マガジンのカバー画像

雑文

14
他のマガジンに含まれない所感等
運営しているクリエイター

2023年1月の記事一覧

屋内の水

屋内の水

生物の根源は水から…とは言いますが、だからでしょうか、私も水を見るのが大好きです。
降り続ける雨が鬱陶しかったり、夜の海に底知れぬ畏怖の念を抱いたり、時と場合によってはマイナスになることもありますが、基本的にはファンタジーRPGのように、水には癒しのイメージを持っています。

特に好きなのは屋内を流れる人工の川だったり滝だったり泉で、屋外にあるべき環境を屋内に再現しているというところに惹かれます。

もっとみる
モノになったように

モノになったように

世の中には閉所恐怖症の方もいらっしゃる一方、狭いところが好きな方もいるものです。
私も狭いところは好きな類の人間で、昔はドラえもんのように押入に寝てみたいと思っていましたし(家の押入には色々と物が詰め込まれていて実現しませんでしたが)、ショーウィンドウに飾られている人形を見るとここで生活してみるのも面白そうだなと今でも思うものですが、カプセルホテルに泊まったのも楽しい思い出として残っています。

もっとみる
残らない思い出たち

残らない思い出たち

多くの人々がインターネットを使うようになり、デジタルタトゥーという言葉が浸透しつつある今日ですが、まだまだインターネットは不完全なもので、人々の記憶に勝る記録媒体はないのではないでしょうか。
写真は2015年に閉館した横浜・新高島にあったGENTOという施設の109シネマズ入口です。
あまり映画を見ない私ですが、ここは個人的に利便性の高い場所にあり、また時間を選べばかなり快適に鑑賞できるため、何回

もっとみる
20年超の初めて

20年超の初めて

大学生だった4年間を除き私はずっと神奈川県在住なのですが、崎陽軒さんのシウマイ弁当はCMこそ見たことがあれど社会人になるまで食べたことがありませんでした。
県内の主要駅ではだいたいお店がありますが、個人的には「他県へのお土産」とか「他県の人が買う名物」という印象をなぜか持っており、近くて遠い存在でした。

その分、社会人になり、初めて食べたときの衝撃と言ったら凄まじいものでした。
シウマイはもちろ

もっとみる
素敵なオブジェに憧れて

素敵なオブジェに憧れて

写真はどこかで撮った砂時計です。
携帯電話やスマホの登場で駅の時計が撤去され、腕時計すら必要ないといった議論がなされたりするのですが、そういった中で砂時計は言ってみれば正に無駄の極みだと思います。
正確に時間を測りたいなら、それこそスマホで事足りてしまいますから。

ただ、レコード盤やインスタントカメラが少し復権したように、こういったアナログな無駄を取り入れることはそのまま心の余裕に繋がるのではと

もっとみる
2003年の話

2003年の話

2023年になり、2003年とはつまりちょうど20年前になるわけですが、私のスマホにはその頃からの画像が残っています。
私の人生2台目の携帯電話、auのA5402S(ソニーエリクソン)には34万画素の回転式カメラが内蔵されており、これはQVGAのディスプレイと並んで個人的に衝撃を受けた装備でした。
あまり昔話をしても仕方ないのですが、日頃持ち歩く小さな端末にいつでも記録を残せるカメラが付いていると

もっとみる