Takashi @元ボンボン

とある片田舎の物流会社の実質的経営者。元々年商数十億の会社の金持ちの家に生まれ、気付け…

Takashi @元ボンボン

とある片田舎の物流会社の実質的経営者。元々年商数十億の会社の金持ちの家に生まれ、気付けば無意味なプライドをまとい、肩書だけは偉いさんになり、中身空っぽの僕は、素晴らしい人材と運よく知り合えるという能力を武器に、倒産をギリギリ回避してV字回復を狙う、元ボンボンの波乱万丈人生

最近の記事

元ボンボンの地団駄vol30

2017年1月5日 仕事始め いきなりギラギラ社長から連絡が入った。 「あのさ、この前一緒にゴルフ行ったXXX社長覚えてる?その会社が今の倉庫から出たいみたいで、いける?」 お!これがギアを上げるという事か!!僕は元気よく、 「はい!ちなみに何坪ぐらいのスペースが必要ですか?」 「250坪~300坪ぐらいかな。」 えええええええええええええええええええええ。そんなレベル!!!!!無いやん。無理やん。そんな空きスペースうちの会社に無いやん。。。でも、元気よく「はい!

    • 元ボンボンの地団駄vol29

      東京から戻った次の日、僕はまたまた不思議な人と出会う。もしかしたら、神頼みを聞いてもらったのかもしれないと思うような出会いだ。 僕はその日弟が経営するスポーツショップに行った。特に大した用事があったわけでは無く、近くを寄ったから、、、的な感じである。 お店に入ると、弟がいきなり、 丁度良かった!紹介したい人がいる。と。 事務スペースに入ると、一人の女性が座っていた。会った瞬間、少し不思議な感覚に襲われた。それが何なのかは分からないが、とにかく、不思議な気持ちになった。

      • 元ボンボンの地団駄vol28

        2016年2月 僕は関空発羽田行きの始発便で東京に飛んだ その日僕は、アメリカ留学時代の先輩とモーニングを食べていた。。。素人サッカーチームで異彩を放っていた茶髪でくねくねした優しいホストみたいな先輩だ(vol11参照)。その先輩とは、お互いが日本に帰国してから、僕をサッカーチームに勧誘したお調子者のシゲさんの結婚式で再会し、お互いが社長という立場で僕は事ある毎に色々な相談をするという間柄になっていた。その先輩はアパレルや化粧品、モデル事務所など様々な事業を手掛ける、正真

        • 元ボンボンの地団駄vol27

          ある日、良く出来る営業マンGTOから電話が来た。(ここ何回か、この文章での始まり多いですね。。。) 彼からの電話の内容はこうだ。 「マーシーが転職を考えている」 僕はかなり焦った。でも、まだマーシーからそういう報告を受けた訳ではない。でも、GTOの話だと、おそらく本気だと。 さあ、困った。。。これが本当であれば、物流業におもっきり舵を切ったうちの会社にとっては大きなダメージになるし、マーシーの後を誰が引き継ぐのか。。。その日、僕は寝れなかった。。。 次の日、マーシー

        元ボンボンの地団駄vol30

          元ボンボンの地団駄vol26

          2012年のある日、僕は良く出来る営業マンGTOから某カフェに呼び出される。 その当時、色々なイベントを開催しているメンバーの一人に物流倉庫を経営しているメンバーがいた。その会社はメンバーの父が社長をしていたが、現場を取り仕切っていたのはメンバーの、自分の事を俳優の伊原剛志に似ていると思い込んでいる勘違いボンボンのマーシー。 GTOとマーシーは高校の同級生。 GTOに呼び出されたカフェに行くと、GTOがまあまあ神妙な顔つきで座っている。 どした? あのね、、、と話出

          元ボンボンの地団駄vol26

          元ボンボンの地団駄vol25

          2012年、これまで色々な企画やイベントをしてきたバカボンが、これまでとは少し違うプロジェクトを立ち上げる事になる。 バカボンが生まれ育った町は野球のブローブ製造の町として、その名を全国に轟かせている、、、訳ではないのですが、、、知る人ぞ知るグローブ産業の町で、近所にはいくつかのグローブ工場があり、僕の同級生や後輩が将来の担い手としてグローブを製造していた。僕はその頃、町の商工会の青年部というバカボンが集う経済団体に入っていた(笑)。その中には勿論、グローブの製造を生業にし

          元ボンボンの地団駄vol25

          元ボンボンの地団駄vol24

          少し間が空いてしまいました。そう、僕はまだまだ毎日必死のパッチ真っ最中の為、、、日々、様々な壁に直面しているので、、、こんな事もありますので、ご了承下さい。おそらく、ここ数日間の僕の動きはまたこのnoteにも書く事にあるであろう、濃い日々を過ごしておりました。 では、 vol23の続きにまいりましょう! 東京に到着した僕は、マネージャーと合流し、その金融機関に出向いた。 その時点でまだ僕の怒りは収まっていない。 上役と担当者が待ち構えていた。担当者は気が小さそうな細

          元ボンボンの地団駄vol24

          元ボンボンの地団駄vol23

          この辺で少し時間の整理をして、再スタートを切りたいと思う。 2010年 僕は2つの会社の代表、父が経営する会社の資本関係は無いグループ会社となっていた。その時点でグループ企業6社になっていた。 私生活では2009年に長女が誕生し、バカボンなりに一生懸命に働いていたのである。しかし、この2010年ぐらいを境に僕の人生の歯車が狂いだすのである。 この時、僕は頻繁に東京へ出張する。 東京にある会社自体はそれまでの営業所長が切り盛りしていたが、流石に銀行との話に関しては僕が対

