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旅好きは映画好き?生き様・実話から学ぶ ドキュメンタリー作品28選 【保存版】 ※ネタバレあり

旅はお好きですか?旅好きが集うオンラインサロンTABIFLEEEEEK(たびふりーく)管理人Kuniです。

旅好きは映画好き?と言いたいほど、サロンメンバーはとにかく映像作品が大好き(ジャンル問わず映画・ドラマ・アニメなど!)!そしてお詳しい!

映像作品きっかけで旅に出た旅した気分になれる作品など、旅と映像作品はきってもきれない関係がありますね。サロン内の視聴覚部で話題になった作品を、ご紹介してくださったメンバーのコメントを交えていくつか記事でご紹介いたします。今回のテーマは生き様・実話から学ぶ、ドキュメンタリー作品です。

旅好きは映画好き?生き様・実話から学ぶ ドキュメンタリー作品28選 【保存版】 ※ネタバレあり

1.杉原千畝

第二次世界大戦中、ナチスによる迫害から逃れるユダヤ人のために独断で日本通過のビザを発行して、6,000人あまりのユダヤ人を救った外交官・杉原千畝の生涯を描いた作品。海外では「センポ・スギハラ」や、「東洋のシンドラー」と呼ばれ、自らの命を顧みず多くの人々を救った英雄と慕われています。時代や状況の違いはあっても、選択を迫られたときに彼のような判断ができるのか、考えさせられる作品です。

2. LION 25年目のただいま

インドのスラム街で生まれた5歳少年が迷子になり、タスマニアの夫婦の養子に、そして25年後にGoogle Earthを使って家族と再会するまでを描いた作品。迷子のシーンは少年の目が全てを物語ります。この作品は事実に基づいているものということにも驚かされるのですが、エンドロールで”インドでは毎年8万人もの子どもが行方不明になっている”という事実を突きつけられます。もっと世界のことを知らないといけないと感じさせられる作品です。

3.ファヒム パリが見た奇跡

政変に揺れるバングラディッシュからパリに逃れた政治難民の少年がチェスのチャンピョンを目指した、実話をもとにしたヒューマンドラマ。貧困と難民の問題に阻まれながら、家族を守るため、生きるために必死に戦う姿に胸を打たれます。無意識に持っている偏見がどれだけ人を苦しめるのか、物事は角度を変えてみてみることも大切だということを改めて感じます。

4.ドリーム

1962年、米国人で初めて地球周回軌道を影で支えたNASAの3人の黒人系女性スタッフ、キャサリン・ジョンソン、ドロシー・ボーン、メアリー・ジャクソンの知られざる物語を描いたドラマ。 オフィスのディテールがとにかく楽しく、見終わったあとも元気になれる作品です。

5.ワタシが"私"を見つけるまで (原題Found)

中国の一人っ子政策の裏側。今もなお苦しんでいる人がいると思うと心がずしんと重くなります。養子にだされ人生が変わった人々を追っていくドキュメンタリー。親も子もそれぞれの立場の痛みがあり、取り戻せない過去が有ることだけが事実として残ります。人の尊厳とは。
(NetFlix限定です)

6.阿賀に生きる

新潟水俣病の被害者を追ったドキュメンタリー映画。約三年間共同生活をしながら密着撮影されたもの、そこにある日常が描かれています。SDGsが話題となっている今、公害問題を再提議したい。と選んでいただきました。

7.Fukushima 50

福島第一原子力発電所の対応業務に従事していた人員のうち、同発電所の事故が発生した後も残った約50名の作業員の動向が描かれています。故・吉田昌郎所長役を演じた渡辺謙さんが東電本社や政府との軋轢を好演。まさに「事件は会議室で起きているんじゃない。現場で起きているんだ!」ある映画のセリフが現実世界に起こっているというのを痛感しました。

8.黒部の太陽

石原プロが巨額の資金をかけて黒部第四ダムの建設工事の様子を描いた映画。今の日本現代の豊かさがあるのは、がむしゃらに今をよくしたい!と未来を夢見て改革してきた先人たちのお陰です。先駆者の苦労を私たち忘れてはならないと同時に感謝をしなければいけないですね。

