どっ!!

ばかもん

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冬の寒い帰り道には、たこ焼きの雨が降る

雨の日 バスまでまだ時間がある 何を食べようか、、 そばでも、中華でも牛丼でもない たこ焼きだ これほどしっくり来る決断をあと何回出来るだろうか。 そんなバカなこと考えながら、銀だこに向かう。 すると志を同じくした同志が銀だこに列をなしていた。 列の長さに共感と多少の鬱陶しさを覚える。 皆んなが並ぶ理由は雨だけでなく、感謝セールで割引になっているようだ。 こんな時、自分は割引き対象外のものを選ぶクセがある。 こちら割引き対象外ですが、よろしいですか?に対して岸辺露伴

    • 波打ち際の貝殻

      今君が何となく楽しいからこそ思う そこにいないのが悔しいと悔しいと悔しいと 体の内側から外側に向けてのボディブローが連動する 波が来た時に それは良いものであれ、悪いものであれ 注意をそれに奪われる 波が引けば、良くも悪くも気にしなくなっていた 砂浜の小さな貝殻の輪郭が、水と砂がラッシュ時のように海原に帰宅する中 浮かび上がる その小さくも確実な事実は スケールが大きいものとは違い、想像を膨らませる余地を生み 思い入れという鎖に君を縛る 君の貝殻の中身は 流れてくる

      • 上京日記

        あの時ちらほら観てた聞いてた、上京物語が自分ごとになった。 この期待を込めた気持ちとそれを裏返した不安は、確かに何かの表現に昇華したくなるものだ。 考えすぎて、情報を集めすぎる人間の武器はそれを言い尽くすため表現に逃げることが出来ることだとも最近では思う。 その身に余る情報をどうすれば、自分から解放することが出来るのか。表現するとしてどうすればその感情に近くなるのか考える。 上手く言い表せなくて苦しいが、言い表す手段を無くせばさらに苦しむことが分かっているからこその選

        • かたつむりータコ

          意図的な遠回りをするには、目的地の場所は既に知っておく必要がある。 目的地の場所を知らずに無意識の内にしてしまった遠回りは 目的地までの最短の順路になるから。 意図的な遠回りは楽しい。 余裕があって能動的だから、 意図してしない遠回りは苦しい。 見通しが立たなくて不安だから、 楽しい遠回りがしたいんだって その状態はたまにあるけど、まだまだデフォルトには出来ない。 意図してない遠回りも楽しめたらいいんだけどね まだ「苦しい」が余裕で勝者ヅラしてる 多分それは 己の

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        冬の寒い帰り道には、たこ焼きの雨が降る

          ホリサゲる

          「君は何者なん?」 そんな目線、そんな意図の質問を最近よく向けられる 人生のステージ上しょうがないことだが それっぽく良い感じにパッケージして返す これを求めてるんじゃない?この方向性はどうよ? そのゲーム性は正直好きだ ”ポイントだけ抑えてあとは遊ぶ” このくらいの胆力で人生もずっと行けたらとは思うことも多い しかしまだ不器用だ 自分の使いたい武器や持っている道具を使いこなせるレベルに達していない 小学生の時に ポケモンを始め、いきなり友達にスイクンをもらい最強に

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          飼い猫の探究心

          道を歩く途中で、目線の上に動く影を感じた。 屋根の上に首輪を付けた猫、「飼い猫」だ。 家の中に飼われていて、2階の窓から外に出たのだろう。 家の周囲を観察し、徘徊している。家の前の道で不審者がカメラを向けているのも興味深そうにじっくり観察していた。 元々猫は野生の生き物だ。 当たり前のことだが、そうやって生きてきた。 しかし、現在は二足歩行で餌を自分に運んでくる動物に建物内に軟禁状態にある。たまに逃げ出すこともあるが 快適さの奴隷 何もしなくていい、なら何もしない 歩

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          好きな子にフラれ、卒論に追われ、レッチリの良さを知る

          もうだめだろ。これぇ。。 そんな言葉が出てくるように辛さが畳みかけが来る時期が、短い人生の中でも何回かある。 今がまさにそれだ。 大好きなじいちゃんが亡くなり、寒さに1人で耐え始めた12月初旬。 大学の卒業論文の提出期限が早まったのはその頃だ。 「嘘やと言うてくれ」 ゼミの教授がゼミの授業をサボりまくった今年 ロクな面談もせずにここまで来た。 同じ大学の他のゼミでは毎週一回は必ずゼミが、忙しければ週2日以上それに時間を取られると聞いた。それはもはやゼミの差ではなく文

