現代まで歌い継がれている大ヒット曲がいくつもある、演歌歌手の代表格の一人。 盟友である五木ひろしと共にシーンの最前線で活躍し、現在の演歌の下地を作ることに貢献した名歌手だ。 とんねるずは87年のヒット曲「迷惑でしょうが…」(作詞:秋元康

          009 八代亜紀『カクテル』(1991年)

          008 林よしこ『アンコール』(2022年)

          作詩:水木れいじ 作曲:吉永真悟 編曲:野々田万照 これは個人的に2022年のベスト・ソングの1つだった名曲だ。 現行の歌謡曲シーンは演歌とセットになっており、普段は演歌を歌っている歌手が選択肢の1つとして歌謡曲を歌うことも珍しくなくなった。 ここでいう歌謡曲とは、80年代的なアイドルソングのようなものではなく、もちろん、シンガー・ソングライターが作ったニューミュージックの流れにあるようなポップスでもない。 職業作家のセンセイが分業制の下でヒットを狙って作った曲のことだ。

          008 林よしこ『アンコール』(2022年)

          007 中西りえ『アイツなんて feat.ユッコ・ミラー』(2022年)

          作詩:北爪葵 作曲:樋口義高 編曲:ユッコ・ミラー このジャケを見た時に衝撃を受けた。 なぜ、ユッコ・ミラーが・・・。 ジャズ・ファンやセッション系の現場、もっと言えば、女子ミュージシャン・ファンにとって、ユッコ・ミラーという存在は説明不要だろう。 ピンク色の髪でバカテクで凄まじいアドリブを吹きまくるサックス・プレイヤー。 ビジュアル面でも、テクニカルな面でも、女性ミュージシャンへの偏見をなくし、新しい在り方を提示したその先駆けの一人でもある超実力派だ。そんなユッコの名前

          007 中西りえ『アイツなんて feat.ユッコ・ミラー』(2022年)

          006 八代亜紀『ミスター・サムシング・ブルー』(1997年)

          作詩:湯川れい子 作曲:長谷川智樹 編曲:長谷川智樹 八代亜紀といえば、今や演歌の代名詞の一人と言っていい大御所だが、同時に、業界内の地位に甘えることなく、演歌というカテゴリーをはみ出して歌唱力で勝負する、いち歌手としての面白さを見せてくれた人でもある。 その代表的作品が、『夜のアルバム』(2012年)や『夜のつづき』(2017年)などの、小西康陽がプロデュースしたジャズ・アルバムだが、僕はこれをあまり評価していない。 なぜなら、八代の歌がリズムに乗れていないからだ。

          006 八代亜紀『ミスター・サムシング・ブルー』(1997年)

          コマラジ「Japanese Rock 80's On Radio」2023年11月8日<櫻井敦司追悼>

          あっちゃんの急逝には愕然としました。 個人的には取材する機会などはなかったのですが(北村さんはやってるみたい)、あっちゃんの人柄を称える人は多いです。 そのビジュアルも含めた存在感は、まさにバンドの顔であったわけですが、自分からはあまり前に出ようとしないというか、強い主張は感じないというところが不思議。 それがBUCK-TICKの謎めいたところでもあったのではないかと思います。 故にソロ作も少ないのですが、BUCK-TICKだけでなく、この番組らしいちょっと変わった選曲にして

          コマラジ「Japanese Rock 80's On Radio」2023年11月8日<櫻井敦司追悼>

          コマラジ「Japanese Rock 80's On Radio」2023年10月11日<KUNIインタビュー>

          今回は2023年10月11日の第31回放送分の曲目紹介です。 なんと、あのKUNIさんにインタビュー。 日本の音楽がまだまだ海外から遠かった80年代にLAで活動し、その人脈から、ビリー・シーン(b、当時はTALAS)、カル・スワン(vo、当時はTITAN〜LION)、フランキー・バネリ(ds、QUIET RIOT)、チャック・ライト(b、QUIET RIOT)など、ものすごいメンバーをバックにデビュー。 いったい誰なんだ!?と大きな話題を呼びました。 帰国後は裏方として日本の

          コマラジ「Japanese Rock 80's On Radio」2023年10月11日<KUNIインタビュー>