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「何のためにライターをやるの?」迷いながら見つけた、私がライターとして働く理由

ありがたいことに、ライターになってから途切れずにお仕事をいただいている。

主な分野は、看護師だったこともあり医療や介護。
加えて、2020年は育児や旅行、マーケティングの分野でも書かせてもらった。

なぜこんなに幅広い分野のご依頼を引き受けたかというと、たくさん経験して自分のレベルを上げたかったから。
そのきっかけになったのは、昨年末にインタビューさせてもらった、オンライン秘書として活躍するみみこさんの話しだ。

自分が好きかどうか、合っているかどうかは、実際にやってみないと分からないじゃないですか。やってみて、嫌いだったら辞めればいいんです。

これには衝撃を受けた。
「継続=正義」だと思い込んでいた私にとって、新しい考え方だった。

それから、さまざまな分野で執筆を経験した結果、こんな気持ちがわいてきた。

私は、何のためにライターをやっているのだろう。

お金のため?書くことが楽しいから?
どれも間違いではないけれど、しっくりこない。

子育ての合間にできるという理由で始めた、ライターの仕事。
それがいつの間にか継続してお仕事をいただけるようになって、目的ややりがいを求めるようになっていた。

そんなとき、Twitterに流れてきたのがウェブメディア「soar」での求人だった。

「誰もが自分の可能性を活かして生きる未来をつくる」

このビジョンを掲げて、soarは困難を抱える人とサポート情報をつなぐ役割をしている。
私は以前からsoarのファンで、記事をよく読んでいた。
それまで求人が出ていても気に留めていなかったのに、今回は見た瞬間「これだ!」と思った。

看護師として感じた、病気や障害を抱える人の思いと、それを取り巻く環境。
自分自身がマイノリティとして生活するなかで感じた、偏見や差別。
(私の息子は実子ではなく、特別養子縁組で家族になった)

こういった自分の経験を活かして情報を発信し、困っている誰かに寄り添いたい。
みんなが生きやすい社会になるように、少しでも貢献したい。
必要な情報がきちんと届くように、編集業務も学びたい。

このような気持ちがふつふつと沸き、思い切ってsoarの求人に応募したところ、幸運にもたくさんの応募者の中から選んでもらえた。
今は個人でライターの仕事も続けながら、soar編集部で社会人インターンをしている。

正直に言うと、ライターをやる目的が曖昧だったときは、仕事がつまらなく感じていた。
クライアントに評価してもらい、お金をいただけるのは嬉しかったけど、それだけでは満足できなくなってしまったのだ。

もちろん、ライターをやる目的は人それぞれ。
私の場合は、「誰かの役に立ちたい」「社会に貢献したい」という思いに気づいた。
そのうちまた変わるかもしれないけれど、目的がはっきりしていれば多少の困難があっても前に進める気がする。

この気持ちを抱えて、2021年はどこまでいけるだろうか。
この先また迷うこともあるだろうけど、いつも自分の気持ちに向き合いながら前に進んでいきたい。




最後まで読んでくださり、ありがとうございます!