見出し画像

乃木坂46の寺田蘭世さんの芸能界引退には、 「引き際の美学」がある 〜最高の会社の辞め方・人間関係の断捨離の教科書〜

「いつが会社の辞め時?」「このひととの関係をそろそろ見直すべき?」の渦中にいるあなたに。きっと乃木坂46の寺田蘭世さんの芸能界引退の言葉は「悔いのない終わり方」の先生になってくれます。

◆「最高の辞め方・終わり方」には先生がいる

「辞め方や終わり方」には正解がなくて悩みます。「ひとそれぞれ」だし「私次第」とはわかりつつも、答えがあるならすがりたくなる悩みです。
具体的には退職などの「仕事の辞め時」、離婚や別れなどの「人間関係の断捨離の時」です。最後にはどう人生を終えるかの「死の時」が待っています。

その中で「辞め方や終わり方の先生」を見つけました。乃木坂46の寺田蘭世(てらだらんぜ)さんです。芸能界の引退を発表されました。約9年間の芸能活動に終わりを告げたようです。

ブログからは、寺田さんが「悔いなく辞めている」さっぱりした印象を受けます。その理由を考えて、「辞めようか」「終わらせようか」の変化の渦中にいるひとが「これでいいんだ」とすっきりした意思決定をする手がかりを抽出します。

◆捧げ切ったから辞められる

「中学2年生で乃木坂46のオーディションを受け乃木坂46に出逢ってから約9年」が経つ寺田さんは「やり切ったから悔いなく幕を引ける」と教えてくださいます。

こんなに若くしてアイドルと向き合ってきた私は
おそらく自分自身でもアイドルとしての
私しかまだ知りません。
多感な時期も全て乃木坂46に捧げてきた
自信があるからこそ今回この決断をしました。

寺田さんは「多感な時期も全て乃木坂46に捧げてきた
自信があるからこそ今回この決断をしました。」と綴っています。「捧げてきた自信」が「芸能界の引退」という大きな決断に踏み切れたようです。

「ここまで捧げてきた=できることはやり切った」自分の感覚が、最高の辞め時や終わり時を告げてくれるのでしょう。

この「捧げ切った感覚」は、私たちも持つことができます。退職で考えれば「この会社で、この仕事でやれることはやり切った」です。人間関係であれば「歩み寄れることはすべてやり切った」です。

雑巾絞りで例えるのもあれですが、「最後の一滴まで絞り切ったか」です。

◆「休もうか」は「辞めようか・終わらせようか」のサイン

では、「捧げ切った」かどうかはどう判断すればいいのでしょうか?それも寺田さんの言葉から考えられます。

中学生の頃から毎日毎日休みなく今日この日まで
乃木坂46というものに向き合って
正解のない道をがむしゃらに歩んできました。
少しばかり自分に夏休みをあげようかなと。

きっと「捧げ切った」「やれることはすべてやり切った」と思ったひとは、「この辺りで一回休もうか」と思えるのでしょう。寺田さんの言葉をお借りすれば「人生の夏休み」です。

ストイックなひとであればあるほど、自分を追い込んだり自責の念が強いひとほど、辞めること・終わらせることに悩みます。そんなひとも「そろそろ休もうか」が、自分の奥底から小さな声であっても聞こえてきたら「辞めること・終わらせること」を考えてもいいのでしょう。

「休もうか」は「辞めようか・終わらせようか」のサインです。

◆「いつ辞めようか」は独りで悩まなくていい

何かを始めるときには何かを終わらせることもセットです。始めるだけなら明るい未来を想像できていいのですが、手放すことを考えると「もったいないんじゃないか」「いまのままでいいんじゃないか」と悩みます。「会社を辞めるベストタイミングは?」や「もう別れた方がいいんじゃないか?」はぐるぐる考え続けてしまう悩みです。しかも誰も答えを知らない悩みです。

答えは教えてくれないですが、去っていくひとが「辞め方や終わり方の先生」になってくれます。アイドルやミュージシャン、スポーツ選手は「辞め方や終わり方の最高の先生」になってくれます。

もちろんそのひとのすべてを知ることはできません。でも、「推し続ける」ことで何年もそのひとの軌跡を追いかけることができます。寺田さんのファンであれば、最長9年間の寺田さんの活動から「こういう考え方の紆余曲折があって、今回の決断に至ったのか」を想像することができます。私も十数年追いかけているミュージシャンがいて、「どんな幕引きをするのか」と目を背けたいようで最大の関心事になっています。

寺田さんから「引き際の美学」を教えていただきました。

「退職学™️」・佐野創太

〜CM入りますよ〜
フォローとご感想、いつもありがとうございます♪大きな楽しみです。

●最新ニュース
2021年1月に出版を予定しています。テーマは【「会社辞めたい」のループを抜け出して、仕事も生活も楽しくなる技術】です。またお知らせします。

●jin-jour(ジンジュール)に寄稿しました
※jin-jour(ジンジュール):人事・労務の専門情報誌『労政時報』(東証1部上場企業の大半が購読)を編集する労務行政研究所が運営する「ヒト×カイシャ=元気」を育てるWebマガジン

>「会社辞めたい」社員の本音とは何か? ケアできている企業は「従業員ジャーニー」をつくっている

●アベプラ(Abema Prime)に出演しました

●プロフィールとメディア出演

個別の「最高の会社の辞め方」セッションはこちらで受け付けております。

5人以上の参加者で、オンラインでの「退職学™️」・「最高の会社の辞め方」勉強会を実施しています。お気軽にお問い合わせください👋

土曜日の朝6時からお話しすることもあります💤


ご覧いただきありがとうございます。また気軽に遊びに来ていただき、時には声を聴かせていただけると嬉しいです。 いただいたサポートは、「最高の会社の辞め方」プロジェクトの研究費用に使わせていただきます。 円満退職をアップデートし、退職をデザインする文化をつくります。