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元ボンボンの地団駄vol22

少し、時間が前後するが、僕の人生を語る上でやはり外せない事。

結婚

について書こうと思う。

妻と出会ったのは僕が28才の時。彼女は22才。その時僕はバカボンとは言え、会社を2つ経営していた。彼女と知り合ったきっかけは友人の紹介。タイに一緒に行った天パーの友人の紹介。

ある日、彼に紹介したい子がいると言われ食事をすることになった。指定された大阪にある高層ビルの最上階にあるレストランに行くと友人が居た。ほどなくして、彼女が現れた。背が高くて、目がぱっちりとした綺麗な女性。

え?マジで?実はこの子は友人の彼女で、紹介されるのはこの子のお友達??とか??って思っていましたが、どうやらそうではなく、、、

「初めまして」と特徴のある高い声。年齢を聞くと6つも下。6つ下という事は、僕がぴかぴかの1年生の時にやっとこの世に出てきた。アメリカに飛び立った時に小学校卒業。。。なんとなく、かなりの年齢差を感じた。

その日は食事をして、友人は先に帰り。。。(お見合いの仲人かっ!!)、僕は彼女を送っていく事になり、しっかり連絡先だけは聞いて別れた。その後、電話やメールでのやり取りや、何度か食事に行ったりしたが、デートというデートをすることもなく時間は過ぎていた。その時点で、僕はもう彼女に好意を抱いていたのだけど、前の彼女を若干引き釣り、年齢差の事もあり、なかなか踏み出せないでいた。

ある日、友人から、「普通見えないモノが見える人」がいると紹介され(未来だとか、オーラだとかの類です)、お話をする機会があった。会うなり、「気になる人がいるなら、名前教えて下さい」と言われたので、ビジネス関係で数名プラス、彼女と前の彼女の名前を出した。ビジネス絡みの方との関係性や将来的な取り組みについて色々と話をしてもらい、さあ、次だ。

この2名の女性なんですけど。。。

この子(前の彼女)、あなたとは無理。彼女はあなたが何を考えているか分かってないから。多分、関係は続かない。(ってかもう終わってるんですけどね(笑)しかも、別れ文句は、「あなたの事が分からない」でした。。。)

そしてこの子、、、

と言ってその人は少し、間、を取って、、、

単刀直入に言っていいですか?というので、どうぞと。。。

結婚。かな。

え?????????まだ付き合ってもないけど?????????この人大丈夫????????

あの、、、まだ付き合ってもないんですけど。。。というと、

私にはそう見えるだけだから、信じるかどうかはあなた次第。どちらにしても、主導権はあなたにある。彼女からあなたに付き合ってとか、結婚してとかは無いから。あと、もしかしたら、彼女、他にも気になるか、言い寄られてる異性がいるかも。

ほんまかいっ!!!!!!!!!!!!!!と思いながらも、半分、いや7割信じているバカボン。

それから数日後、僕は彼女を1日デートに誘った。

行き先は京都。

僕は28才の青年実業ボンボン、彼女は22才の某空港勤務

流石に大人の男の魅力をふんだんに散りばめたデートプランを考えようと思った。お昼前に彼女を迎えに行き、昼過ぎに京都に着き、おしゃれなカフェでランチ、少し京都散策やショッピングをし、日が落ちるとライトアップされたお寺に行き、ホテルでディナーをする。ホットドッグプレスに出てきそうな超王道なデート。。。特に大人の魅力を散りばめることも無く終了。見せ場無し。。。

でも、この京都デートが彼女にはかなりポイントが上がったそう。

彼女、実は、僕に対するイメージ、最悪だったらしい。

アメリカ留学、サーファー、経営者、ボンボン。。。僕にとってはプラス材料だと思っていたことが、彼女にとっては、この4つを合わせると。。。

遊び人。になっていたそうです。そう、バカボンと思ったそうな。

正解!!!

でも、その京都デートで僕が色々と考えた事、暇にさせないようにした事が良かったらしい。逆にスタートのイメージが悪かったのが功を奏した。

そして、あの、「見えないモノが見える人」が言っていた、言い寄られている異性。。。ホンマにいました。彼女より年下の男性。実は言い寄られているだけで、彼女自体は好意を持っていたわけでは無く、、、28歳のバカボンが見事勝利し、彼女と付き合う事になりました。

そんなこんなで、3年程付き合ったある日、僕は父に呼び出される。

彼女何歳や?

25才。

また遊びか?

はあ?遊びちゃう。

将来は考えてんのか?

う、うん。まあ。。。どやろ。。。

遊びなんやったら、さっさと別れてあげろ。将来考えてるなら、さっさと結婚せえ。

父とはあまりそんな話をしたことも無かったのでビックリしたが、落ち着いて仕事を頑張るにも結婚することはプラスになると思っていたのだろう。

そして、2006年8月 大阪で開催された花火大会の夜、僕はプロポーズをした。

そして、2007年6月2日 僕たちは晴れて夫婦となった。

そう、この記事を書いている今日が偶然にも6月2日である。

「見えないモノが見える人」が言った通りになった。

僕たちの結婚生活は少し変わっていた。基本的には別々の生活リズムでお互いが過ごしていく。

僕は、平日は仕事、週末になれば友達と海に。GWやお盆も友人とサーフトリップに出かける。

妻も平日は仕事、週末はエステやネイル、長期休暇は実家に帰ってのんびりする。

結婚する必要あったの???って思うような生活でしたが、僕たち2人には丁度いい距離感というか、リズム感。かと言って喧嘩もないし、たまに2人でご飯に行き、旅行にも行き。そんな結婚生活。その後、娘が生まれるまでの2年間、そんな生活が続き、娘が生まれた後も約10年間ほどの週末婚生活がつづくのである。

そんなバカボンと結婚をした彼女、当初は悠々自適な生活を送っていたが、現実はそんなに甘くない、いや、結婚する相手を間違えたと思ってしまう日がそう遠くない未来に訪れるなんて思いもしなかったはずだ。。。




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