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情報発信が引き寄せるもの

これまで使ってきたSNS関連のツールとしてnoteが一番使い勝手がよく好きで使っています。今も、noteに投稿しているのでお世辞を言っているわけではありませんよ。

今回はnoteの使い勝手の話ではなく、日々気持ちよく使っていたら、この半年の間に様々なものを引き寄せていたというお話です。

たとえば、noteの投稿記事を見てオファーしました!と、出版オファーを編集者から直接いただき既に3冊の発売が決まっています。また、noteで発信していたコンテンツが分かりやすかったので、コンテンツづくりの監修をしていただけませんか?というIT系企業からのオファー。

さらに、noteの内容がとても整理されていたので、その整理力でトレーニングをしてもらうと効果が出るのでは?と某大手企業からプレゼン研修のオファーが。細かい話も含めれば、この半年間はいったい何が起きたの?というくらいに仕事に直結するオファーをいただき(引き寄せ?)ました。

とくに何かの記事がバズったわけではありません。フォロワーも多くないですし、note上でバンバンとPR活動をしているわけでも決してありません。ところが、見ている人は必ずどこかにいるということです。

数は少なくても特定の層の特定のニーズに刺されば、単なるつぶやきやメモレベルのお話も、しっかりと有料のコンテンツや仕事に変身するということなのでしょう。

ここまでのお話を聞いたあなた、これが僕の単なる自慢話や武勇伝に聞こえますか?

もちろん、違います。

やっぱり、情報発信って大事だなぁと今更ながらの周回遅れレベルのことを深く痛感したというお話ですからね。

1.個人的な情報発信のこれまで

僕は、意識して情報発信やSNSをやろう!と考えてこれまでしてきませんでした。セルフブランディングや仕事を得るためという人が多いかもしれませんね。

でも、僕自身は「好きだから発信する」、もともとの動機はこれだけです。おまけとしてブランディングや仕事のオファーがついてくるというのが実情です。

もともとブログもやっていたし、ブログが世の中に登場する前には独自に日記システムをつくって自分のサイトに投稿するなど、SNS前、スマホ誕生前の時代から情報発信をしていました。

PCメールがメインの時代は、良いと思ったメルマガ記事に自分のコメントをつけて友人に転送したり。。。

考えてみると、義務感や仕事目的で情報発信するのではなく、なかば好きなテーマで趣味的に行っていたんだなぁということに気づきます。義務感や仕事目的だけだとモチベーションが継続できなかったことでしょう。喉が渇けば水を飲む、情報や自分の中に意見があれば発信する。これらは自分の中で同列だったのです。

2.なぜ情報発信をするのか?

それにしても、なんで情報発信が好きなのだろう?と振り返った時に、分かったことがあります。

(1)思考の整理

今では自分の専門分野になっている思考が整理されるためです。スマホが世の中に登場する前から社会は複雑化し、世間の現状を理解することは難しくなってきました。

そこで、情報にまみれず、うのみにせずに適切に理解するためには自分なりに整理が必要であると。また、頭の中で整理するだけでは堂々巡りするので、書き出して見える化しようと。

で、せっかく整理できたのであれば、そのままにするのはもったいないので、どこかへ発信しようかと。それが後のSNS誕生という時代とシンクロしていったのです。

発信(アウトプット)前提で情報を整理すると、情報選別の意識の感度が高まるだけではなく、発信しながらも更に頭の中が整理されるため、「情報発信→思考の整理→スッキリ」という感情の変遷が自分にとっての心地よさになっていきました。

(2)ブーメラン現象

ブーメランとは、自分が投げれば自分のもとに戻ってくるものです。情報も同じで発信すれば、情報がアップデートされて自分の元に戻ってきます。

たとえばオリンピックの賛否問題についてブログで書いたとしますよね。すると、まわりからの反応が返ってきます。賛否いずれの内容かはともかく、コメントが返ってきます。

コメントの中には自分の視野にはなかったこと、自分は持ち合わせていなかった情報が入っていますので、発信するからこそ情報の原液が更に濃さが増して自分に返ってくるため、単なる情報が知見に変わります。

見方を変えれば、情報発信は結果として誰かからのフィードバックを得ることができるという役割も持っているのです。プロのコンサルやコーチからフィードバックを得る場合はお金がかかるので、それを考えればコスパがいいですよね。

