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タジキスタンを日帰り観光【7日目】

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こんにちは、旅人先生Xです。

今日は「中央アジア旅7日目のこと」について書いていきたいと思います。

主な内容は、タジキスタンの観光のことです。

今回も読むとちょっぴり旅気分を味わえるようにしていきますので、良かったら、のんびり目を通していってみてください!


目次は、以下の通りです。


朝食を食べて、タジキスタン国境へ

泊まっているゲストハウスの朝食はやはり8時からでした。

のんびり起きて、朝食をいただきます。

こんなに食べられないよ…

果物がフレッシュで美味しかったです。

お菓子も含め、朝から色々出してくれて、たくさんのものを少しずつ味わわせていただきました。

お菓子はトルコのものに似ていた気がします。


食休みをしてから、約束していたビシュケクまで一緒だった方と合流。

YANDEXでタジキスタンの国境まで相乗り(たしか120000スムで、1人あたり700円くらい)

サマルカンドからは小一時間という距離です。

ウズベキスタンの出国もタジキスタンの入国もかなりスムーズにいきました。

ウズベキスタン側の緩衝地帯にduty freeのお店とカフェがあって驚きました。なぜこんなところに…


イミグレーションで手続きする以外は、テクテク歩いていくだけで、そのまま無事、タジキスタン側に渡ることができました。

ウズベキスタンの滞在登録の紙とか色々チェックされるかと思ってドキドキしていたのですが、そういうことはなく、あっさりいけてよかったです。

タジキスタン側の緩衝地帯内にあったオフィシャルの銀行?で、10ドルだけ両替して、いざタジキスタン側の国境へ。(10ドル=10ソモニでした。)


国境で日帰りツアー交渉からの昼食

私のスマホはすでに圏外になっていました。

対象の124カ国の中にタジキスタンは入っていなかったので、まぁ仕方ないです。

久しぶりに電波のない旅も良しです。

水とエナジードリンクで20ソモニ(300円くらい)


タジキスタン国境も人がそれなりにいて、街までの乗り合いタクシーや日帰りツアーの客引きをしている人たちがいました。

一緒の方と手分けして交渉してみることに。


セブンレイクとバザールとかで100ドルという話でしたが、交渉したところ、英語がわからない運転手なら80ドルでOKとのこと。

タジク語の翻訳もキーボードも準備してきましたので、望むところです。

2人だと1人あたり40ドルですから、まぁよしということで交渉成立。


早速セブンレイクなるところに出発します。

話によると帰ってくるのは19時くらいになるという話でした。

位置とかよくわかってなかったので、「そんなにかかるの?」と思っていましたが、深く考えず生返事をして行くことに。


とりあえずということで、いきなり腹ごしらえをお願いしたら、地元の人がたくさんいる小綺麗なお店に連れて行ってくれました。

カフェのような食堂で運転手はチャイハネといってました。(チャイハネ=食堂とかカフェってコト?)

大体の人が手洗いとかしていて、とても綺麗な空間でした。

食べてみたかったタジキスタンの国民食クルトーブを注文。

40ソモニ(600円くらい?)、量がとても多いです。

色々なお野菜とお肉やチーズがヨーグルトソースのようなもので和えてある感じです。

運転手のおじさんも一緒に食べたのですが、何やら「払うよ」みたいなジェスチャーをしてたので、2人でご馳走しました。

タジク語ですが、色々教えてくれるし、何だか、親切そうな人です。

タジキスタンの名物も食べられたところで、いざセブンレイクへ出発。


セブンレイクへの長旅

私たちは当初、セブンレイクのツアーは、サマルカンドに近い街であるタジキスタンのパンジャケントあたりの川のことなんじゃないかと思っていました。

ですが、どうやらセブンレイクは、パンジャケントから南の山奥にあるようでした。

だから帰ってくるまで7時間だったのですね。


食後、運転手はご飯のお礼なのか、スイカを買っていました。

泳いだ後に食べよう的なジェスチャーをしていました。

車からの景色を楽しみつつ、山奥へ向かいます。

途中から砂利の山道にかわりました。

運転手はマッサージタイムスタートだよ!的なことを言っていましたが、運転がとても上手でマッサージ機は微弱といったところ。

ちょうど良い振動です。

道沿いにはロバとか羊が結構いました。
山間の集落らしきところ


途中から山道というか渓谷の合間を進んでいく感じになりました。

左端のところに見える心許ないのが道です。

デンジャラスな見た目の道でしたので、万人にオススメできるツアーではないかもしれません。

14時頃、ダメ元でみてみたのですが、ずいぶんと南下してきたのがマップでもわかりました。もっと南にある青いところが最後の6つ目と7つ目の湖のようです。


色々話していたら、運転手さんは学校の先生ということがわかりました。

今夏休みだからお小遣い稼ぎをしているのでしょうか。

私も学校で働いているよと言ったら、何だかさらにフレンドリーになりました。

互いの言葉はわからないけど、なんとなく意思疎通しながら楽しく渓谷の道を進んで行きました。

こういうコミュニケーションはやっぱり旅の醍醐味かもしれません。


セブンレイクで泳いでスイカタイム!

