見出し画像

チェコ買い付け日記④「郷に入っては郷に従う私」

窓のシェードを上げると一面緑の景色が広がっていました。
ドーハを飛び立ってシェードを閉めるまで見ていた景色は茶色でした。その中を蛇行しながら走る川と直線に張り巡らされた水路、川の両側に区画された畑。全体的に乾燥した茶色の風景。
それが一転。6時間の飛行時間を実感します。

緑の森や畑ばかりの景色から、だんだん建物が増えて街に移って行き、飛行機はヴァーツラフ・ハヴェル・プラハ国際空港に到着しました。
雨が降っているようです。
空港はこじんまりとしていて、入国審査もあっけなく終わり、あっという間に空港の外に出ていました。

空港からホテルまではUberを使いました。
超アナログ人間の私は今までホテルやチケットの予約もUberも同行者(夫)にお任せしていたのですが、この旅では自分でやるしかありません。
きちんと思った場所に来た車に安堵しながら乗り込みました。
空港からホテルまで40分ほど。
プラハの中心部に近づいて、ふと街を歩く人が誰もマスクをしていないことに気付きました。
そういえば空港でも誰もしていなかったような気がする…。
そういえば車に乗るとき、ドライバーの人が怪訝な顔で見ていたような気がする…。
郷に入っては郷に従う私です。そそくさとマスクを取りました。
車を降りる時、ドライバーの人は笑顔で荷物を下ろしてくれました。

ホテルは大通りに面していて少しうるさいけれど、こじんまりとして悪くはありません。
時間は16時前。
荷物を置いて休憩してから出かけることにしました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?