          元ボンボンの地団駄vol23

          元ボンボンの地団駄vol22

          少し、時間が前後するが、僕の人生を語る上でやはり外せない事。 結婚 について書こうと思う。 妻と出会ったのは僕が28才の時。彼女は22才。その時僕はバカボンとは言え、会社を2つ経営していた。彼女と知り合ったきっかけは友人の紹介。タイに一緒に行った天パーの友人の紹介。 ある日、彼に紹介したい子がいると言われ食事をすることになった。指定された大阪にある高層ビルの最上階にあるレストランに行くと友人が居た。ほどなくして、彼女が現れた。背が高くて、目がぱっちりとした綺麗な女性。

          元ボンボンの地団駄vol22

          元ボンボンの地団駄vol21

          色々な商品に手を出しては、鳴かず飛ばずを繰り返すバカボン。そんな中でも、人の出会いによって何とか事業を継続していた。 ある日、僕は会社の、とあるミーティングに参加するように言われた。見た目は若いが恐らく僕より一回り上のシュッとしたちょいイケメンとちょいぽっちゃりな女性が商談ルームに座っていた。名刺交換をさせて頂くと、企画書なるモノを渡された。 大阪にある日本一長い商店街にスポーツ用品のショップをオープンするにあたり、商品供給をお願いしたいとの事だった。スポーツ用品店ではな

          元ボンボンの地団駄vol21

          元ボンボンの地団駄vol20

          とうとう20話まできました。2社の社長になった僕の動きは色々な意味で加速する。 色々なモノを取り扱ったが、その中でも印象深いモノを2つほど。少し時系列的には前後しているかもしれない。 以前展示会で知り合った高身長の馬面韓国人のキムさんから、ある日、韓国コスメを紹介された。その当時はオネエのあの人がドンダケドンダケ言いながらTVに出まくっていた頃だと思う。BBクリームなるモノを日本で展開しないかという話だった。流石に化粧品は畑違いなので、一旦は断ったのだけど、なぜか再度アプ

          元ボンボンの地団駄vol20

          元ボンボンの地団駄vol19

          時は流れ、バカボンが迷走を始めたタイミングで、周りも大きな落とし穴にはまっていく。 vol1に登場してから全然出てこなかった僕の祖父が他界したのだ。祖父はvol1でも書いたように、政治家だった。県内でもかなりの力を持った人であった、亡くなる5年程の前に脳梗塞になり、それ以来政治家からは引退をし介護生活を送っていた。引退後は天皇陛下から勲章を頂くようなこともあった。そんな祖父の死。永遠に亡くならないと思っていた人が亡くなるという事の衝撃。数百人規模のお葬式には名だたる政治家が

          元ボンボンの地団駄vol19

          元ボンボンの地団駄vol18

          当面の運転資金を一気に確保したバカボン。 ここから僕の迷走が始まるのである。 ある日、小学校の時からの同級生で地元で自身も商売をしている、色んなことにストイックに取り組む筋肉系天然パーマの友人と食事に行った。彼は健康器具をタイで製造し輸入販売をしていた。そんな彼に誘われてタイに旅行兼視察兼旅行。。。えーっと旅行ですね。に、行くことになった。 僕の目的はタイの製造工場を見る事と、グローブを製造したときにお世話になった台湾人のピーターの弟にご挨拶をする事。後は、何か輸入でき

          元ボンボンの地団駄vol18

          元ボンボンの地団駄vol17

          結局、シューズメーカーとは何の交渉も出来ず、150万円は水の泡となり、うつむき加減の毎日が続いた。 そんな僕の会社もとりえず輸入販売で食いつなぎながら、また父の会社に助けてもらいながら(どこまでもボンボンなのだ。。。そうバカボンなのだ)、なんとか回していた。そんなある日、ビッグチャンス到来! 僕はこの先、この「ビックチャンス到来!」を何度か経験する。その第1回目と言っても過言ではない神様からのプレゼントを手にする ある日、会社にスーツを来た男性と女性が訪ねてきた。 某

          元ボンボンの地団駄vol17

          元ボンボンの地団駄vol.16

          2001年1月 バカボンは再び日本の地に降り立った。 留学時代も一時帰国はしていたものの、約8年ぶりの日本。たっぷり満喫しよう!!という訳にもいかず、早速、父の会社に出社するのです。勿論、僕を幼少期から知っている見慣れたスタッフもいれば、初めましてのスタッフもいる。本社にはパートさん含めて約30名程の大所帯、本社に加えて、2拠点の営業所を構える総勢約40名からなるスポーツ用品の卸会社である。 僕はその会社の貿易部というところに配属された。上司は2名。僕の教育係で英語がぺら

          元ボンボンの地団駄vol.16

          元ボンボンの地団駄vol15

          バカボンのアメリカ留学編も今回で最後になるかと思います。多分。。。 約7年半生活してきたアメリカともお別れする事を決めたバカボン。僕の中ではアメリカに残るという選択肢もあったし、そうする為に就職先を探したりもした。結局のところ、父の事業の一部を助ける事を選んだ。その際、少し父と衝突もあったが、7年以上も楽しい生活を送らせてくれた父への感謝と恩返しという意味もあったし、どうやら僕は何かに縛られることが異常に嫌いなんだとこのアメリカ生活を通じて感じた。なんなら、さっさと起業でも

          元ボンボンの地団駄vol15