セブンレイクはその名の通り、7つの湖があります。

ちなみに一つ一つは1kmずつくらい離れていたと思います。

一つ目 水の色がとても綺麗な青っぽい湖です。本当にこんな山間にあるとは!

二つ目と三つ目は、一つ目に似てました。

4つ目 ここまでくるとちょっと色味が違う感じでした。天候のせいかもしれません。

生き物の気配がありませんでした。

鳥とかもいない、さすがで不思議な雰囲気の湖です。

5つ目は6つ目に近い感じでしたので、カット。

6つ目、ここら辺は魚が釣れるようです。

集落のような場所を抜けながら、ついに最後の7つ目に到着です。

7つ目はずいぶん雰囲気が違いました。
現地の人が遠方にまばらにいるだけで人もほとんどいません。

こちらはセブンスオブセブンというカッコいい呼び名もあるそうです。

7月の終わり、旅の7日目に7つの湖の7つ目にくるというのは不思議なものです。

7がたくさん揃って何だかラッキーな気持ちになりました。


大分上まで来たので、37度とかあった気温がいつの間にか23度に。

湖の水も澄んでいますがすごく冷たい。

さすがに泳ぐ気はなかったのですが、運転手がおもむろに服を脱ぎ始めてパンツおじさんになり、湖の入って泳ぎ始めました。

上がってきた後に「君も行きなよ」と語っています。タジク語でしたが、ジェスチャーとつぶらな瞳が明らかにそう語っていました。

これは…私もいかなくてはならない…

私も服を脱ぎ、パンツおじさんになって湖に入りました。



雪解け水なんじゃないかってくらい冷えてて10度くらいなんじゃなかろうかと思いました。

せっかくですから平泳ぎをしてすぐに上がりました。

感想は…冷たいの一言です。

上がって身体を乾かしていると運転手が地元のおじさんに声をかけて、スイカパーティーが始まりました。

ロバに乗って通りかかった少年も加わり、みんなでスイカを食べました。

なんか、いいですね。こういうの。


余ったものや皮などはロバが食べて跡形もなく消え去りました。

なるほど。その手があったかという感じ。

スイカパーティーが終わり、ゼブンスオブセブンを後にしました。


タジキスタンからの帰路

バザールに軽くやった後、国境に向かいました。

夕陽を背にして、半日以上ともにいた運転手さんと握手を交わして、別れました。

車内から見えたタジキスタン国境付近の夕陽

なんか、すごく良くしてくれてタジキスタンにまたきてみてみたいなと感じさせてもらいました。


その後、国境付近ではYANDEXが使えないことがわかり、タクシーの兄ちゃんと交渉。

200000スム(1人1200円くらい)でご一緒した方のホテルまでいくことにしました。

ホテルのサウナの営業時間が迫っていたため、乗り合いタクシーまで待たずに、そのままホテルへ。

私はホテルの人のサービスで入れてもらえました。貸切サウナもとても良いですね!

サウナ後はご一緒した方と一緒にご飯へ。

店への途中に通りがかったウズベキスタンの結婚式場。
なぜか中に入れられて共に祝福しました。
プラタンというちょっと良いところで、夕食。

仕事や旅の話など色々なことを話すことができました。

こうして旅先で偶然が重なりご一緒した方と縁ができるのはとてもありがたいことです。

様々な視点や価値観、生き方を肌身で感じることができます。

旅人が集うサマルカンドに集うネコたち。
ネコルカンドが最後に見られました。

日付も回ったところで、各々の宿に帰りました。

とても充実した一日になりました。



タジキスタンを旅して感じたこと

私が行った山間のエリアや出会った運転手さんや人々たちはとても親切で、丁寧な人たちだと感じました。

胸に手を当てて会釈をして挨拶したり、道行く人に声をかけて、困っていたら助けたり。

タジキスタンという国を全くイメージできていなかったですが、分からないからくるちょっとした怖さ?というものは正直、持っていました。


行ってみると大分解像度が上がって印象も変わるものです。

自分の感覚ですし、ほんの一部の一部くらいしか見えていないはずです。

それでも,「全くわからない」が、ほんの少し「実感を伴ったわかる」になるという0→1の経験があるだけで、見え方、感じ方が変わると改めて思いました。

おそらく、人に恵まれた部分もありますが「人による」のはどの国でも同じだとも思います。


思いつきで行ってみたタジキスタンの日帰り観光でしたが、大切な経験ができた気がします。



今回は以上になります。

最後までお読みいただきありがとうございます😊

ではまた、次の記事でお会いしましょう。

みなさま、皆様、良い一日をお過ごしください。


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