🏫見落としがあることを認識することの大切さ

みなさん、こんにちは、旅人先生Xです。

今日は、学級で子どもを見ていて、気を付けておきたいなと思うことについて書いておきたいと思います。

今回の内容は、学校現場で働く方や、子育てをしている方など、子どもに関わることのある方にオススメの記事です。

教育に興味があるという方もぜひお読みください。

目次は、以下の通りです。

1⃣見落としは必ずあると知る

子どもの全てを見取ることはできないという認識をもっておくことが大切だと思います。
そして、その上で、見てとれることを増やしていくことが大事だと私は考えています。

相手の全てを見ることはできないと思っています。

仮に全ての行動を見れたとしても、相手の心の内の全てまでは、知ることはできないとも思っています。

ですので、「何でも分かっている」、「全て知っている」と考えるのは、ちょっと傲慢かなと私は考えています。

また、そう思うのも相手に対してもなんだかちょっと失礼かなぁと感じます。

あくまでこれは私の感じ方です。

どう感じるかはともかくとして、冒頭でも書いた、「全てを見取ることはできない=見落としがある」ということを認識しておくのは、大事なことのではないかなと思うのです。

これは、子どもと接する時も、大人と接する時もです。

見落としがあることを認識しておくと、

✅分からないことはあるけれど、温かく相手を受け入れたり、認めたりする気持ちをもつこと
✅まだ知らないことがあるから楽しいということ【自分の見ている面は、一部】

等をしやすくなると思います。

逆に、見落としがないと思うと、

✅相手を温かく受け入れたり、知らないことを楽しんだりすることを柔軟にしていくことが難しい

と思います。

多様な相手をおおらかに受け入れ、互いの多様性を楽しみながら、過ごしていくためには、相手に対して、見落としがあるということを前提としてもっておくことが大事だと私は考えています。

「疑っているの？」と勘違いされてしまうかもしれませんが、疑うというわけではありません。

むしろ、もっと相手を知りたいからこその見落としがあるという前提です。

分からないことはあるだろうけど、認め合い、尊重し合っていこうという気持ちをもって、互いを知っていったり、分かり合っていくということを目標に過ごしています。

2⃣全てをみる必要はないと思う【そもそも無理…】

子どもの一挙手一投足を全て見る必要は私はないのではないかと思います。

学校の現場で、一人ひとりの一挙手一投足を全て見るのは、難しいです…💦

だからこそ、見えているところから、子どもが成長の喜びを味わえるようなことを伝える力を高めていく必要はあるかとも思います。

また、全て見ていないからこそ、言えることもあるのかなと思うのです。

例えば、
「できるようになるためにどんな工夫をしたの？」
「頑張ったこと、教えてくれるかな？」
といった言葉です。

どちらも似たような言葉掛けかもしれませんが、これは、全てを見ていないからこそ、言えることです。

そして、この言葉をかけた時、子どもたちは、とても熱心に話してくれます。

これが、「私が全てを見なくてもいいのではないか？」と思う最も大きな理由です。

熱心に説明して、得意げな表情をする子どもたちを思い出すと「すべてが見えないからこそできることもあるのではないかな」と感じます。

3⃣成長の喜びを引き出す機会を増やす

頑張りや成長、そこに向かう姿を認めることを忘れないようにすることは、子どもと接する上で、とても大切なことだと思います。

子どもの様子は、どうしても見落とすことがあります。

そして、全ての様子をみる必要もないとも思います。

しかし、

✅頑張りや成長、そこまでの過程は、なるべく沢山見落とさないようにする必要はあると思います。

全てを見ることはできないから、せめて、頑張りや成長、そこまでの過程は、しっかりと見れるように力を尽くすことが大事だと私は思います。

そのことに、集中するのです。

✅もしも、一つだけ意識するとしたら、あれもこれも見ようとせず、頑張りや成長、その過程は見落とさないようにするのが良いと思います。

まだ、何も意識していないという場合は、そこから、意識してみると子どもに掛ける声も変わってくるのではないかなと思います。

きっと、子どもたちの満足げな表情や喜んでいる顔を見る機会が増えるのではないでしょうか。

💌読んで下さった方々へ

最後までお読みいただきありがとうございます。

子どもの様子をみることについて書いてみましたがいかがだったでしょうか。

今回、ご紹介したことは、私自身も日々気を付けていることです。

あれもこれも見ようとして、ついつい大切なことを見落としがちな自分の行動を振り返る意味も込めて書いてみました。

記事の内容が、

「あれもこれも見ようとして、なかなかどう子どもと関わるのがよいだろうか」と悩む方
「子どもをもっと見てあげたいのだけれど、時間があまりないな」という方

のお役に立てれば幸いです。

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