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「私」を表現するnote、はじめます!

私は、うちの息子が世界で一番かわいいと思っている。

きっと、世のお父さんお母さんも、私と同じように子どものことを想っているだろう。しかし、我が家と他の家庭では違うところがある。

私たちは、特別養子縁組という制度で結ばれた家族だ。私と息子には、血のつながりがない。

29歳のときに息子を迎えてから、あっという間に3年が過ぎた。悩んだり怒ったり、「これでいいのか」と模索しながら育児をしてきた。しかし、その10倍、いや100倍以上幸せを感じている。息子のいない生活は、もう考えられない。

私がnoteをはじめる理由は、2つある。

■ありのままの自分を表現したい

私はライターの仕事をしている。看護師の経験を生かして、医療や介護のテーマを依頼されることが多い。論文を読み、データを紐解きながら、論理的な文章を書くことが求められる。

ライターの仕事は、楽しいしやりがいもある。できれば、ずっと続けていきたい。そんななか、ふと「もっと自由に、感情をのせた文章が書きたい!」と思ったのだ。

私より優秀なライターさんはたくさんいる。そのなかで、私にしか書けない文章を書き、自分の幅を広げたいと思ったのも理由のひとつだ。そのため、内容は特別養子縁組や息子との日常を中心にしたい。ただの育児日記ではなく、私の心が動いた瞬間を切りとって書いていけたらいいなと思っている。

■特別養子縁組を発信したい

メディアで取り上げられることが増えたので、ご存知の方もいるだろう。しかし、養子という存在はまだまだマイノリティーで「隠すべきもの」という風潮がある。

正直、特別養子縁組を増やしたいとは思っていない。産みの親と暮らせるのであれば、それが子どもにとっていいことだと思うからだ。私の立場で言うのもなんだが、養子なんてなくなればいいのにと思う。

しかし、残念ながら親の役割を果たせる人だけが妊娠・出産できるのではない。児童虐待防止全国ネットワークのまとめによると、虐待で1週間に1人の子どもが命をおとしている。年齢は、0歳児が圧倒的に多い。

産みの親と暮らせない子どもは、今後もなくならないだろう。ならば、社会で守らなければならない。そのための選択肢として、特別養子縁組がある。「情報を知っていて選ばない」のと「知らずに選べなかった」では、大きく違う。

予期せぬ妊娠をし、中絶もできずどうしたらいいか悩んでいる人に「こんな手段もあるよ」と伝えたい。不妊治療を頑張っているのに子どもに恵まれず、悲しみに暮れている人に「子育てできる方法があるよ」と知ってもらいたい。

そして、ゆくゆくは社会に広まり、息子が大きくなったときに今よりも生きやすい世の中になればいいなと思う。

私の小さな発信で、世界が変えられるとは思っていない。でも、いつかどこかで、誰かのきっかけになれたら、こんなに嬉しいことはない。

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以上、所信表明のようなnoteでした。「スキ」や感想をいただけたら、めちゃくちゃ嬉しいです(*'ω'*)
よろしくお願いします!

最後まで読んでくださり、ありがとうございます!