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タイ以外マガジン

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2021年2月の記事一覧

【カンボジア飯】シェムリアップのムーガタ(?)は豚肉だけじゃなかった

【カンボジア飯】シェムリアップのムーガタ(?)は豚肉だけじゃなかった

 タイではムーガタ、あるいはヌアヤーン・ガウリーと呼ばれる焼肉が、アンコールワット遺跡で有名なカンボジアのシェムリアップにもあった。現地でなんと呼ばれているのかわからない。看板には「カンボジアBBQ」とあったはず。ちなみにラオスにも同じものがあって、こちらはシンダートと呼ばれるらしい。

 タイの場合、ムーガタという名称通り、ムー、すなわち豚肉が中心になる。しかし、シェムリアップのカンボジアBBQ

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【カンボジア飯】プノンペンの焼肉はさっぱりしているのかくどいのかわからなかった

【カンボジア飯】プノンペンの焼肉はさっぱりしているのかくどいのかわからなかった

 ベトナムの焼肉に関する記事を連続投稿していたら、ふとカンボジアでも焼肉を食べていたことを思い出した。首都プノンペンでの話だ。トゥクトゥクの運転手らと一緒に行った、テント張りの飲み屋で出てきたのがカンボジア式の焼肉だった。

 ベトナム語なら声調記号だとか発音はともかくとして、アルファベットの部分は読める。クメール語(カンボジア語)は一見タイ語に似ていそうで、たまに共通している感じの文字はあるもの

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カンボジアでマシンガンを撃つ

カンボジアでマシンガンを撃つ

 日本で本物の銃器を手にするなんてまずないでしょう。見るだけなら警察官の腰にあるが、一般人が手にすることはまずない。タイは実は銃社会で、アメリカのように一般人も拳銃くらいなら買おうと思えば購入ができる(誰でも自由に買えるわけではない)。また、バンコク郊外には射撃場もあって、一般人が警察の射撃訓練場で銃を撃つことだって可能だ。

 聞いた話ではグアムなどにある射撃場は、観光客向けに火薬を少し減らして

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震度4は34年ぶりだった

震度4は34年ぶりだった

 日本滞在はいつも実家にいる。毎年出版社営業で日本滞在すると、だいたい1回くらいは地震を体験する。といっても、いつも震度1とかそんなもので。今回の滞在でもすでに2回くらい揺れを感じた。そして、昨晩、ガツンと揺れたわけだけど、ニュースによれば震度4だったみたい。2011年の東日本大震災は当然タイにいたし、地震のほぼない国に20年近くもいるおかげで、昨日の地震はホント怖かった。たぶん、実家で飼っている

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シェムリで食べたフィッシュ&チップスがひどかった

シェムリで食べたフィッシュ&チップスがひどかった

 海外取材旅行(要するにタイ国外の中長期取材)では、基本的には乗り物を使わずにできる限り歩く。そして、可能な限り現地の料理を食べる。それが現地を知る手段のひとつだと思っている。しかし、2週間くらいずっと歩き続けることになるので、結構疲れてくる。ストレスとか緊張もあるので、精神的にも疲れる。外国まで来てネタを得られなかったら大損なので、やり直しができ、かつ言葉もできるタイとは勝手が違う。だからという

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タイのような外見的煌びやかさがないから逆に内面的な煌びやかさのある日本の社寺

タイのような外見的煌びやかさがないから逆に内面的な煌びやかさのある日本の社寺

 現在日本滞在中のため、無理やりタイトルに「タイ」を混ぜ、エピソードにもタイの話を盛り込みつつ記事を更新している。無理やりではあるけれども、書きながら感じるのは、タイも日本もそれぞれ20年ずつくらい住んでみて体感的にわかってきたことがある。住んでいると見えなくなるものがあって、遠くにいるからこそ見えてくるものもあるということだ。

 タイの寺社はだいたい金色とか黄色をベースにした色合いが多い。ちょ

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タイでは見たことがない県境を跨ぐ神社

タイでは見たことがない県境を跨ぐ神社

 タイは寺院(ワット)がほとんどで、神社のようなサーン・ジャオは数が少なく、あっても規模が大きくない気がする。街中の祠を含めれば無数にあるけれども、結局、日本のように神仏分離されていないことからか仏教とアニミズムが習合したまま、仏教が強く発達したのかなと思う。

 タイも仏教は中央に管理するような組織がある。だから、自由に寺院を建設はできず、許可や根回しが必要らしい。勝手に宗派を造ることもできない

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鎌倉に似たエリアってタイにはない気がする

鎌倉に似たエリアってタイにはない気がする

 先日、鎌倉に行ってきた。タイでたとえるとどのエリアになるだろう。海辺で、古都で、人気の観光地で。ベトナムならホイアンが感じとしては似ているのかなと思う。タイはアユタヤ、あるいはチェンマイのような気もするが、なんかしっくりこない。

 日本滞在中に鎌倉には行きたいと、数年前から思っていた。というのは、数年前に日本からタイへの帰国便で映画「海街diary」を観たからだ。なんの情報もなく、綾瀬はるかと

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バンコクは廃線したが東京の路面電車は健在

バンコクは廃線したが東京の路面電車は健在

 シリーズの中で何冊か本を出さてもらっている彩図社が都電の沿線にあるので、ここ数年、しばしば目にはしているけれども、いつも思うのが「きれいになったな」というか。ボクが子どものころは確か黄色の車体で、紺色のラインが数本、横に走っていたような。

 あと、かつてはチンチン電車って呼んでいたような。動き出すときにチンチンとベルがなるからだったはず。これは新しい車両も同じ仕様らしく。今の子どもたちもチンチ

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タイには少ない透明な池を観たい!「出流原弁天池」

タイには少ない透明な池を観たい!「出流原弁天池」

 日本にあってタイにないもののひとつに清水がある。透明度の高い澄んだ水が流れる川や池、湖だ。実際にはなくはないのだけれども、タイの場合、その存在はかなり数が限られている。その点、日本はたくさんある。ここは日本が誇れる事実だと思う。東京からもちょっと郊外に行けば、いくらでも清水を拝むことができる。

 今回の日本滞在でどこかいいところがないかなと探していたところ、「出流原弁天池」があると聞いた。「い

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