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遺憾砲しか撃てなくなった米国

「米政府、気球に偵察機器搭載との見方 中国の「民間」説明に反論」
(毎日新聞)


 中国の増長が止まらない。然し、中国が増長出来る理由は、中国がガンバッているからでは無い。米国や日本がショボいからである。

米国防総省のライダー報道官は3日の記者会見で「中国による偵察を目的としたものであり、米領空への侵入は国際法違反だ」と指摘した。

出典:ショボっ!

 国際社会とは無法地帯であり、モノを言うのは暴力とプロパガンダである。
 その様な事実を鑑みれば、「国際法違反だ」などと叫ぶ行為そのものが、如何に的外れか分かろう。
 まして、米国がこの様な事を叫び出したらどうなるか。

 習近平が視ている。
 金正恩が視ている。
 プーチンが視ている。
 アクンザダが視ている。
 (※タリバンの現最高指導者)
 ジェファニー・モーガンが視ている。
 (※グリーンピースの現事務局長)

 日本は国政政党の全てが左翼という為体である。
 英国はEU離脱という最低限を果たしたものの、まともな保守が政権を取る気配は感じられない。
 共産主義の化身たるEUなど、微塵もアテにならない。
 イタリアの現政権は保守だが、いかんせん国力が低下し過ぎである。
 インドも脱炭素とか、ちょくちょく妄言を吐く有り様である。
 オーストラリアは右に左に振り子のように、極めて落ち着きが無い。

 この様な国際情勢の中で、米国が「国際法」などという糞の役にも立たない虚構を持ち出してくるなど、恐怖でしか無い。

 例えば中国が無法を働いたからと言って、地球警察が近平を逮捕してくれるか?地球裁判所が近平を有罪にしてくれるか?地球刑務所が近平を収監してくれるか?
 その様な事など起こる筈が無い。(あったらあったで、それもおかしなハナシである。)
 今回の米国が見せた対応は、日本お得意の遺憾砲を撃つのと同義である。遺憾砲がハナクソにもならないのは、我々日本国民なら嫌というほど理解している。
 米国はここまでショボくなってしまったという事である。

ライダー氏は「中国政府の(民間飛行船との)声明は認識しているが、我々は偵察気球だと知っている」と強調。

出典:ショボい奴のショボい言い訳

 そんな事は私ですら知っている。何の自慢にもならないどころか、知っていてこの為体な訳だから、何をやっているんだ?という事である。
 分かりきった事を得意げに話し、悦に浸っている場合では無い。

北米航空宇宙防衛司令部が引き続き、気球の動向を監視している。ライダー氏は「この種の気球の活動は、過去に他の場所でも確認されている。しかし、今回は米領空にとどまっている期間が長い点が異なる」とも説明した。

出典:ショボい対応について、どうショボいかの説明

 指を咥えて見ている事しか出来ないという事である。
 そして、その様な米国のショボさを視ているのが、近平だったり正恩だったりプーチンの様な、極悪国家の首魁であり、タリバンやグリーンピースの様な、国際テロ集団の最高指導者である。

日本でも2020年に宮城県上空で同様の形状の気球が確認され、河野太郎防衛相(当時)が「24時間、警戒監視を続けている」と述べたことがあった。

出典:日本も当然の如くショボかった

 河野太郎というのは、マイナンバー制度という人権侵害制度を拡める極悪人であるが、政治家として成すべき事の一切を成せていなかったという訳である。
 コイツに投票する方々の気が知れない。
 コイツが当選してしまう程、日本という国はおかしくなってしまっているという事である。

バイデン大統領はモンタナ州上空に気球が飛行した際、当初は撃墜すべきだと考えていたという。しかし、地上に落下した際の人的・物的被害を懸念する国防総省や米軍幹部らの助言に従い、撃墜は見送った。

出典:ショボい対策を決定した際の、ショボい言い訳

 ショボ過ぎる。
 撃墜した際の落下物による被害を心配しなければならなくなる、その遥か前から接近を補足していた筈である。
 その時点で撃墜すれば良かっただけの事である。
 万が一補足出来ていなかったとしても、落下物による被害などと眠たい事を言っている場合では無い。毅然とした態度を取れなかった事で、米国の威信が「落下」した訳である。
 何方がより深刻か、考える迄も無い。

国防総省は「地上への軍事的、物理的な脅威はない」としている。

出典:醜悪な言い訳

 コレはショボいというよりも、醜悪である。
 日本が北朝鮮にバンバンミサイルを撃たれ、「実質的な被害は無い」などとのたまうのと同レベルの醜悪さである。
 敵性国家に好き勝手させない事は、無法地帯たる国際社会を生き抜く上での必要絶対条件である。
 敵性国家の増長を許した結果がどうなるか。
 北方領土返還どころか、「北海道の権利はロシアが有する」とまで言われ、拉致された同胞を取り戻すどころか、「もう解決している」などと言われる日本という前例が、既に存在する。
 敵性国家の増長を許す事は、いずれ必ず軍事的、物理的な脅威に発展するという事である。


※補足①

 国際法など持ち出してもバカにされるだけである。
 観測用だろうが民間機だろうが関係無い。問答無用で撃墜し、「民間機を勝手に落とすな」などと文句を言ってきても、別に地球警察がタイホしに来る訳でも無い。知らん顔してトボけてやれば良いのである。
 「我々が撃ち落としたというなら、根拠を出せ」と突っぱねてやれば良い。
 何か証拠っぽいモノを持ち出してきたら、「我々が認める査読論文に書かれていなければ、話にならない」とでも言って、小バカにしてやれば良い。

※補足②

 正直なところ、この状況で論文とか、まして論文の査読システムとか、一切合切何の脈絡も無い気がするし、説明しろと言われると困ってしまうというのが本音である。
 だが、カルト信者の内輪で論文を書いて査読し、「だから気候変動人為説は正しい」などという、論理も脈絡も無視した行為が既に存在する訳だから、ネタにするくらいの事は許されるはずである。


※追記 2023年2月7日

 取り敢えず撃墜はした。
 だが、中国が「破片を返せ」などと言ってみたり、米国内の反米左翼が批判的な発言をしてみたりと、完全に馬鹿にされている。
 問答無用で撃墜しなかったから、中国とか反米左翼に付け入る隙を与えてしまった訳である。

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