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ポップコーンは買わない派です。vol.52

いただきます ここは、発酵の楽園

オーガニックにまつわる農業や食品について
あなたの考えを教えてください!

あらすじ

食育で知られる保育園を描いたドキュメンタリー「いただきます みそをつくる子どもたち」の続編。第2作の本作では「植物、微生物、ありがとう」をテーマに、田植え、稲刈り、羽釜の炊飯まで園児たち自身がおこなっている「畑保育」を実践する保育園や、「菌ちゃん先生」として子どもたちと土づくりのワークショップを続けている野菜農家の吉田さん、有機農業でアテネオリンピックチームに強化食を提供した菊池さん、年間40時間もの農業授業で食農教育を続ける山形県高畠町の和田小学校、「奇跡のりんご」として知られる木村秋則さんのりんご畑の現在などを紹介。食育の原点にある「食農」、植物を育てる喜びを追っていく。

予告編

テーマは発酵

発酵食品が注目されている昨今、日本人が古くから恩恵を受けてきたものですがイメージするものといえば…

味噌や醤油、納豆など加工した食品をイメージされる方が多いかと思いますが、この映画では「土」の発酵がキーワードになっています。

つまり、作物や野菜を育てる土の発酵を改めて見直していこうというのが本作のテーマなんです。

現在では当たり前のように利用している農薬や化成肥料ですが、江戸時代ではこんなものは存在するわけもなく、全てがオーガニックだったわけです。それを当たり前のように生産し、消費してきた。それをもっとミクロの視点で見てみるとそこには微生物たちの懸命な働きがあったのです。

本当の意味でのオーガニック

微生物の働きが健康的な土をつくり、それが結果的に健康的な野菜、つまり美味しい野菜ができるのです。このような野菜は虫への被害も少ないそうです。

野菜には栄養素の一つにファイトケミカルという栄養素があり、野菜が紫外線や昆虫など野菜にとって有害なものから身を守る成分を持っていて、これが健康的な土だと十分に発揮されて無農薬でも、十分に虫の被害なく美味しい野菜を作ることができるんです。

よく

虫が食べる野菜は人間が食べても美味しいんだよ

という言葉を耳にすることが多いと思います。自分もその1人でした。

しかし、それは野菜自らの防衛能力のない弱々しい野菜という裏付けになってしまうので、本当の意味はちょっと違うのです。

子供たちは素直

本作では子供達と野菜の描写がとても印象的です。子供たちが無邪気に野菜の種まきから収穫までこなす姿を見ることができます。

そんな中で収穫した野菜をそのまま頬張る子供の姿がありました。あまり見慣れない風景に驚きました。正直やらせ感すら感じる映像だなと思ってしまうほどでしたが、監督のインタビュー記事など見てみると、あれは子供たちが素直に頬張り、カメラが回ってないところでも食べ続けたらしいのです。

子供というのは素直とはいいますが、美味しいものはちゃんと美味しいとして食べるし美味しくないものは美味しくないとして食べないでいるのです。

だからこそ幼少期に食べさせる野菜ほどいいものを食べさせてあげたり、食に対しての教育、食育というものが大事なんじゃないかなって思いました。

最後に

オーガニックってある種、付加価値のある野菜や作物ということだと思ってしまっていました。それは資本主義経済の中で埋め込まれていた幻想なのかもしれません。それかドデカ企業と国家の策略かも。。

本当に消費者のことを想ったり、健康を願うのであれば農薬や化成肥料を使うことはおかしなことであると自分は感じます。

今や直接農家と消費者が繋がれる時代です。農家は消費者を、消費者は農家のことを、企業はもっとそれをつなぐ役割として互いのことを考えたツナギをすることが大切なんじゃないかなって思いました。

なんか映画の感想ってよりかは農業よりの話になってしまったようです。笑

ここまで読んでくださってありがとうございます。

オーガニックについて、農業について、食品についてあなたの考えをぜひコメントしていただけると勉強になり、嬉しいです!

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