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願わくばバカだと思われませんように。

人と話す時…
特に、初めての人と話す時。
ましてや、憧れの人と話す時。

ものすごく恐怖があります。


だから、例えば(大好きな)手帳のオフ会しませんか?みたいな集まりも行くことができません。


自分の好きなモノの話をするお仲間さんの話を聞きたいけど、自分が参加するのはこわい。

こちらの記事でも、その事を書きました。

なんか、情けないなー。
自意識過剰なのかなー。



その恐怖を、ヨシタケシンスケさんが言語化してくれていました。


「雑誌のページに空白ができたから各界の著名人と対談して、そのイラストを描いてくるんだ!」と編集部に言われたヨシタケさん。

編集部のために行ってくるんじゃ!
byヨシタケシンスケ

(あぁ、どうか
どうか、もりあがってくれ…!)

と思うところから
はじまります。

(ほぼ日手帳社長)糸井重里さん、(絵本作家)かこさとしさん……etc


各界の12名の著名人対談が行われ、「分かる!」「そうなんだ!」といった気づきをイラストにされています。

たとえテーマが同じでも、絵柄が似ていても「別のもの」として存在が許される。「表現の世界は人にやさしいのです。(P120)

翻訳家によって作品は違う形になるけれど、読んでいるのは同じ「原書」なのです。
一方、作家は「世界のありよう」をいわば「翻訳」して作品にしているわけです。
だとすれば、作品を作る人は、そのスタイルがなんであれ、ほかの人の作品、作風、品質に一喜一憂せずとも、「原書」を読んでいればいいのかと勇気づけられました。(P88)

誰に頼まれてやっていたわけではない、創作せざるを得なかった者たちの純粋さが、すごく美しく見えるんです。(P83)

対談の内容は共感のオンパレードだし、表現をする全てのクリエイターさんに刺さる内容です。

私は、対談後の一コマに強く共感しました。

えぇーーーー!わたしも!!

同じような事、ヨシタケさんも思ってるんだ😳


緊張する自分のために、対談でする質問を考えていたり…

そして、準備していた質問はほとんど使われることはない(笑)お守りがわり。


そして、この本のあとがきに、ヨシタケシンスケさんは

「緊張したけど、(相手も)やっぱり人間なんだと思いました」

と感想を書いていました。


あたりまえだけど、恐怖は自分の幻想が作っていて、実際に会って話してみると、自分と同じなんだとか、違うところも勉強になるな、とそのままのサイズで受け取れるんだなと……


この本を読んで、ちょっと、安心したような気持ちになりました。


以上。
ヨシタケシンスケファンが最近読んだ本の話でした。

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