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親からの「結婚しないの?」の一言への対処法 婚活カウンセラーが伝授

2020年7月から築地本願寺ではじまったのが、結婚相談サービス「築地の寺婚」です。昔から地域交流の場として利用されていた「お寺」という場を通じて、より多くの人のご縁を取り持つべく、スタートしました。
数々の人々の恋愛相談に乗ってきた築地の寺婚・シニアカウンセラーの渡信 玲子さんが、みなさまの恋の悩みにお答えします!

 Q 毎年、帰省するたびに両親からの「結婚しないの?」と言われることが増えていて、プレッシャーやイラ立ちを感じます。どうしたらいいでしょうか?

A イラっとしたのはご自身も気になっている証拠。一度、親の説得のみならず、自分も納得できる答えを突き詰めてみて。  

 

  親からの助言は、何度も言われれば言われるほど、わずらわしく感じてしまうものです。

「わかっているよ」「うるさいな」と言い返したくなることも、きっと一度や二度ではないでしょう。

 ただ、わずらわしさを感じてしまうのかということは、もしかするとご自身が気にしていることをしつこく何度も刺激されるから、余計にイライラしてしまう……という可能性もあります。
 
 親が「結婚しろ」というからといって、それに流される必要はありません。

 でも、「結婚しろ」という一言を通じて、プレッシャーを感じたり、イライラしたりするのであれば、その言葉がご自身の心になんらかの影響を与えている証拠です。

 なので、親の言葉に感情が動いたのであれば、それは自分の気持ちとしっかり向き合うきっかけにしてほしいと思います!
 
「結婚をしたいのか? したくないのか?」
「するならいつ頃なのか?」
「お相手はどんな方が良いのか。希望する条件はどんなものなのか」
「自分の理想とする人と、本当に出会うことが出来るのか」
「自分はいま、その出会いを実現するための行動をとっているのか」
「結婚を考える場合は、どのような結婚生活を送りたいと思っているのか」
「子どもは欲しいのか?」

などなど、の項目とその答えを書き出してみましょう。

 結婚というものは、忽然と現れる訳ではありません。
 
 なお、これらの項目を書き出してみて、「結婚したい」と思うのであれば、出会いが生まれる方向へと何かしらのアクションを取ってほしいと思います。

 逆に「自分は結婚したくない」と思うのであれば、ご両親に「なぜ結婚したくないのか(結婚をする意味がわからない。異性を結婚相手とみていくことが出来ない…etc)」をご自身の意見をしっかり伝えることが大切です。その理由をきちんと伝えて、納得してもらうことができれば、「結婚しないの?」などという言葉が出ることもなくなるでしょう。
 
 繰り返しになりますが、ご両親からの「結婚しないの?」という圧力は、ご自身の人生を考えるチャンスです。
 
 それも踏まえて結婚について自身の考えを明確にしていくと、計画的な人生の選択ができるはずです。
 

回答者:築地の寺婚カウンセラー 渡信玲子さん
1996年、日本ブライダルコミュニティに入社。IBJ(日本結婚相談所連盟)に統合後、2006年から同社各店舗でカウンセラーを経験。KKR(国家公務員共済会カウンセラー)としても活動。2020年より築地本願寺にて築地の寺婚カウンセラーに。

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