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チェコ買い付け日記2022

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図書館司書の仕事を辞めて、何もわからないまま初めて買い付けに行った「チェコ買い付け日記」です。
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記事一覧

チェコ買い付け日記①「まずはやってみるだけやってみる」

格安航空券のチケットを買った時、私はまだ本当に自分が一人で海外へ行くなんて信じられません…

チェコ買い付け日記②「この光景が見られただけで来て良かったと思えた」

夜の10時30分に出発した飛行機は成田からドーハに向けて飛んでいます。 飛行機は空いていて、…

チェコ買い付け日記③「ドーハと聞いて思い浮かぶことは」

飛行機は早朝4時ごろに乗り継ぎの地、ドーハに着きました。 窓の外を見ると白く靄がかかってい…

チェコ買い付け日記④「郷に入っては郷に従う私」

窓のシェードを上げると一面緑の景色が広がっていました。 ドーハを飛び立ってシェードを閉め…

チェコ買い付け日記⑤「ガリレオを思い出す」

小雨の降るプラハの街にはマスクをしていない人たちが行き交っていました。 100%マスクの国か…

チェコ買い付け日記⑥「イタリア語でもいいけれど」

ビールを飲んで一気に疲れが出てきました。 日本を出てから28時間。 機内で寝たとは言え、さす…

チェコ買い付け日記⑦「始めに明確にしておくべきコンセプト」

10時間ほど眠りました。 朝の6時ですがサイレンを鳴らしてパトカーや救急車が走っていきます。 寝ている間も何度かサイレンの音で目が覚めたような気がします。 プラハ中央駅のすぐそば、歩いて10分の場所にあるホテルなので、それも仕方がないことです。 とりあえず2泊分だけ予約していたので他のホテルを探そうか、と考えながら朝食へ。 美味しい。 特に豪華でもなんでもない、どちらかというと質素な朝食ビュッフェですが、種類も味付けもちょうど良い。 トマトジュースがあるのもとても良い。 他

チェコ買い付け日記⑧『Mikeš』

買い付け1日目の午前中に買えた一番嬉しかったものは『Mikeš』の古本。 ヨゼフ・ラダの本で…

チェコ買い付け日記⑨「使い道がわからないもの」

買い付け1日目の午後。 以前旅行で来た時にすてきなクロスを買ったアンティークショップに行…

チェコ買い付け日記⑩「完全に時差ぼけです」

夜中3時ごろ目が覚めてしまいました。 日本時間だと午前10時ごろ。 完全に時差ぼけです。 こ…

チェコ買い付け日記⑪「妄想でできた村」

Mirošovice駅からフルシツェまで20分ほど歩きます。 小さな駅を出てすぐにビュンビュンと車が…

チェコ買い付け日記⑫「遠足のランチは村のレストランで」

フルシチェ村のレストランに入ると、かなり広い店内のほとんどの席は予約席の札が置かれ、コッ…

チェコ買い付け日記⑬「売り物というより自分が見たい」

ラダの記念館は村のメインストリートから歩いて5分ほどの場所にあります。 ここはプラハに住…

チェコ買い付け日記⑭「カメラへの謝罪」

プラハに戻ってきてホテルで荷物を下ろすと、身軽になったせいか元気が出てきました。 散歩のつもりでぶらぶらと出かけます。 目についたスーパーマーケットやドラッグストアみたいなお店に入ってみたり、地元マダム行きつけ風な台所用品店で思わぬかわいいものがあったり。 まだ16時ごろで、日の長いチェコでは昼と夕方の間ぐらい。 店の前に出したテーブルでお茶やお酒を飲む人、犬を連れて通りを歩く人。 この時間のほとんどは、まだのんびりとしていて忙しくない人たちです。 気がつくと晴れていまし