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Vol.24 心の傷と社会人

▼目次
・心の傷と社会人
・心の傷と就労
・人に合った職業

 こんばんは✨
他の記事を書いていたのですが、ふっと頭に降り立ったものが
「いやこっちを先に発信しよう」と思ったので、先に書こうと思います。
書いてた方は……ストックで……。

心の傷と社会人

 幼少期、学生期、色んな心の傷を抱えた人がいるのではないでしょうか。
そして、そのまま生きてるだけで年齢が上がっていきますから、自動的に社会人になったという方もいるのではないかと思います。
抱えた傷が、深いほど。
悩んだものが、大きいほど。
直面したものが、ショックの強いものであるほど。
それは、子どもの世界を狭くしていきます。

 私はよく言っているのですが……(創作作品にも書いてありますが)
「虐待は連鎖する」と立証されているにも関わらず、何故わたしたちは当事者へ掛ける言葉が変わらない生き物なのでしょうか?
虐待された時の経験しかないから繰り返す?まあ否定はしません。
そうするしかやり方が分からないから?まあ否定はしません。
でも、きっとそうではない。
私達は、被虐待者を、癒して来なかった。それだけなのではないかと。

 細かいところは長くなるので割愛しますが。(私の体感や体験を今話しても読みづらいだけですので)
癒されなかった人が、癒された時の嬉しいを誰かにあげることは、しにくいですよね。経験ないんだから。上で言ってるじゃないですか。
癒されなかった人が、自分はそうならないぞと心に決めても繰り返してしまうのは、やり方が分からないからですね。上で言ってるじゃないですか。
そのまま「可哀想に」「もう大丈夫だから」と庇うだけ。
その子がどうしたいかを聞かずに、大衆正義の綺麗な言葉を浴びせるだけ。
それでどうやって癒されていくというのでしょう

 例としていいのは「守野伊音『狼領主のお嬢様』KADOKAWA」でしょうか。ヒロインは何も知らない純粋なお嬢様ですが、いわゆる家が腐っているという状況で、反乱にあって没落します。
よくある転生ものなので転生します。記憶を引き継いだまま。
そうして、「あの一家は死んでよかったんだ」「だから今わたしたちは生きて居られるんだ」という大衆の言葉を、転生したお嬢様は耳にし続けます。事実だからです。変えられない事実でも、ヒロインにとっては苦しい。
腐っていると知らない純粋な子どもが、家族を当然のように愛し、愛した家族は全員殺され、「あの一家は死んでよかったんだ」と言われる。間違っていないから訂正もできない。これがどれほどの苦痛であるでしょう。
一家が死なねば領民が苦境にあえぐだけだったと理解できるからこそ、それは正しくて、でもヒロインを苦しめる。

 正しいことだけを発信するのが、社会福祉ではないと、私は思っています。何故なら、その人の人生は、癒されなくても続いていくからです。

 心に傷を負ったり、間違った価値観の中で育てられた人が、「普通は」と言われるのが、どれだけ苦しいことか、考えたことはありますでしょうか。
私は言われましたよ。「普通は」って。
そんな普通、私の環境には存在しなかったですのに。
じゃあその「普通」を教えてくださいよって思っても、あちらは普通のことだと思ってるから、何を教えることがあるのといった感じです。
これを寄り添えているというのだろうか。

 人は、大人になります。勝手にです。
でも、心の傷や、体験したことのないことは、重ねて行かないと持ちえませんし癒えません。
「普通ならこれくらい耐えるもんでしょ」というものに、耐えられなかった人を見たことがあります。精神障害者の人でした。
社会人ですから、責任が伴うし、役割を果たすことは暗黙の了解です。
けれど、その人が歩いてきた道で、「怒鳴る大人」への恐怖が植えつけられていたら?
「何でこんなことも出来ないの?」という業務上の注意でも、傷を抉ることになります。それが怖いからです。
それに配慮すると際限がないというか、業務も回りにくくなりますが
「癒えていないまま大人になってしまった人」は、ベルトコンベアに乗せられるがままに、就職という場所に辿り着いてしまいます。
結果的に、「社会人として生きていくのが苦しい」人が生まれ、その人を抱えている企業も苦労することになります。

 「応急手当」とか「応急処置」と言う言葉がありますね。
私達は、「その場をどうにかする」ということだけをしています。
「その人がこの先歩いていく人生」にまで責任を持たない。
一々持てという話ではなくて、
「働けない理由になり得ることがあっても、その場だけ助ける」というのが現実だということです。
だって、その先の事は、業務外だから。これが現実。

心の傷と就労

 ベルトコンベアという時の流れに運ばれて、社会人になった人。
多くはフリーターだったり、ニートだったり、引きこもりだったり、よくてもパートだったり、人と話さない役職を選びますね。
働けない人もいる。
自分の心の問題が片付いていないのに、就労なんてきついこと、出来ないのです。

 知り合いに、発達障害の人が居ました。
発達障害特有の「自分の世界」というものが強くあり、けれど他の面が通常に近いので、私が気付くまで露見しなかった。
その人はたまに仕事の愚痴を言ってきました。
「そんなに再々休まれたら困るとか言うけど、私だって好きで体調不良になっているわけじゃない」と腹を立てていました。
 しかし、数日してから、その人は考えを変えました。
「総務に聞いてみたら、確かに、月の3分の1ほども休んでいる状態になっている(※2月)から、それは確かに困るよねって思った」と。
気付くことは自分で出来たようなので深入りしていませんが、その人は自責傾向が高いため、「じゃあ体調を整えるために必要なものを考えようか」という方に話が行きました。
食事療法的な面からも支えるのは得意だったので、小さな異変も見逃さず、好きなものを増やし、その中からバランスのよさを選び、食べていく。
金銭的に困窮するまでは出来ていましたから、その間は殆ど休んでいませんでしたが、金銭的に困窮したからと食事バランスを崩してしまったために、また欠席の多い人材に戻ってしまったと聞いています。