          好きな子にフラれ、卒論に追われ、レッチリの良さを知る

          若い頃なんて2度と戻ってくるか

          「若い頃は楽しかったな〜」と 遊び終わったような元ヤンチャなおじさん、おばさんは言う。 こういう人たちの楽しかった記憶というのは大体似通っている。 大体男女グループで夜の街に繰り出してクラブに行って踊ったり、夏に海に行ってはしゃいだり、女遊び男遊びしたりとか、、、 これは若い時にに楽しめることなんて範囲が限られているし、若い頃が楽しいなんて言う人の感性は皆似たようなものだからだと思う。 僕にとって人生で一番楽しい時期は この若く可能性に溢れた今”ではない”と知っている。そ

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          ゴジラ - 1.0を観て「最悪だった」という人とは親友になれる

          観てきた 今日新しいゴジラの映画を観てきた。 3歳の時に憧れてから、ゴジラはどこか自分のヒーローのような感覚がある。突然やってきてゴジラの都合で街や日常全てをぶっ壊していく、その圧倒的な存在感と、それに対して恐れ逃げ惑うことしか出来ない人々というくっきりとしたコントラストが気持ち良いのだ。 今回の映画を観て良かったところは脚本”以外”の全てである。 役者の人の演技も、VFXを使った映像美も小道具から細部に至るまで実に凄かったし、感動した。 じゃあ一体何が最悪なのかそれ以

          ゴジラ - 1.0を観て「最悪だった」という人とは親友になれる

          何となく記事漁ってたら、自分のキモいとこ見つけた

          自分のキモい所「差別意識が根底にある優しい人」 自分これだと思う。  はっきりとした自覚はないし、特段意図して差別や何かをしている気もない。 だけどこの記事のこの言葉を見て、心臓に鉛玉を喰らった。恐らく図星の合図だろう。 差別とは何だ。何となく調べると 出てくるのは、”人種差別、ジェンダー差別、障害者差別、子供の差別、高齢者差別、部落差別”など。 どれも聞き馴染みのある、意識の高い高校生や大学生が口を並べて喜んで囃し立ててそうな議題だ。(まあこれも酷いけど) けどこんな

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          興味がねえなら何しに来たんだ。消えてくれ。

          前の続き、、、 好きな曲の一節にこういったものがある。 ”Lack of interest? Why’d you visit? Hit the road, yeah. I’m kinda twisted, so keep your distance, be a ghost” ”興味がないって? じゃあ何しに来たんだ。さっさと出てけよ。 ほら、ひねくれ者は苦手だろ?だったら早く消えてくれ”  NFはアメリカミシガン州出身のラッパーである。 幼い頃から複雑な家庭環境で育ち、

          興味がねえなら何しに来たんだ。消えてくれ。

          Rapがあんま好きじゃない話

          僕は割と普段から洋楽を聞く。 主にビルボードに乗る人気な曲で、ニッチなのは聞かない。ミーハーの範疇だと自分でも自覚している。 中でも人気を博しているのがRapである。 人気ラッパーがアルバムを出せばアルバムごと上位に食い込む。 しかしそのほとんどが好きじゃない。というか気に入らない。 気だるそうなメロディーと ソファに寝そべってスマホ見ながら歌ってんのかと疑いたくなるようなやる気のない声ばかりだからである。正直舐めてんのかと言いたくなる。 そういう曲は1秒で分かるから音

          Rapがあんま好きじゃない話

          麺しばいた

          先日麺をしばいた。 ”ここは美味い”と勧めてくれた人と一緒に行った 麺で勝負しているところらしい。大阪でもかなりの有名店で多くの人が並んでいた。つけ麺も人気らしいが卵と麺だけの「桐玉」と言うメニューを頼んだ。 メニューとしてかなり攻めている。 普通はもっと具を盛るだろ。 舐めてるなってなったけど、素材の味で黙らせてきた。美味い。 こういう人いるよなぁって 派手さはないけど、職人ぽい感じの人 とてもずるい 自分にはないからこそ眩しい 物珍しい具材と突飛なスープで演出し

          麺しばいた

          焼き芋が食べたい

          この前、バイトに向かうため歩いていた。もう歩き慣れて見たくないほど見慣れた道だ。”停滞とは死である”そんな言葉を時々どこかで聞く。それが本当ならこの道を歩きすぎている自分は5回くらい死んでるんじゃないかと思う。 そんな死の道を無表情で歩いている最中、天国のようないい匂いが僕の鼻をかすめた。 おそらく今さっき通った黄色の軽トラからである。まず色がおかしいが問題はそこじゃない。軽トラは少し先の駐車場で留まり、ドライバーが降りて駐車場前のカフェの店主らしき人と話をし始めた。 「

          焼き芋が食べたい