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少年Bのエッセイ・コラム

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少年Bがnoteで書いたエッセイやコラムです。
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2019年5月の記事一覧

他人のつらい話に共感ができない

他人のつらい話に共感ができない

と言うと、「冷たいひとだねぇ」と言われる。

まぁ、そうか。そりゃあそうだよな。
世はまさに大共感時代。なんて勝手に思っているのだけど。

人と繋がる旗印としての「共感」
インターネットが発達して、自分の好きなものを好きなときに見れるようになった。個の時代の到来。そして、SNSによって、その「個」同士がまた繋がれるようになってきた。小さな世界がたくさんある。いい時代だなぁ、と思う。

そんな小さな

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【リレー企画】わたしがnoteを書く理由

【リレー企画】わたしがnoteを書く理由

先日、友達を通じて知り合った、竹鼻さん主催のお花見会にお邪魔してきたところ、参加者の遠山さんというかたからお題をいただいた。

遠山さんの存在はたまたま自由ポータルのおなじ回に掲載されていた「沖縄の名物おばあ」で知った。おお、すてきな文章を書くかただなぁ、という印象。あと、こういうまじめなテーマで載ることもあるんだなぁ、というのは新鮮な驚きだった。よかったらどうぞ。
ちなみにこの回、わたしは焼きそ

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わたしが介護士だったころのはなし。

わたしが介護士だったころのはなし。

介護士をしていた。

そう言うと、「やさしいひとだ」というイメージがあるだろう。
「利用者さんの身の回りのお世話を献身的にする仕事」という世間の認識は、おおむね間違っていない。
食事、入浴、排泄。三大介助と呼ばれるこれらを中心に、時には一緒に歌ったり、ゲームをしたり、一緒に散歩に行ったり。
人に寄り添う仕事であることには間違いがないのだと思う。

わたしは、彼らを人間扱いしていなかった
「介護をし

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自己肯定感が低くてもいいじゃん

自己肯定感が低くてもいいじゃん

わたしは自己肯定感がひくい。

頭もわるければ、イケメンとはかけ離れた顔に、ふとめの体型。機転が利くほうでもない。出不精だし、気合いも根性もない。それから仕事で言えば、ライターだけど筆もおそい。
ポジティブになれる要素がないのだ。「ひとより秀でている」と胸を張って言えるようなものがまったくない。学生時代から、もう10年以上ずーっと負けっぱなしである。そりゃあ自己肯定感が高くなろうはずもない。

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