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孫はお菓子で子は小豆-すずころ日和 祖父で父-
こんにちは。皐月です。
今日はもう食事を食べましたか?
その時にあなたはお箸をきちんと持てていましたか。
わたしは持てます!
そう、そんな風にまぁ自信を持って言える。
食事の場面で萎縮しないで済む。
そうやってしつけをしてくれたのは、父。
幼稚園入園前にはきちんと持てていたのに、入園後どうやら他の子どものマネをして、持ち方が変になったらしい私。
なので、小学生低学年のときに、もう泣きながら父親の矯正お箸教室でしごかれました。
今でも覚えている。
目の前に小皿2枚。
一つに小豆、一つは空。
そう、左の小豆を右のお皿に移していく。
もちろん小豆はつるつるの乾燥したもの。
泣いても泣いても、出来るまで終わらない。
痛い右手。
大人になってからは親にも物申せるようになり、
「あの小豆はひどかったよね?!お箸を普通に使える今でも持ちにくいわ!!もっと別のもの、あったよね?!」
はっはっはー、そうだっけ?
笑ってすます父と母。
そんな幼き日の記憶。
わたしも子どもをもつ親となり、お箸の持ち方は大事だよー。と幼い我が子に、練習用のお箸を持たせる日々。
で、今は小学生の我が子たち。
上の子は上手に、下の子は面白い持ち方で食べています。
上の子も一時期おかしくなっていたんですが、おじいちゃん家でご飯を食べた時に「こうやって持つんだよ」と何回か乾燥唐辛子で練習して治りました。
「おじいちゃん塾」とよぶ私と上の子。
そしてキチンと持てない下の子。
「こうもつんだよ」と何度か教えては子どももチャレンジしますが、なかなか治らない。
「おじいちゃん塾に入会やね。お母さん、泣きながらやったもん。
乾燥小豆でつるっつるのやつ。おじいちゃん厳しいよ〜」
と言うと、いやだー!!と頑張る彼女。
けどなかなか治らない。
そんな日が何度か続いた先日の夜。
「お正月用の冷凍お肉ですき焼きをする」というので家族で実家にお呼ばれ。
食事も終盤となり、下の子だけが最後に卵を追加してせっせとおかわりを食べていました。
そこでひとり注目を浴びてご機嫌で食べていた彼女に
「あれ?お箸の持ち方がおかしいよ」
おばあちゃんから一声が。こうするんだよ〜と言われて
チャレンジするも「ちがうちがう、こうだよ」と言われる。
そこでわたしが
「よし、もう諦めておじいちゃん塾に入会やね!」
というと、顔が引きつる下の子をよそに、父がノリノリで腕まくり。
「えー?おじいちゃん塾ってなんなん?」
とニッコニコ。
定年して数年。すっかりおじいちゃんが板についてる我が父。
かくかくしかじか。で、
「よし、おはしの練習をしよう」
となりました。
終わりかけのご飯を食べ終えて、しょんぼりと諦めてこたつに座る下の子。
こたつの上にはまず箸が用意され
父と母が「どれがいいかな〜」と台所を物色し、いよいよ開講。
そして、こたつの上にでてきたのは
キャラメルコーン!!!
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そう、赤い袋に甘いサクサクのキャラメルコーンとちょいピーナッツ入りのアレですよ!!
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/128333125/picture_pc_50f75eb6777488693806cf8160a73ccb.png)
えー?!!
なにそれ!!!!
しかも「うまくとれたら、その度に口にいれたらいい」という仕組み。
ご褒美つきー( ゚д゚)?!
ちょっと、ちょっと!!
わたしの時と違いすぎませんか??
キャラメルコーンて。
うまく掴めるたびに食べれるとか。
ブーブーと文句をいうわたし。
ニヤニヤする下の子。
ええ、いいんですけどね。
お箸も持ち方を指導してくれて直るんですから。
でも、
でもでも、
なんか釈然としなーい!!
そう言うわたしに父が言った一言。
「娘には親として責任がある。孫にはないからね」
母曰く。
「あなたも孫ができたら分かるわよ」
旦那さんには
「昭和と令和の違いだね」
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乾いたピカピカの小豆で、泣きながら練習して習得したわたし。
キャラメルコーンで、きちんと持てるようになった下の子。
時代がちがう。そうか。。
そうなのか?
キャラメルコーン、わたしが子どもの時もあったじゃん!!!
今日も読んでいただきありがとうございました。
皐月
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