 就職するまでがきつい精神障害者も。
就職してからも「マイワールド」から出られない人が当たる壁も。
その人の人生の一部であり、解消されない限りはついてくるものです。
確かに全人類の責任を持つことはできませんし、それをやってしまっては逆にクライエントの可能性を狭めるだけということもあるから、一概にどうとは言えません。
けれども、だからといって業務外になったから手放しにして終わりというには、人生は長いものなのです。

 私が創作をしていて、訴えている中で誰からも理解は得られなかったのですが。「ひどい扱いを受けているキャラクター3人」と「顔も名前も出てこないひどい親」という話を書いています。
まあその「可哀想な方」にはすごく同情的ですよね。でも、救ってあげたいとか助けてあげたいという割に、「そのキャラクターが本当に分かって欲しいこと」を裏切る同情の仕方しかしないという統計のみが出ています。
そのキャラクターは、自分が「いつか、親と同じような大人になる」ということを理解しています。そもそも同じ罪科を背負っているので、「自分だけが可哀想」という綺麗な言葉が大嫌いです。
可哀想だったら許されるの?
同じ事してる親は許されないのに、自分は可哀想だから許されるの?
何もわかってくれないのに、「助けてあげたい」って何なの?

 俺だっていつかはあいつと同じ大人になっていくのに。
綺麗事だけを並べて。話も聞いてくれなくて。俺は自動的に大人になっていく。どうせ同じことをしてしまうのに。
その時は、「お前が可哀想だ」と言った同じ口で、今度は「お前が悪いんだ」って言うんだろう。
何もしなかったくせに。

 そういう題目の作品があります。
誰だって、人生、自動的に大人になっていきます。
罪の在り処を挿げ替えられることを知っている。
それがただの綺麗事です。

 私が「ドクターストップと就労」とか先に書いたのも、そういうことから発端が出ています。
本来の社会福祉では、まず心身ともに回復するまで療養し、回復したら社会復帰を目指す。そういう手順を踏みます。ちょっと中抜けしてますが。
けれど、療養できない理由がある。
就職しても続かない人もいる。
故意ではなくてもそれが傷を抉ってしまうこともある。
療養をきちんとしてきたとしても、「社会人として求められるスキル」というのは、いわゆる「常識の範囲内のマナー」みたいなものですね。
あとは責任感、遂行力、自己洞察力など。
それが身に着く環境に居なかった人が、潰れていくのです。
だから今、心の幼い若者が増えてきているのではないかなと、一理としてですが思っています。

 育つ機会を得ないまま社会に出ていく人達。

人に合った職業

 好きなことを仕事に、なんていいますが、それが叶う人は少ないですよね。私は結構なんでも好きだからどこに就職しても楽しいお得な性格をしておりますが。世の中すべてがそうではない。

 でも、心に傷を負った人でも、お金に困るとかありますよね。
あと、得意な分野とか、興味のある分野とか。
それを活かすのも、大事なことと思います。

 行きつくのがいつも運用代行で申し訳ないですが(^_^💧)、
私が提案できるのは最初は運用代行です。
あんまり人と話さなくていいですしね。
修正(?)しました。

 ただ、色々転職してきた人間として一つ言えるのは
合わない仕事でも、就職できたならここで我慢するしかない
と思わないようにしてほしい
な、ということです。

 人と話さなくても出来る仕事は、思っているより結構あります。
最初に社会の厳しさにぶち当たっていた方が、後々が楽なのは楽なのですけれども、だからといって無理はしてほしくないし。
どんな厳しさが社会人にはあって、それが自分に無いならどうやったら獲得していけるのかを考えて、一人では行き詰るなら心療内科にでも、私にでも相談してみて(インスタDMとかXのDMで受けてます)、「ベルトコンベアで成人してしまった自分」を「きちんと成長した自分」にしていけたら
いいなあって、思うんです。
毎回話が長くてすみません(;^_^A
纏めるのが下手だなあ……要点だけの話はインスタにアップしますので、「長い!分かりづらい!」という人はインスタもよろしくお願いします。

 「優しい社会」って、健常者が優しくするだけの世界じゃないんです。いや、必要ではあるんですけどね。
「傷付いた人を抱えながらどう成長していくか」も、社会課題なのではないかなあと思ったりするのです。
心にできた傷は、勝手には瘡蓋にならない。
他人が関わってようやく、瘡蓋になって、瘡蓋が剥がれて、薄れていくものなのではないかと思っています。

 さて、では以下いつものコピペです。

 インスタのDM、XのDM等から丁寧に移行へのご案内を致しております。
法律遵守、お互いがwin-win、それが何よりも大切。

 また、他の情報発信や、何か聞きたいことがあったりなど
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カウンセリングや、ちょっとした心細い夜に話し相手が……という場合は、
インスタをお使いください。通話の仕方勉強しますね(ちまちま…)

インスタ \お友達募集、数友でも構いませんよー!( ;∀;)/
※基本的には広報記事を続けていく形になります。
 それに価値を感じたり、私がしたことに何か金銭的な対価があっていい
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 月8万しんどい……😞💦笑

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