りょうこ

ライター/看護師。soar編集部インターン。主に医療や介護の記事を執筆。noteでは、…

りょうこ

ライター/看護師。soar編集部インターン。主に医療や介護の記事を執筆。noteでは、ライターの仕事や特別養子縁組で迎えた息子との日常を発信しています。Twitter💁🏻‍♀️ https://twitter.com/ryooo_writing

最近の記事

「何のためにライターをやるの?」迷いながら見つけた、私がライターとして働く理由

ありがたいことに、ライターになってから途切れずにお仕事をいただいている。 主な分野は、看護師だったこともあり医療や介護。 加えて、2020年は育児や旅行、マーケティングの分野でも書かせてもらった。 なぜこんなに幅広い分野のご依頼を引き受けたかというと、たくさん経験して自分のレベルを上げたかったから。 そのきっかけになったのは、昨年末にインタビューさせてもらった、オンライン秘書として活躍するみみこさんの話しだ。 自分が好きかどうか、合っているかどうかは、実際にやってみない

    • 自粛警察と私、もしかすると紙一重かもしれない

      新型コロナウイルスの影響で外出自粛を強いられるようになってから、「自粛警察」という言葉を耳にするようになった。 なんでも、相手に対して自粛を強要したり、自粛していない人を見つけてSNSにさらしたりするらしい。 それを聞いたとき、「うわー、暇な人がいるもんだな」と、自分とは全く違う人格の人間がやっているのだろうと思っていた。 しかし、ある日の夕方、自分の言動にゾッとすることになる。 私は夕飯の準備をしながら、静かに遊んでいる息子を何気なく見た。 すると、大量の折り紙を

      • それほど母性のない私が、養子を迎え育てているワケ

        「私、不妊治療をやめて、養子を迎えようと思っているんだよね。」 こう周囲に打ち明けてから今まで、何度となく「すごいね」と言われてきた。 この「すごいね」には、どんな意味があるだろう。 言った本人に聞いたことがないから分からないが、おそらく「血のつながらない子どもを育てるなんて、えらいね」という意味がほとんどだと思う。 私は、特に嬉しいとも嫌だとも思わず、「まぁそう言うよね」と受け止めてきた。 だって、もし反対の立場だったら、私もそう言っていたと思うから。 でも実際は、全然す

        • 入園おめでとう。産んでくれてありがとう。

          4月から、息子は幼稚園の年少になった。 プレから通っているので、何か変化したかといわれれば何もないのだが、入園式を終えるとやっぱり節目を感じる。 結局コロナの影響で休園になっちゃったけど、まぁ仕方ない。 ついに、幼稚園に通うようになったんだなぁ。 息子を初めて抱っこした日が、ごく最近のように感じる。 息子がうちにやってきたのは、生後8日目だった。 ちょっと触っただけでも壊れそうなくらい小さい体。 何をやっても泣き止まず、永遠に終わらないのではないかと途方にくれた寝か

        「何のためにライターをやるの?」迷いながら見つけた、私がライターとして働く理由

          血縁を重視する国、ニッポン。

          「親子になるのに、血のつながりは重要じゃない」と信じて息子を育ててきた。 しかし、息子を迎えてから差別を感じたことがあるし、周りの養子縁組仲間からもそういう話を聞く。 もちろんいろんな考えの人がいるわけで、養子に対して偏見をもつ人がいても仕方がないと思う。 しかし、それが「役所」や「病院」だと、すんなり理解できない。 --- 特別養子縁組では、家庭裁判所での申し立てのほかに役所でさまざまな手続きをする。 住民票、マイナンバー、児童手当、健康保険…。 全て終わるのに、結構

          血縁を重視する国、ニッポン。

          自分と家族にとって「ベストな方法」をアップデートし続けよう

          私は自宅でライターの仕事をしている。 主な仕事時間は夜、息子が寝たあと。 他は幼稚園に行っている間か、夫が遊びに連れて行っている間だ。 息子が起きて私と同じ空間にいるときは、仕事をしないと決めている。 これには理由があって、血のつながりを超えて親子になるために、できるだけ息子と同じ時間を共有したいからだ。 もし私が普通に妊娠・出産していたら、こんな風に考えて育児していないと思う。 ーーー 私の友人に、病棟で働きながら幼い子ども2人を育てるスーパーウーマンがいる。 ご主

