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鼻呼吸はなぜ良いのか?


こんにちは

今回は鼻呼吸はなぜ良いのか?について説明していきます。

近年特に、口呼吸だけでなく、鼻呼吸をしましょうという

指導が多くなってきています。

呼吸補助筋の活動を抑え、胸郭などの動きの低下を予防することや

適切に体幹のインナーに刺激が入り、安定するなど

多くのメリットがあります。


しかし、鼻呼吸でのメリットはこれだけではありません。

今回はもっと細かく鼻呼吸に注目していきたいと思います。

スポーツ選手だけでなく、一般の方の日常生活においても

有益な情報になっていると思いますのでぜひご覧ください。


鼻呼吸ではカラダの中で起こる変化が重要です!!


今回は3つお伝えしていきます。

まず一つは、

適切な状態で空気を送り込むことです。

どういうことか?

鼻から送り込まれた空気は、

鼻腔を通る中で、適切な温度(36℃前後)と湿度(約90%)を与えられます。

この変化が起こることで肺から酸素が血管へ取り込まれやすくなります。

対して口呼吸では、冷たく乾いた空気が肺に送り込まれてしまうため、

例えば朝起きた時に口が渇いてしまったり、せき込んでしまったりといった

症状が出てきます。


2つ目は鼻呼吸が出来なくなることで、

一酸化窒素が供給されなくなることです!!

この一酸化窒素とはカラダの中で非常な重要な役割を持ちます!!


その役割の一つは抗菌、抗ウイルス作用や高血圧予防など

健康に必要な作用をすることです。

口呼吸では一酸化窒素を取り入れることはできず、鼻呼吸のみの利点になります。

もう一つは、血管拡張作用です。

一酸化窒素は細胞内の酵素を活性化し、そこで新たな情報伝達物質を生み出し、血管平滑筋を緩めることで血管が拡張します。

結果的に血流がアップしていきます!!


3つ目は

運動へのメリットがあることです

運動へのメリットとしては

・心拍数が下がること

・酸素が全身にいきわたること

です!!


口呼吸では、楽に酸素を取り込める反面

必要以上に二酸化炭素を外に排出してしまいます。

血液中の二酸化炭素濃度が低下し、そのことで各臓器に酸素を補給するための動脈が収縮して細くなってしまいます。

その結果末梢の循環が悪くなり、全身に酸素がいきわたらなくなります。

さらに、そうなってしまうと筋肉が動きにくくなり硬直した状態になってしまい、本来のパフォーマンスを発揮することが難しくなります。



以上述べてきたことは、スポーツでのパフォーマンスはもちろん、

日常生活へのコンディションにも大きく影響することばかりです。

本来のパフォーマンスを発揮するためにも、不調をなくしていくためにも

今から鼻呼吸を実践していきましょう!!


*呼吸について参考にしている書籍


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