自分と家族にとって「ベストな方法」をアップデートし続けよう

私は自宅でライターの仕事をしている。

主な仕事時間は夜、息子が寝たあと。
他は幼稚園に行っている間か、夫が遊びに連れて行っている間だ。
息子が起きて私と同じ空間にいるときは、仕事をしないと決めている。

これには理由があって、血のつながりを超えて親子になるために、できるだけ息子と同じ時間を共有したいからだ。
もし私が普通に妊娠・出産していたら、こんな風に考えて育児していないと思う。

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私の友人に、病棟で働きながら幼い子ども2人を育てるスーパーウーマンがいる。
ご主人は毎日終電で帰ってくるので、平日はワンオペだ。

友人は仕事が終わったあと、保育園に子どもたちを迎えに行き、急いで夕飯の準備をする。
でも、やっとママに会えた子どもたちは、遊んでほしくてグズってしまう。

そして、友人は料理が苦手だ。
時間がないなか、子どもたちをなだめつつ苦手な料理を一生懸命こなす。

そんな毎日に限界がきて、ついに友人は体調を崩してしまった。

このままではいけない。そう思った友人は、仕事がある日の夕飯作りを外注することにした。
週に1度家事代行を依頼し、夕飯の作り置きをお願いしたのだ。

この話を聞いたとき、なんていい決断をしたのだろうと思った。

「仕事がある日の夕飯作り」というタスクを外注することで、友人は苦手な料理から解放され、子どもたちはママと遊べる。
一石二鳥だ。

友人は「子どもたちのために、時間を買っている」と言った。

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こういう話を聞くと「お金があるからできるんでしょ」「家族の理解がないから無理」と、できない理由を挙げる人がいる。

でも、それを言ったところで前には進まない。

その人によって環境は違うし、優先したいことも違うのだ。

まず、自分ができること/できないこと、やりたいこと/やりたくないことを明確にする。
そのうえで、できないこと・やりたくないことはどうすればいいのか考える。

もちろん、お金や家族の理解などが関係するので、全部自分の思い通りにはならないかもしれない。

でも、その限られた環境のなかで、自分と家族にとってベストな方法を選択する。

そのために、私のように仕事をセーブしたり、友人のように便利なサービスを使ったりしてもいいのだ。

どんな状況でも、自分にとって大切なものを大切にする方法を選びたいなぁと思う。



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