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【お悩み相談】もうすぐアラサーになります。本当の恋をしたことがありません。

こんにちは、心理カウンセラーのスズキチサです。

オンラインカウンセリング・ココロノマルシェに寄せられたご相談へお答えさせて頂きました。


恋に、本物も偽物も無いし、

いろんなカタチがあって良いと、私は思います。

自分らしい恋をするには、セクシュアリティの解放が鍵になるのではないでしょうか。


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【本当の恋をしたことがありません】

春風さん

初めて相談させていただきます。
27歳独身の女です。
情けない話なのですがアラサーにもなって私はまともに恋をしたことがありません。
小・中学生までは、子どもながらも年相応に相手と関わりを持って良いところを知った上で、この男の子が好きだなぁという感覚を持ち、仲良くなったり相手も私を好いてくれて両思いを経験したこともありました。ですが、高校生あたりからだんだんと相手の性格など中身を全く知らないのに容姿や立場だけを見て私はこの人がいい!好き!という半ば盲信的?な気持ちを片想いであると自分で思い込み、連絡先を聞くなど少しでも相手に近付こうとするのですが、私自身は秀でた才や容姿を持ち合わせていないので相手にされることもなく・・というようなことを数回繰り返しました。そのときは自分では恋をしているつもりになっていました。
私が一目置いて憧れている相手に私のことを認めてほしいという気持ちが強いのだと思います。その人の彼女になりたいというよりもその人を独り占めしたい、私を特別扱いしてほしい、という感覚のほうが近いです。相手のどんなところをいいと思ったの?と聞かれても関わりもなく何も知らなかったので答えられません。
そんな中、私のことを好いてくれる人も数人いたのですがどうも自分を選ぶ男性が気持ち悪く思えてしまってなんとなくかわしたりお断りしたりしてお付き合いをすることはありませんでした。
この年齢になると周りの友達も結婚をし始め、私もいつかは結婚したいと考えているのですが自分が異性と一から関係を築き、相手を思いやったり愛情を持って接する想像がまるでできません。どうしたら相手の全てをきちんと見る恋ができるようになるでしょうが。ご教示いただけますと幸いです。
※関係があるかは分かりませんが、幼少期は両親が些細なことで機嫌が悪くなったり、何をきっかけで怒り出すかが分からなかったので、あれが欲しいここに行きたいなど自分の欲求を伝えたり甘えたりすることが怖くてできませんでした。現在の関係は良好です。



春風さん、はじめまして。
スズキチサと申します。

【どうしたら相手の全てをきちんと見る恋ができるようになるでしょうか。】

と、いうことなのですが、
『相手の全てをきちんと知ってから始まる恋』というものは、
この世の中で、ほぼゼロに近いのではないか、と、私は思います。

これまで春風さんが感じてきたように、

・自分を認めて欲しい。
・特別扱いをされたい。
・寂しさを満たしたい。
・不完全な自分を、完全に近づけてほしい。
・自分を愛してくれる存在を、公に持つことで、自分が「何者か」になれる気がする。

そんな満たされない思いを元にして、
誰かを求めることも、「恋」なんだと思うんです。

そして、そうやって「恋」をしている人が、
実は、ほとんどなんじゃないかと、私は感じています。

私も「満たされない思い」から「恋」をしてきたうちの、ひとりです。


恋に、本物も偽物も無いし、いろんなカタチがあって良いと、私は思うんですね。

相手のことを全く知らず、出会った瞬間に好きになることもあるし、

相手の全てなんて知りようがない、憧れのアイドルや有名人を想うことだって、恋だと思います。

自分が「この人を好きだ。」とか、これは「恋だ」と、感じているなら、

それが「恋」なんです。


「知らないから、知りたい。もっと分かりたい。」

「好きだから、自分のことを分かって欲しいし、相手のことも理解したい」

そうやって、コミュニケーションを取って、相手との繋がりを深めていくことが、「恋愛」の始まりなんだとも思います。

だから、春風さんがこれまでに誰かに憧れたり、追いかけたりして、「心」を動かしてきた経験も、
私は立派な「恋」だったんだと、思います。


先ほど書いたように、恋の多くは「自分の中にある満たされない思い」から始まることがあります。

その「満たされない思い」は、
春風さんがこう書いてくださったように、

【幼少期は両親が些細なことで機嫌が悪くなったり、何をきっかけで怒り出すかが分からなかったので、あれが欲しいここに行きたいなど自分の欲求を伝えたり甘えたりすることが怖くてできませんでした。】

