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とるにたらない愛おしき日々たち


風が心地良くなってきて秋の気配が色濃くなってきた。

という話は以前も書いた


今日も朝起きてみたら少しひんやりしていて夏用の布団が心地よかった。少し外を出ていなかった期間に涼しくなってしまったかもしれない、お気に入りの夏服がもうすぐ着られなくなってしまうかもしれない、と焦ってノースリーブのサマーニットを着た。

すると確かに風は心地よかったけれど、日差しは焼かれているかのように熱くて、まだまだ夏なんだ、と夏好きな私は安心した。風につられて油断して日焼け止めを塗らなくなったから気を引き締めよう。


図書券


大学からやっと、図書券が支払われた。

先月上旬のオープンキャンパスのバイト代である。2日間で11000円分の図書券。うちのブースは事前準備があったので、時間外労働分としてアマギフももらえる予定なのだが、それは同封されていなかった。どうなることやら。

この図書券が支払われることをどれだけ心待ちにしていたことか。もう少し前に欲しかったけれど、手元に来たらそんなことは帳消し。

さて、どんな本を手に入れようか。


私の母と私の彼


母の誕生日だった。

前日手に入れた図書券を片手に(とはいってもオンラインギフトなので、手にあるはスマホ)本屋に行く予定だったが、あいにく台風の予定だったので天気はめちゃんこに悪く、真っ黒な曇天。ついでにJRは計画運休。ついでに母のプレゼントを買ってくる予定が、プレゼントは何にしようかな、と思いながら家でのんびり過ごすことになった。

と思いきや、15:00ごろに彼から「インターン終わって今⚪︎×駅にいるの」と電話がかかってきた。せっかくだから、お菓子でも食べようと思っていたらしい。ひとしきりおしゃべりをして電話を切った。

数分後、また彼から電話がかかってきたので、「?」と思っていると「ドットがいつも欲しがってたお菓子、並ばずに買えたから買っちゃった。一緒に食べよ!」とのことだった。

つまり、最速で40分後、長く見積もっても1時間後には彼が地元にやってくるということであった。

その時の私の装いは、ドスッピンメガネに、髪の毛ボサボサ、ユニクロのスポーツ用トップスにリラコボトムスという、完全オフ(オフの中でもさらにひどいオフさ)な格好であった。

一応、母に伝達すると「え、わざわざ持ってきてくれはるのに、家にも上げずに帰すなんて」と、まさかの家を片付け始めた。

「マンションのロビー、なんなら駅でいいって言ってたし、それでええんやで」と言ったけれど、彼のことが大のお気に入りな母の耳には届かず。おそらく2022年の中で1番綺麗な我が家の姿を見た。


かくして、彼は母の誕生日に私の家にきた。(家に来るのは公式見解によると2回目、彼が母に会うのは5回目)

お誕生日おめでとうございます、と言われた母はその場では照れて?いたけれど、帰り際には彼に「お誕生日に会えて嬉しかったです」と語り、その間終始ご機嫌で、帰ってからもご機嫌で、仕事から帰ってきた父にルンルンで報告していた。彼は彼で「ほんま優しいお母さんやね」と言っていた。

母も彼も緊張しあい、気遣いあっている様子は、双方親しい間柄である私の目から見たら、滑稽でおもしろい。だけど私の大切な人同士が、同じ食卓を囲み、平和な雰囲気で同じ空間に居られるのは、幸せ。


我が家で見たことない食器が彼のために出てきた


母へのプレゼントは、彼を送って行ったついでに、前日大学からもらった図書券で買った原田ひ香さんの『三千円の使いかた』を贈った。父が持っていたらしいけど、それは母には内緒。

ついでに、自分用に 原田マハさんの『フーテンのマハ』『やっぱり食べに行こう。』『いちまいの絵』も買った。

既に図書券は3000円分ほどの消費された。
少し前に会った友人と「11000円分って相当よな。しばらく本買う金を自分の懐から出さんで済むわ」と話したけれど、案外秒で使い切ってしまうのかもしれない。


ちなみに妹は、「恥ずかしい」とかいって自分の部屋に篭りきって彼に会わなかったけれど、彼が持ってきたお菓子はきっちり完食していた。何様だ。



なかふつか


某メーカーのインターン。詳しくはまた改めて。

あと、とにかく秋はバイトしようと思った。



研究


朝、ゼミの先生とミーティングをして、私の研究計画が決まった。


とにかくVRに関する研究がやりたくて、願わくば「心理学的には人間にこういう知覚特性があるから、それを踏まえてこんな画面表示・刺激提示をするとよりリアリティを感じられるのではないか?」といったような、VRデバイス開発の役に立てるような研究をしたいと思ってきた。

ただ、それをすると心理学というよりかは工学的な研究になりがちだったり、デバイス開発の企業と共同研究といった手順を踏まなければならなさそうだったり、先行研究がなさすぎたりで、かなり壁が高かった。あまりに出てこなくて、心が折れた。

VRを使った心理学実験、と方向を変えてみても、VR×パーソナルスペースに関する研究は割とやり尽くされていたり、アバターの身体所有間だとかVRコミュニケーションの印象に関する研究はそもそも「実験」じゃなくて「アンケート」だったり。ただでさえ自分が元々やりたい方向なわけでもないのに、簡単にいくわけでもなさそうでこれまた心が折れた。