          自分と家族にとって「ベストな方法」をアップデートし続けよう

          「ママって出産したの?」真実告知、はじまる。

          ついにこの瞬間がきた。 息子が「ママって出産したの?」と聞いてきたのだ。 特別養子縁組家庭にとって、真実告知は大切なイベントである。 真実告知とは 「私(里母)はあなたを生んでいないこと。生んでくれた人にはいろいろな事情があって、(いまは)あなたを育てることができないこと。 私たちはあなたを育てることを心から望んでいること。あなたは私たちにとって大事な存在であること」を子どもに伝え、生い立ちをともに受け止めていくことです。 引用:厚生労働省 4 子どものルーツと実親との

          「ママって出産したの?」真実告知、はじまる。

          【ママにもぴったり!】自分らしい働き方を叶える”オンライン秘書”とは

          最近目にする機会が増えた”オンライン秘書”。 「オンラインで秘書ができるの?」 「どんな仕事内容なの?」と気になりませんか? 今回お話を伺ったのは、オンライン秘書として精力的に活動しているみみこさんです。 みみこさんによると、オンライン秘書は育児と仕事を両立したいママにもオススメなんだとか。 このnoteでは、 ・オンライン秘書の業務内容 ・効率的なタスク管理術 ・みみこさんの今後の展望 について教えてもらいました。 オンライン秘書に興味がある人、在宅での新しい働き方を探

          【ママにもぴったり!】自分らしい働き方を叶える”オンライン秘書”とは

          【副業を本業に】自分らしく輝くためのワーママ流”強みをいかした働き方”

          育児と仕事の両立を目指して在宅ワークをしたい。 でも、自分の強みってなんだろう? 副業をしてみたいけど、何をやったらいいの? こんな風に疑問と不安でいっぱいになり、なかなか一歩が踏み出せないという方もいると思います。 そこで今回インタビューをさせていただいたのが、会社員時代に始めた副業を本業にし、現在はフリーランスで活躍するみみこさんです。 みみこさんは、自分の強みをいかした働き方を実現し、育児と仕事の両立を叶えました。 今回は、 ・本業と副業の両立について ・自分に合っ

          【副業を本業に】自分らしく輝くためのワーママ流”強みをいかした働き方”

          親のエゴに気づいたら息子がコミュ力おばけになった話。

          息子は、明るくて誰とでも仲良くできるタイプの子だ。 いわゆる「コミュ力おばけ」だと思う。 「こんにちはー!」と誰にでも挨拶するし、店員さんにも普通に話しかける。 人間は全員友達とでも思っているのだろうか。 ママ友からも「いいよねぇ、○○君(息子)は人懐っこくて」と、しょっちゅう言われる。 しかし、最初からこんな性格だったわけではない。 もっと小さいときは、臆病で人見知りな子だった。 --- 赤ちゃんの人見知りは、生後6ヶ月頃からはじまることが多い。 息子も例にもれず

          親のエゴに気づいたら息子がコミュ力おばけになった話。

          名前には意味をこめない。

          私の名前には、意味がない。 小学校高学年のときだっただろうか、自分の名前の由来を親に聞いて調べるという授業があった。 家に帰り、どんな意味がこめられているのだろうとワクワクしながら母に聞いたところ、予想外の答えが返ってきた。 「特に意味はないよ。」 あまりにもあっけない母の言葉が、ものすごくショックだった。 明日、先生になんて言ったらいいのだろう。 なぜ、私の名前に意味をこめてくれなかったのだろう。 そんなことをグルグル考えながら、翌日学校へ向かった。 正直に先生に言

          名前には意味をこめない。

          「私」を表現するnote、はじめます!

          私は、うちの息子が世界で一番かわいいと思っている。 きっと、世のお父さんお母さんも、私と同じように子どものことを想っているだろう。しかし、我が家と他の家庭では違うところがある。 私たちは、特別養子縁組という制度で結ばれた家族だ。私と息子には、血のつながりがない。 29歳のときに息子を迎えてから、あっという間に3年が過ぎた。悩んだり怒ったり、「これでいいのか」と模索しながら育児をしてきた。しかし、その10倍、いや100倍以上幸せを感じている。息子のいない生活は、もう考えら

          「私」を表現するnote、はじめます!