小さな頃のお父さんやお母さんとの関係から生まれることが多くあるんですね。

春風さんのこの一文からは

・お父さんやお母さんに、自分の存在を認めてもらえなかったことから、恋愛によって相手から認められることを求める。

・小さな頃から両親の顔色を伺いながら育ったことで、「自分」の感情を後まわしにして抑圧してきてしまった。 → それにより、自分の感情が分からず、思考優位で生きている。 → 恋する気持ちが分からない。

・自分の感情が分からないので、誰かを「愛する」ということが、実感として持てない。

・感情を抑圧して育ってきた。 → 「自分」がどんな人間か分からない。

こんな感覚を、もしかしたら、お持ちなんじゃないかな、と感じました。

それから、

【私のことを好いてくれる人も数人いたのですがどうも自分を選ぶ男性が気持ち悪く思えてしまってなんとなくかわしたりお断りしたりしてお付き合いをすることはありませんでした。】

春風さんの、この一文が、気になりました。

「自分を好いてくれる人に対しての嫌悪感」があるということは、

春風さんご自身が、
自分のことを「好きではない」と感じていませんでしょうか?

もし、春風さんが、この2つのことに、思い当たることがあるとすれば、

◯ご自分と向き合って、自分が感じている感情を取り戻す。

◯自己嫌悪や自己否定をやめて、自分の存在そのままを認めていく

ことから、はじめてみて欲しいと思いました。

そして、もしかしたら、春風さんは、
セクシュアリティも抑圧されているのでは、と、思うんです。


・感情を抑えること。
・自分よりも、他人を優先すること。
・他人と同じように、自分の人生もそうあろうとすること。

そのようなことを保っていくために、
もしかしたら、いつも「思考」を使われているのではないかと、感じたんです。


「思考」は、日常を平穏に保つために、とても役立ってくれますが、

同時に心の中にたくさんの「ブロック」を作っていきます。

・あれはしては、ダメ。
・こんな自分は、ダメ。
・こうしなくてはいけない。

など、自分自身にたくさんのルールを課して、

「本来の自分」や「持っている魅力」、「自分らしさ」を隠してしまいます。

これは、自分が持っている「セクシュアリティ(性的魅力・生命力)」を抑圧していることにもなるんですね。

ここを抑圧していると、「恋」がなかなかうまくいかなかったり、
「恋する気持ち」が生まれてこなかったり、

それからどこにいても「生きづらさ」を感じる、
ということも、起きてきます。

先にお伝えした、「自分と向き合っていくこと」と平行して、
春風さんのセクシュアリティを解放させていくことも、重要なのでは、と感じました。

セクシュアリティを解放することができれば、
恋する誰かと出会い、パートナーとして繋がりを築いていくことができるようになるのではと、私は思います。

※セクシュアリティが開放されて、自分らしさを取り戻していくと、
もしかしたら、本当にやりたいことは「恋愛」ではなく、
ライフワークを生きたい!など、他の思いが出てくるかもしれません。

春風さんが、本来の自分とセクシュアリティを解放して、
この先に「愛」を感じる人生を掴んでいくことを、応援しております╰(*´︶`*)╯♡


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こんにちは、心理カウンセラーのスズキチサです。

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どんな人も、もともと備わっているセクシュアリティを解放して、

自分らしく、自由に生きて欲しいな、と思います。


6月スタートの個人カウンセリングでは、あなたのセクシュアリティを解放するお手伝いをさせていただけると嬉しいです(5月下旬に募集開始予定です)(*´꒳`*)


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