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2分で読めるヨガのお話

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#マインドフルネス

悩み事

悩み事

悩み事にも段階があるヨガの学びや成長の妨げとなる
「煩悩」には
段階が設定されています。

「煩悩の本源は、睡眠、衰弱、中断、高揚、いずれかの状態にある。」
(ヨーガ・スートラⅡ-4)

僕たちの悩みの種は4段階に分けられるそうです。

レベル1:眠っている状態
レベル2:弱っている状態
レベル3:出たり引っこんだりする状態
レベル4:高まっている状態

まあ、言われてみれば当たり前のような気がし

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一つ一つ登っていく

一つ一つ登っていく

ヨガには段階がある

ヨガの世界で共通して説かれているのは
「段階を経て一歩一歩成長していきなさい」ということです。

様々なヨガ経典や哲学の流派がありますが
一貫して説かれているのは
ヨガの学びの道にはハシゴが用意されていて
それを一段一段登りなさいということ。

そして
そこに一段飛ばしや二段飛ばしの裏技はないということです。

代表的な所で言うとアシュターンガ・ヨーガ(八支則のヨーガ)です。

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ヨガで一番優れている実習法

ヨガで一番優れている実習法

呼吸法ではなく調気法一般的なヨガクラスは
「アーサナ(ポーズ)」
「調気法(呼吸法)」
「瞑想」
の3分野に分けることが出来ます。

今日はこの3つの中で
調気法(呼吸法)が一番優れている!
というお話です。

ちなみに
一般的には呼吸法と呼ばれますが
呼吸を使ってプラーナ(生命エネルギー)のコントロールをする実習のことを指すので
正確には「調気法」と言います。

α波の出現率こんな研究結果があり

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ヨガでサーフィンがうまくなった話

ヨガでサーフィンがうまくなった話

さて
今日は
「ヨガでサーフィンがうまくなった」
というお話です。

これは
サーフィンをこよなく愛する生徒さんのお話なのですが
なんと
「ヨガを習ってからサーフィンがうまくなった」
と言っているのです。

こういった話を聞いて
一般的に考えられるのは
「硬かった身体が柔らかくなったから」とか
「バランス感覚が良くなったから」といったような
身体性の向上がその理由だと考えられると思いますが
実はこ

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今ココって、いつドコ?

今ココって、いつドコ?

瞑想とは瞑想とは
「行為」ではなく
「状態」として認識した方が
理解しやすいです。

この理論でいくと
『瞑想をする』という日本語よりも
『瞑想になる』という言葉の方が
日本語的には正しいです。

瞑想とは
するものではなく
なるものなのです。

ヨガが目指しているところは
瞑想の先にあると考えられているので
当然ヨガという行法は
瞑想(状態)になれるように様々な訓練をします。

その一つがアーサ

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瞑想を学ぶ(後編)

瞑想を学ぶ(後編)

前編はこちら

心ここにあらず瞑想では
「今ココ」という言葉をよく使います。

瞑想とは
今ココの行動や体験に対して
フルに近い状態で
注意を向けている意識状態のことを指します。

一方、その逆は
心ここにあらず状態です。

この
心ここにあらずの状態は
様々なタイプに分かれますが
今回は
「認知的フュージョン」について
取り上げて考えてみましょう。

認知的フュージョン認知とは思考のこと。
フュ

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瞑想を学ぶ(前編)

瞑想を学ぶ(前編)

瞑想とマインドフルネス改めてですが
ヨガとは本来
精神統一のための修行
を意味します。

なので
ヨガの本質的実践は
瞑想です。

瞑想は
心(意識作用)を扱う繊細ものなので
目に見えた評価が出来ない分
とっても難しいんですね。

でも
ヨガはそのことをちゃんと考えてくれていて
まずはアーサナで身体感覚に意識が向くようにさせ
次にプラーナーヤーマで呼吸の感覚に意識が向くようにさせる
といったように

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