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弥生|March

目次

  1. コラム|山菜

  2. 医療情報|不眠症の本質は「睡眠時間の誤認」?

  3. 健康オタク|静電気対策

コラム|山菜

「春の皿には苦味を盛れ」ということわざがあります。これは冬の寒さを乗り切るために、溜め込んだ老廃物を排出し、新陳代謝を促進する働きがある苦味のある食材を積極的に取り入れようという教えです。その代表格、山菜には、ビタミン、ミネラルなどを含むものも多く、例えばふきのとうやタラの芽には、抗酸化作用を持つビタミンEが含まれています。しかしそれぞれに適したあく抜きが必要だったり、自分で採取する際は毒性のある似た植物には注意が必要です。

医療情報|不眠症の本質は「睡眠時間の誤認」?

夜中に目が覚めるたび、"また眠れなかった"と嘆いていませんか?
しかし、実はあなたの睡眠は思っている以上に質が高いのかもしれません。
多くの中高年が直面する「睡眠誤認」という現象、それは自分が感じている睡眠不足が実際には存在しないかもしれないという、驚きの真実です。
これは、加齢とともに浅くなる睡眠に起因するものです。
 
睡眠誤認は、睡眠中に何度か目覚めることを長時間起きていると誤解し、実際には十分な休息を得ているにも関わらず、疲労感や、睡眠不足を感じたりする状態を指します。この誤認は、特に年齢を重ねると共に増えるもので、夜間に短時間覚醒することが普通であるにもかかわらず、それを過剰に悪いものと捉えてしまうからです。
 
ここで大切なのは、自分の睡眠に対する理解を深め、質を向上させるための方法を知ること。例えば、就寝前のルーチンを整える、寝室の環境を改善する、カフェインの摂取を控えるなど、生活習慣の見直しは非常に有効です。また、睡眠日記をつけることで、実際の睡眠パターンを把握し、必要に応じて専門家に相談することも一つの手段です。
 
重要なのは、「睡眠=8時間」という固定観念に縛られず、自分にとっての最適な睡眠を見つけること。質の良い睡眠は、日々の活力と健康の源です。睡眠誤認を乗り越え、快適な眠りを手に入れましょう。私たちの睡眠は、思っている以上に我々の健康と幸福に貢献しているのですから。

健康オタク|よく噛むことで起こる身体にいいこと

噛むことは、単に食べ物を摂取するためだけではなく、身体全体の健康に密接に関連しています。
◇噛むと起きること
(口の中では…)
◦食物を砕き唾液の酵素で糖質の分解を助け、栄養素の吸収を促進
◦唾液が多く分泌され、口内の自然の洗浄作用を果たし、口内のpHバランスを維持。さらに唾液に含まれるカルシウムやリン酸塩は、酸による歯のエナメル質の脱灰を防ぎ、再石灰化を促進→歯周病や虫歯予防効果
(身体全体では…)
◦顎の運動は顎関節の健康や咀嚼筋(そしゃくきん)強化で老け顔防止効果
◦早食い抑制となり満腹感をもたらすため、過食を防ぐ効果。
◦脳の活性化に寄与し、認知機能の維持にも効果。
 
◇柔らかいものばかり食べているとどうなるか
ファストフードや加工食品などは比較的柔らかく、簡単に噛み切れたり、あまり噛まずに飲み込めたりするものが多い傾向にあります。
柔らかい食べ物ばかりを摂取すると、前述のような口内や身体への効果が少なく、
虫歯や顎関節の疾病、肥満、それによる生活習慣病などの問題が生じる可能性があります。
 
「まごわやさしい」食事を見直そう
豆、ゴマ、わかめ(海藻)、野菜、しいたけ(キノコ)、イモ
これらの食材を積極的に献立に取り入れて、よく噛む食生活をし、健康な身体を維持しましょう。


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