そんなこんなで、なんとか絞り出したテーマ案を矢継ぎ早にぶつけるのがこの日のミーティング。

最初のVRにこだわった実験は、全部ダメ出しを食らって「あー…また1からか」と半ば諦めていたけれど、最後の一案でやっと先生からGOサインが出た。


その案はVRが主役じゃない研究。正直、元々ゼミでやろうとしていた方向ではない。

だけど、私が心理学部に進もうと思ったきっかけである、コミュニケーションや感情、言葉選びといった方向の研究なのだ。しかも卒論時には情報提示にARかVRを使えそうで、いいとこどりした気分でワクワクしている。

ミーティング中、先生が次々と口から語る「これだったら、こうやったらできそう」を必死にメモを取った。これまで先生と私の間で交わされた、どのテーマに関するやりとりよりもずっと、「私にはこれしかない」と本気で思えたし、先生も「これは認知と社会両方にとって意義のある良い研究になりそうですね!プロジェクトにできそうなので、Slack作ります!」と喜んでくれた。(ちなみにSlackはまだできていない)


さっそく、ミーティング後から先生から語られた研究計画をWordにまとめ、先生との共有フォルダにアップした。夜中、先生からきたコメントには「記述してもらった実験は、最後にやるものです。」と、細分化された単純な4つの実験が送られてきた。

ゴールが明確でなければ「こんなこと何のためにやるの…(おもしろくない…)」と思ってしまいそうな実験で、ほんとうに研究って地道なんだなぁということが身に染みた。


人が言葉によって傷つけられる場面において、人を傷つける言葉を発した側(発話者)はおそらく悪意なしに傷つけるような言葉を発している。そこで、発話者が自分の発した言葉の酷さがわかるような工夫(発した言葉が可視化され、トゲトゲがつく等)を施すことで、発話者が自らの発言に対して内省的になる・罪悪感を覚える、などの心理的変化が起こるのではないか。(ゆくゆくは、攻撃的な人が自ら発する言葉に敏感になり、他人をむやみに傷つけないようになったらいいな…という展望。)
研究計画(仮)の「着想」部分。
ご興味ある方は良かったら読んでみてください☺︎


バイト帰り


土曜朝のバイト帰り、バイト先の最寄駅のジュンク堂に寄った。自分の家の最寄駅にもジュンク堂はあるけれど、バイト先の最寄りの方が大きくて、本の並びも新鮮で好きなのだ。

そういえば前の週の帰りには、どこに行っても売り切れで、その店舗でも残り2冊だった、原田マハさんの『さいはての彼女』を買って帰った。


この日は、特に何かあてがあるわけではないけれど、本屋という空間に浸りたくて立ち寄った。

本も本屋という空間も好きな私は、お金がないときも、あるときも、目的がないときも、あるときも、とにかく本屋に立ち寄る癖がある。

だけどこの日は週始めにゲットした図書券の残り8000円分ほどがあったから、より本屋を楽しめた。図書券があると、本屋に行くのが倍楽しい。

バイト先の最寄りで マハさんの『ゴッホのあしあと』『モネのあしあと』『美しき愚かものたちのタブロー』あたりを泣く泣く諦めたというのに、自分の家の最寄駅の方にも立ち寄って、江國香織さんの『とるにたらないものもの』を、バイト先の最寄りになかったから と つい、買ってしまった。

そういうとこよね、自分。

やっぱり11000円分の図書券は秒でなくなる予報。



マハさんのほぼ日


2023年用の、マハさんデザインのほぼ日手帳が届いた。

手帳は中学の時からほぼ日派。中でも、1度カズン(1日1ページ)に挫折して以来、もっぱらウィークリー派。基本は4月始まりの柄なしの最安カラーデザインに透明カバーをつけている。

大学1・2年のときは、大学の手帳が何気に使い勝手が良かったので、東京オリパラに合わせた東京タワーの刺繍入りほぼ日を持っていながら、大学の方ばかり使っていたけれど、2022年からケチられて大学の手帳からウィークリーページが消えたので、またほぼ日に戻ってきたのだ。


すると、どうやら2023年はほぼ日からマハさんデザインが出るらしい、という。もちろん値段が高いラインナップなので、金欠の私は迷ったけれど、そこで閃いた。誕プレに買ってもらおう、と。

さっそく母に交渉し、売り切れるギリギリでオンラインストアから購入できた。母に感謝。

元々日曜日(今日)届く予定だったのに、1日早く届いて感激。中身にも感激。


お届けBOXもかわいい♡


買ってみて1月始まりだったことを思い出し、「2024年(4回生)の1月から3月、どこに記録しよう…キリ悪いな。」と思ってしまったけれど、そんなことは些細な問題。来年の手帳も1月始まりを買えばいいだけのお話よね。


志望理由書


秋学期にある、心理演習の、日曜(つまり今日)までの志望理由書を丸一日かけて書いた。

公認心理師になるために必須の科目なのに、なぜかうちの大学では、いくつかの科目の単位を取れている、選考に合格した60名(1学年280名中)しか受けられないらしい。

とはいっても、公認心理師になるつもりはあまりなく、臨床にも関心が薄い私。

今回は心理療法というよりも、傾聴力や質問力(話の引き出し力)のスキルが身につきそうだと思って受講を希望しているから、関心ある心理療法と言われても困った。

なんとか関心を見い出して書き上げたものの、引用文献含めてA4 1枚はなかなかにシビアな字数制限で、文字数をオーバーしてしまった。

頑張って削ってなんとか提出した。

定員割れで通ることを祈る。


にちようび

火曜日ぶりに彼に会った。
元は淀川花火ぶり(?!)になる予定だった。

久々に彼の下宿先へ行った。

今日は甘えるよりも甘えられる日だった(珍しすぎるから明日地球滅びるかもしれない)。

そんな今日の続きは、また別に機会に。

あなたに逢えるなら、昨日丸一日かけて志望理由書を書いた甲斐があったね。








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