(3)誰かが見つけてくれる

ハッキリ言って、僕は人見知りです。はじめての人とすぐに打ち解け、人脈をつくっていくタイプではありません。これは仕事でも同様で、自ら売り込みに行ってうまく交渉に持ち込むというスタイルがそれほど得意でも好きでもありません。

仕事の駆け出しのころは、こんな自分の特性で営業上の壁に阻まれることが多くあったものです。ところが、商品やサービスを自ら売りにいかず、商品やサービスに関連する「情報」を発信してから事態は一変しました。

向こうから問い合わせが来るのです。「詳しく話を聞かせて欲しい」「資料を送ってほしい」などと。今までの苦労はなんだったのかと思うほど。ありていに言えば、プッシュ(押す)営業からプル(引く)営業に切り替えたということです。

相手にとって価値がある情報であれば、発信さえしているとどこかで誰かが見ている、また誰かのニーズに刺さる。自分から顧客を見つけに行かなくても、自分のことを見つけにきてくれるということです。

まさに冒頭でご紹介したような引き寄せが起きるのです。

3.情報発信しない人のもったいなさ

ここまで体験的に情報発信したことで自分に起きたメリットをお話してきました。実はね、これを人にすすめても「いいね」とは言ってくれても、まぁやらない人が多いものです。仮に頭では良いということが分かっていても。

よくよく話を聞いてみると、こんな理由が多く語られました。

(1)名前を出して発信したくない

日本でFacebookが普及してから実名で情報発信することが珍しくはなくなりました。もちろん、TwitterやInstagram、ブログなどは実名ではなく別のアカウント名で発信している人が多いことも現状です。

実名を出すと、先ほどの話とは逆に「誰がどこで見ているか分からない」ので「恥ずかしい」「怖い」というのです。

でもね、ここ大事な所なのですが、よほど注目されるような情報発信していないと簡単にはあなたのことを見つけてくれはしませんよ。また、実名で発信しなければいけないルールなんてありませんから、仮で別の名前でアカウント名をつくればいいだけでは?と思うのです。

(2)炎上が怖い

これは(1)と関連するのですが、そう簡単には炎上しません。炎上するほど倫理観のない発言を普段でもあなたはしているんですか?賛否が拮抗するほどの論争を深いレベルで意見発信できますか?あなたしか言えないような極端にとがった意見を発信しますか?

情報発信はSNSがすべてではありませんが、SNSの負の側面だけ見てイメージで捉えることは、先のメリットに比べてもったいないことだと個人的には思います。

(3)発信するネタがない

ネタがない。仕事の内容は機密情報だから書けないし。いや、考えすぎでしょ?ビジネスのことについて発信している人もSNS上では確かに多いのですが、仕事のことを書け!なんていうルールはありませんから。

また、何も発信することがないと言いますけど、本当でしょうか?たとえば、自分が読んだ本についての要約や感想を書いてみる、ニュースになっている自分なりの見解をまとめる。Twitterレベルなら100文字少々の文字数でOKですし。

毎日、何も考えていない、何も感じない!なんてことはないと思いますので、ささいなことを綴っていくだけでOKだと思います。仰々しく華々しい他人の投稿など気にせず、自己満足な情報発信からはじめればよいのではないでしょうか?

実名を出さずに、ささいなことを積み重ねていく。まずは情報発信の第一歩目はこのレベルから始めるのがやりやすいのではないでしょうか?

4.まとめ

というわけで、僕なりの情報発信論を経験に基づきお話してきました。

結局、何が言いたかったというとシンプルです。

「情報発信はいいよ!」
「引き寄せるものはたくさんあるよ!」
「気軽にはじめようよ!」
「僕はメリットしかなかったよ!」

ということです。

情報発信の質が高まれば、それをコンテンツとして販売することもできる時代になっています。時代の恩恵を享受しつつ、情報発信を自己成長にもつなげれば、自分の肥やしにもなっていいですよね。

というお話でした。

今回のお話は、いかがだったでしょうか?

今回の文章を音声で聴きたい方は、以下よりぜひお聴きください。

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それでは、またお会いしましょう!(^^)/

著者・思考の整理家 鈴木 進介

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