ドイツが教えてくれたクリスマスマーケットの…
「クリスマスになるとね、
街全体がキラキラになる国があるんだよ!」
幼い頃、近所のお姉ちゃんに教えてもらったドイツという国。
大学生の最後にやっとやっと訪れることができた。
成田からイスタンブールを経由して約20時間。
到着したのは正午のドイツ・フランクフルト
カチコチになった足腰はどこへやら、
私は初めて見る景色に浮き足立っていた。
◆お昼のクリスマスマーケット
〜レーマー広場〜
2日間お世話になるホテルはフランクフルト中央駅から徒歩5分の距離。
アクセスの良さに「HISさんありがとう〜」と思いながらチェックインして
くつろぐ間もなく、1つ目のクリスマスマーケットに向かう。
今日はお昼スタートにもかかわらず、
2都市回るから大忙しだ。
<ドイツ1日目 スケジュール>
①フランクフルトのレーマー広場でお昼のクリスマスマーケットを楽しみ、
②ケルンに移動してケルン大聖堂・オーデコロン発祥の名店・夜のクリスマスマーケットを楽しんで、フランクフルトへ帰る。
まず最初に訪れたのはホテルから徒歩10分のレーマー広場。
金曜日のお昼なのに割と混んでる!さすがフランクフルトの中心地!!
レーマー広場の名物”木組みの建物”に童話の世界を感じながら、人混みをかき分けてお目当のものを探しに行く。
奥の建物が”木組みの建物”。
この可愛らしい建物にぐるりと囲まれているのがレーマー広場。クリスマスの時期には巨大なクリスマスツリーが飾られ、このマーケットのシンボルになる。
そして見つけた!
クリスマス限定で設置される『2階建ての大きなメリーゴーランド』!
こんな立派なメリーゴーランド遊園地でしか見たことないんですけど。
ここ普通の広場だよね?と驚愕しながら
この国のクリスマスに対する本気度を感じ、ワクワクした。
そして、屋台で見つけたドイツ版ホットドック(パンと大きなソーセージのみ。ケチャップ等なし)を食べながら、偶然見つけた『アイゼナー橋』を渡ってみることに。
フランクフルトを象徴するランドマークの 1 つで、独特の緑色をした鉄製の歩行者専用橋。アイゼナー橋はフランクフルトの街並み撮影に最適なベストスポット。
道端で粋なおじいちゃんが奏でる音色をバックに、左右に広がる穏やかな川と可愛らしいフランクフルトの街並みに癒されていたら…
「あれ?」
橋のいたるところに南京錠が…
これって韓国ドラマでよく見る、
カップルがするやつ!?
ドイツの皆様もこういうことするのね♡
髪色・目の色・話す言葉は違えど、考えることは一緒なんだな〜と
まさかな所で世界の小ささを感じました(違うか(笑))
◆ケルン大聖堂とオーデコロン発祥の店
さて、2時間程遊んで「やばい、やばい!ケルン行かないと!」
ということで、電車に乗るためにフランクフルト中央駅へ。
そこからケルン中央駅までは1本!
ICE(日本でいう新幹線)に乗って行く。
<ドイツ鉄道用語>
DB=ドイツ鉄道。日本のJRみたいなもの
ICE=日本でいう新幹線
ご覧の通り乗客がとても多かったので、ケルンまでは立ちっぱなしだった。
辛いというよりも楽しみが勝つ不思議。
旅行ならではのアドレナリンが出ていた。
出発から1時間後、ケルンに到着。
綺麗な駅舎から出ると目の前に、
ドーーーーーーーーーーーーーーン!!!
ケルン大聖堂……息を飲むかっこよさ。
(ごめんなさい。本当はもっとかっこよくて、もっと荘厳で、本当に感動します。)
<ケルン大聖堂>
世界遺産。ゴシック建築の聖堂としては世界最大の大きさ。外観の大きさと荘厳さはさることながら、中に入ると身廊とバイエルンの窓、東方三博士の聖棺といった見どころがあります。
ちなみに、大きすぎるケルン大聖堂…全体像が撮れるスポットは
「ホーエンツォレルン橋のたもと」
私は上手く撮影できなかったけど、ググると綺麗な写真が沢山出てくるので、ぜひ調べてみてください。
ケルン大聖堂を満喫したのち、
香水フェチの私が密かに楽しみにしていた
”オードトワレ発祥の2大名店”
『ハウス・オブ・4711』と『ファリナ・ハウス』へ。
ハウス・オブ・4711は、お店の外観にもこだわっていて、上部にある”からくり”が、ある時間になると音楽を奏でながら回る!とても可愛くて、精巧で、感動したのを覚えている。私が見たのは17:00だったから、おそらく1時間に1回のはず…
どちらも男女問わず使えるオードトワレで
オレンジの爽やかな香りが特徴なのですが…
残念ながら私には合わず…泣
気を取り直して次の目的地へ向かいます。
◆大本命!夜のクリスマスマーケット
〜ケルン〜
さてついに!
憧れ続けたキラキラのクリスマスマーケット。
結論から言うと…
”本当に、心が踊った”
どこを見るのが正解か分からない位、街全体が童話の世界で。
食べ物にも、売っている雑貨にも、人にも。
全部にトキめいた。
それこそケルンは街全体がクリスマス一色。
1番有名なケルン大聖堂前のマーケット以外にも
市内中心部にいくつか存在する。
<ケルン市内の5大クリスマスマーケット>
①ケルン大聖堂前のクリスマスマーケット
②旧市街のクリスマスマーケット
③イマルクトのクリスマスマーケット
④ルドルフプラッツのクリスマスマーケット
⑤港のクリスマスマーケット
そして夜のクリスマスマーケットの醍醐味と言ったら
”グリューワイン”だろう。
<グリューワイン>
いわゆるホットワイン。
基本的には赤ワインに香辛料、砂糖やシロップを加えて火にかけ温める。
時々白ワインベース、ノンアルコールバージョンもある。
屋台に並んで、お金を払ったら、お姉さんが可愛いカップに入れてくれた。
初めてだ、ドキドキして飲む。
温かくて、スパイシーでちょっと甘い。
寒空の下で飲むには最高な代物だと思った。
ちなみにこのカップはそのまま持ち帰ることができる。(必要なかったら、返却時にカップ代が返ってくる)
毎年・会場ごとにカップのデザインが違う。
(可愛すぎて、私は訪れた場所のものを全部持って帰ってきてしまった(笑))
◆最後に ケルンが教えてくれたこと
ドイツのクリスマスは
売っている物も、屋台の可愛さも、建造物の精巧さも、街全体の雰囲気も
小さなところから大きなところまで全部がキラキラしていて
確かにトキめいた。
けれど何より…
寒空の下でグリューワインを飲みながら、
白い息を出して、
仲間とほかほか、ほろ酔いで笑っている絵が私は好きだった…
お姉ちゃん、
キラキラしていたのは街だけじゃなかったよ。
次お姉ちゃんに会ったら、そう報告しようと思う。
ケルンありがとう〜〜〜〜!
ドイツ旅行2日目に続く・・・
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ライター:saori
他ライター記事: https://note.com/tabilog_online/n/n358893a565e0
https://note.com/tabilog_online/n/n59a9f0224d9e
https://note.com/tabilog_online/n/n7e4095d4dc7c
https://note.com/tabilog_online/n/ncc4319390629
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