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生成AIを学校で使うようになったら、現場はどう変わっていくのだろうか?

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こんにちは、最近投稿時間をミスりがちな旅人先生Xです。

今日は、「学校での生成AIの活用」について書いていきたいと思います。

ぜひ、記事を読んで、考えたことや気になったことなどをコメントで教えていただけると嬉しいです。

目次は、以下の通りです。



生成AIがどんどん身近になってきている


ChatGPTをはじめ、様々なAIが話題になってしばらく時間が経ちました。

驚くほどのスピードで、身近なところでAIの活躍が感じられるようになってきた気がします。

きっと今、こうしている瞬間にもAIは進化をしているのでしょう。




目的に合わせたちょうど良いスライドを作る。

指定したプログラミングを提示してくれる。

場面に合わせた音楽や動画、指定した画像を何パターンも生成してくれる。

本当にすごいことです。

生成AIを使ってみると驚きと感動が入り混じった気持ちになります。




AI自体は、ずっと前からあったと思うのですが、ここ数か月でニュースなどを目にする機会が増えたのではないでしょうか。

AI関連のニュースなどは、子どもたちも知っているくらいです。

それくらい身近なところで話題に上がる機会が増えてきたと言えます。




このペースでいくと、おそらく、そう遠くないうちに、学校現場でも生成AIの活用がされるのではないでしょうか。

一人一台の端末の導入で大きく変わった学校現場ですが、生成AIの登場でさらなる変化が起こりそうな気がします。

そこで、どんな変化が起きそうか、私が考えたことを書き記してみようと思います。




生成AIを学校で活用するようになったら…


知識や技能的なことは、AIにお願いをすれば、ほとんど答えてくれます。

何かの文章を読んでまとめたり、知りたい情報について要約したものを提示したりするといったことについても、ものの数分で済んでしまいます。

今まで調べてまとめていたことも、AIにお願いしてしまえばパッと済むでしょう。

私たちが現在スマートフォンを使って検索するくらいの感覚で、AIが様々なことをまとめて提示してくれるようになるわけです。




「算数で百分率の計算について10歳の小学生がわかるように教えて。」と出力すれば、説明までしてくれる。

そんな時代になりつつあります。

現在はあるかどうかわかりませんが、学校現場用のAIもそう遠くないうちに生まれることになる気がします。

何でも分かりやすく教えてくれるアシスタントが一人ひとりについているような状態ですね。

そんな風にAIが学校現場で使われるようになったらどうなるのでしょうか。




私は、学校の授業、そのものが変わってくるような気がしています。

具体的には、教材を使って、知識や技能を教えるという時間が減り、自分で学ぶ方法や情報を取捨選択しながら意思決定をするという時間が増えるのではないかと思います。

私自身がそうしていった方がいいと感じているから、そう思うのかもしれません。

子どもが主体的に何かを学ぶ機会と自由度は明らかに増えると思います。

創造性を発揮して、様々な取り組みをしたいと考えたり、実際に行動に移すことも出てくるはずです。

今までは、時間がかかっていたり、できなかったりした膨大な情報の処理もAIの活用であっという間に済ませることができるでしょう。




そんな時代になっていくとしたら、「AIをどう使い、生かしていくか。」ということを学ぶ時間が必要になってくるとも思います。

そして、実際にそれを試してみる時間も合わせて必要になってきます

AIが登場するから、今しているすべての学びが価値を失うかと言われればそうではありません。

ですが、減るものと増えるものが出てくるのは間違いないのではないでしょうか。




最後に、AIが学校現場で活用されるようになるからこそ、大切になると思うことについて考えてみたいと思います。




生成AIを活用していくうえで大切になってくると思うこと


私が今以上に大切になってくるのではないかと思うことは、「責任をもった意思決定」です。

ざっくり言えば、「なぜ、そうするのか。」を考えて、責任をもって判断をすることです。




例えば、生成AIが「自分の読んだ物語の感想をまとめて出力してくれた」としましょう。

その出力された感想文を「AIが出力してくれたから」とそのまま自分のものとするというような行動には注意が必要だと思います。

「なぜ、それを採用するのか」をはっきりとさせる。

そして、その意思決定に責任をもつ。

これらのことがAIの活用でとても大切だと思います。




当たり前ですが、自分の意見とした時点で、AIの意見が自分の意見になるわけです。

そのため、生成されたものを自分の意見とするならば、その生成されたものに責任をもつ必要があります。

そして、責任をもつからこそ、なぜそれを採用するのかを自分なりにはっきりさせておく必要があるということです。




「AIが出力したから」という理由で、片付けてしまっては、そこに学習者の学びも成長もないのではないでしょうか。

だからこそ、私は「責任をもった意思決定が大切」になってくると思うのです。




また、他者と協働すること、AIと協働することもより大切になってくると思います。

長くなってしまったので、今回は割愛しますが、どうやって、自己と周りとのつながりを生かしていくかということも学校で学べる価値あることだと思います。




こうして、あれこれ書いているとこれからの教員の役割と言いますか、重点をおいていったほうがいいこともはっきりしてくるような気がします。

そのあたりについても、時間をかけて少しずつ考えてみたいと思います。

学校現場での生成AIの活用について、あなたはどう感じるといったことなどについて、コメントなどで教えていただけると嬉しいです。





今回は以上になります。

お読みいただきありがとうございました。

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