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島津亜矢、改め、アヤ・シマヅの世界デビュー曲「Think」

島津亜矢、改め、アヤ・シマヅの世界デビュー曲はアリサ・フランクリン「Think」のカヴァー。
映画「ブルース・ブラザーズ」の中で歌うシーンは有名ですね。。
なんとアトランティックからのリリースですよ。
本気度w
プロデュースは松尾潔さんとオーサカ=モノレールの中田亮さん。
もう前評判がすごい。

個人的には。
東京にいた頃のバイト仲間に、元コマ劇の社員がいましてですね、その彼曰く、いま演歌でいちばんすごいのは島津亜矢だと。
顔はあまりよくないけど。←と必ずつける。
それが10年くらい前の話。

その頃の島津亜矢はカヴァーものの「SINGER」シリーズが軌道に乗ってきて、その中には洋楽も混じってた。
最初はホイットニーやセリーヌ・ディオンだったんですよね。
大っきいバラードで歌唱力を見せつける感じで。
「I WILL ALWAYS LOVE YOU」なんかは一部でけっこう話題になってたし、確かに凄かった。
でも、洋楽カヴァーの多くはバラードで、歌い方にもちょっと気になるところがあった。

あ、やっぱりと思ったのが去年でた「SINGER 8」に入ってたアデルの「ROLLING IN THE DEEP」でした。
これまでの作品も歌唱力は圧倒的だし、本当にうまいなとは思ってたんですが、なんか入り込めないんですよ。
いまいちグッと来ない。
なんでだろ?って思ってたんです。
それが「ROLLING IN THE DEEP」を聴いてわかった。

ノリが前なんですよ。
ソウルってノリが後でしょ。
だから、前は圧倒的な歌唱力ですごい圧なんだけど、後ろがスカスカで軽いんです。
これ、バラードや日本語の曲だとまだいいんです。
でも、リズムナンバーだとそうはいかない。
これが前々から気になっていたところのロジックでした。

ということで、ダンサブルでアッパーな「THINK」を歌うというので、そこが心配だったんです。
で、案の定・・・という感じで。
じゃあなんでこんな選曲を?といえば、そりゃーアトランティックだからでしょう。
リスペクトですよ。

原曲よりテンポを落とし、重く仕上げたバックトラック、特にドラムスにはこんなやり方があるのかーと驚いた。
これもヴォーカルに合わせたアレンジだったんだろうなと。
テンポを落として間を広く取ることで、ヴォーカルのタイム感の弱点をうまく隠している。
演奏はモノレールのメンバー?いつもと音が違う感じだけど・・・。

とにかく、この1曲じゃまだなんともだけど、リズムナンバーやジャンプナンバーは不安材料だな。
どれだけリズムに乗れるか。
しかも「後ろ」で。
アメリカだったら「後ろ」じゃなきゃダメだと思うんですよね。
いまやカントリーですら「後ろ」の曲が多いわけだし。
でも英国だったらいけるかも?

2曲目は「And I Am Telling You I'm Not Going」でお願いしたいな。
ミュージカル「ドリームガールズ」の曲です。
オリジナルはジェニファー・ホリディ。
リメイク版で歌ってるのはジェニファー・ハドスン。

バラードじゃないスローで、歌詞の内容はちょっと演歌っぽいし、後半にいくほどにどんどん感情が昂って爆発するから、テンポ感ズレしても許される感じがするし、島津亜矢の歌い方にも合ってる気がする。
めっちゃハードだけどw

つか、島津亜矢さん、本当はソウルなんかぜんぜん通ってない人でしょ。
ソウルマナーみたいなものを歌から感じないもん。
とは言っても、素材が違うので、一般のリスナーの人からすれば、十分すげえよ!ってレベルだと思います。

辛口でスマソ・・・


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