9. オーストリアからオーストラリアへ〜ふたりの自転車大冒険

ネーミングから気になった作品。18,000kmの道のりを自転車で旅するとどんなことが待っているのか!?こんな冒険してみたい!と旅欲に駆られる作品です。

10.ベラ・ヴィータ

イタリア人とアメリカ人のハーフである主人公がイタリアへ自分探しの旅に出るお話。イタリアの美しい映像とメロウな音楽、そしてサーフィンを通して様々な交流が生まれていきます。「Bella Vita=素晴らしき人生」の本当の意味とは

11.アイリス・アプフェル!94歳のニューヨーカー

2022年現在、御歳101歳のアイリス。インテリアデザイナーや実業家の顔を持つオシャレでスタイリッシュな彼女の生活のドキュメンタリー。決して他人を否定しない、好きなものを好きという素直さと勇気、リスペクトする心、ただただ魅力的です。

12.This is it

マイケルジャクソンの幻になってしまったロンドン公演のリハーサル映像がメインのドキュメント。やっぱり彼は凄い。生きていてくれたらと世界中が願いました。たまたまメンバーさんは香港でこの映画を観たそうですが、終わっても誰一人客席を立たなかった光景が衝撃的だったそうです。(香港では大変珍しいこと)

13.遠い夜明け

アパルトヘイト政策をとる南アフリカ共和国を舞台に、自由な理想社会を叫ぶ黒人男性と彼を支持する白人男性との熱い友情を描く壮大な叙事詩的映画。「この映画が上映された当時1987年頃、まだまだアパルトヘイトは続くのだろうと思って、虚しくなったのを覚えています。」というメンバーさん。その4年後の1991年にはアパルトヘイトは廃止されました。

14.突入せよ!「あさま山荘」事件

1972年2月19日、連合赤軍の兵士たちが軽井沢の別荘、あさま山荘に管理人の妻を人質として籠城した事件。当時の様子を警察側から見た映画。紹介してくださったメンバーさん「僕は高校2年生、部活の練習の帰り、歯医者の待合室のテレビで見た実況を今でも鮮明に覚えています。自分より少し年上の人達を見て、ある意味凄いなと思いました。」この事件のテレビの視聴率は驚異の89%、どれだけ注目度が高かったかうかがえます。

15.シンドラーのリスト

スティーブン・スピルバーグ監督作品。ナチスによるユダヤ人大虐殺から多くの命を救った実在するドイツ人実業家オスカー・シンドラーを描いた名作。お腹にこたえるような映画です。ジョン・ウィリアムズ作曲、ヴァイオリニストのイツァーク・パールマンによるテーマ曲もこの映画に欠かせません。

16.俺たちに明日はない

大恐慌時代のアメリカに実在した強盗カップル、ボニーとクライドの破滅的な青春を描き、アメリカン・ニューシネマの原点となった傑作犯罪映画。フェイ・ダナウェイ、かっこ良かったですねー!

17.ソーシャル・ネットワーク

Facebookの創設者マーク・ザッカーバーグのドキュメント。世界最大のSNSであるFacebookの誕生と続く訴訟を描いた作品。大きく時代を変えたゲームチェンジャーはどのように生まれ、議論が生まれ、変化してきているのか。この作品が好きな方はぜひAppleの生みの親であるスティーブ・ジョブスもご覧ください。

18.グリーンブック

アカデミー賞受賞作品。天才黒人ピアニストがイタリア系白人用心棒を雇い、差別の濃いアメリカ南部へグリーンブック(黒人専用ガイドブック)を頼りに演奏旅行に出ます。まずこのようなガイドブックがあることにも驚くのですが、主人公は強烈な人種差別を受け消化せざるを得ない状況に苦しさを感じながらも、どこか希望を捨てていないような、ミシミシと心が痛むシーンが多く出てきます。異なる価値観を持つ2人がどう心を通わせ理解をしあい、変化していくか、心温まる作品です。おじさまふたりが主人公の映画にハズレってないですよね・・!

19.ムヒカ

第40代ウルグアイ大統領で質素な暮らしぶりで「世界で最も貧しい大統領」とも言われたホセ・ムヒカ。「われわれは経済発展のためにではなく、幸せになるために生きているのです」と国連会議での発言が世界中で称賛を浴びました。日本との知られざる関係を描いたドキュメンタリー作品です。お子様に向けわかりやすく描いた絵本『世界でいちばん貧しい大統領のスピーチ』もぜひご覧になってみてください。

20.チョコレートドーナツ

同性愛に対して差別と偏見が強く根付いていた1970年代のアメリカが舞台の話。(実話ではない事がわかっています)育児放棄されたダウン症の子どもとショーダンサーと弁護士のゲイカップルが家族のように寄り添って暮らしていた最中、、決して嬉しい結末にはならないのですが・・・社会での人間関係の希薄さを静かに描いた作品です。

21.ヒトラー-最期の12日間-

第二次世界大戦の終戦となるその日までヒットラーが最期どのように狂乱していたのかを描いた作品。戦争の目的とは、野望とは、幸せとは。絶対権力のように映るヒットラー政権の裏側、苦悩、喜び、そして側近の忠誠心と義務感と裏切り、気迫迫る演技で156分間非常に呼吸が苦しくなるような作品です。戦争の先にしか平和は作れないのか、今現在世界で起こっている戦いと重なる部分もあり、非常に重く考えさせられます。
第二次世界大戦中のドキュメンタリー作品として『ハイドリヒを撃て!「ナチの野獣」暗殺作戦』こちらもぜひ併せてご覧になってみてください。

22.サクロモンテの丘〜ロマの洞窟フラメンコ〜

フラメンコの聖地スペイン、グラナダのサクラモンテが舞台。迫害を受けてきたロマの人々が集まり、独自の文化を形成する過程で生まれた洞窟フラメンコ。1960年代に水害に見舞われ、洞窟を失ったことでさらに強い絆で結ばれたフラメンココミュニティの歴史、葛藤が描かれています。スペインに少しでも興味がある方におすすめです!優雅な一面だけではないフラメンコの一面を見ることができます。

23.es

1971年、米スタンフォード大学で実際に行われた心理実験を映画化したもの。バイトでやってきた普通の人たちが看守役と囚人役を演じきるというもの。だんだん看守役が凶悪になってきて、最後には実験中止に追い込まれます。元来人を痛めつけるような性質を持っているのではなく、環境がそうさせるという、人間の怖さを描いたもの。この実験は現在禁止されています。

24.エンディングノート

エンディングノートとはどんな葬儀をしたいか、どんな人を呼んでほしいか、無くなる前に何をしておきたいかなどを残しておくもの。父親が癌で余命宣告され、亡くなる前にやりたいことを実行していくドキュメンタリー映画。涙なしにはちょっと見られない作品です。娘さんは是枝監督のもので映画制作していた方だそうです。

25.罪の声

グリコ・森永事件をモチーフに描かれた作品。犯行予告は子どもの声だった。のちにこの声が自分だと知った時の苦悩などが描かれています。骨太な社会派作品です。

26.父の祈りを

IRA抗争。1974年10月5日、ロンドン郊外の街ギルフォードで起きた爆破テロ事件。罪を被せられたジェリー・コンロンが冤罪を晴らすまでの実話を映画化したドラマ。 ジェリーは15年間の服役生活を送り、一緒に有罪にされた父は獄中死を遂げます。生きることを諦めない気持ちに心打たれます。

27.ブラス!

ピート・ポスルスウェイト、ユアン・マクレガー主演。炭鉱閉鎖に揺れる街。人々が生きる希望を失いかけていた時に、彼らに勇気と希望を与えてくれたのが音楽でした。音楽と共に生きる歓びと、友情に支えられた人生の素晴らしさを感動的に描いています。

28.ビリーブ 未来への大逆転

1970年代アメリカ。女性の人権はほぼないに等しい、差別が罷り通っていた中で男女平等を訴えた作品です。誰もが勝ち目がないと考えた裁判に挑んだヒロインの不屈の闘いを、彼女を支えた夫との絆とともに描き出します。米最高裁判所女性判事ルース・ベイダー・ギンズバーグの若き日の物語を描いた伝記ドラマ、見終わったあと爽快感を味わえる作品です。

まとめ

旅好きは映画好き?生き様・実話から学ぶ ドキュメンタリー作品28選 【保存版】 ※ネタバレありお楽しみいただけましたでしょうか。今回は紹介の作品数が多くなりましたが、これはほんの一部です。短時間でいろんな人の人生を追体験ができるという意味では本も映画も非常に人生を豊かにするエッセンスです。ドキュメンタリーと括りましたが、人にフォーカスされたもの、社会問題に向き合ったものなど、観て終わらず、その後しばらく考えさせられるようなものが多かったです。それだけ世の中に変化をもたらした(映画になるほどに)出来事なのでまず"知る"という事が第一歩ですね。

視聴覚部からのご紹介作品、今回で3記事目となりました。
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