作業療法士が教習指導員として働き始めてみた!Part30:自動車運転免許を取得するということ

こんにちは。
教習指導員の資格を取得した、作業療法士(OT)です。
教習指導員としてOTが自動車学校で働くのは日本初!!です。

前回は、“評価機能を有する必要性”について書かせてもらいました。
今回は、 “自動車運転免許を取得するということ”について書いていきたいと思います。



~自動車運転ができる生活~


昨年度まで勤めていた総合病院では、
自動車運転免許を既に持っている方を対象とすることが多くありました。

総合病院が在る地域は、
人口がいよいよ50,000人を切りました。
高齢者の人数は約20,000人と、高齢化が著しい地域です。
また、公共交通機関も十分とは言えない環境で、商業施設も充実しているとは言い難い地域であると認識しています。

そんな中、

“自動車運転ができる”

という事は生活を大きく変化させる手段の一つと言えます。

通院、買い物、仕事、送迎、その他趣味活動などを行うにあたり
なくてはならない移動方法なのです。

裏を返すと、
自動車運転に依存してしまう地域でもあるといえます。

と、既存のドライバーを対象とした関りの中での事を記載してきましたが、
対象者が変わり、
自動車学校で新たに自動車運転免許の取得を希望する教習生にも
同じことが言えると思います。

これまでの移動手段である、
徒歩、自転車、家族の送迎、公共交通機関などなど
従来の移動手段に、
自分で自動車運転が出来ることが加われば生活は一変します。
自分で行きたいところに行けたり、
就労の幅が拡がったりなどが挙げられると思います。

自動車運転免許の取得を希望される方は、
生活に必要な移動手段であることを認識され入校されてこられます。




~自動車運転免許を取得するということ~


自動車運転免許を取得する際に、
取得を希望する免許の種類にもよって条件が定められています。

その条件をクリアできた方が、自動車学校に入校となるのですが

入校後から、学科教習と技能教習が始まり…
自動車運転の免許を取得することができるレベルまで、
トレーニングを受ける事になります。

ですが、トレーニングを受ければよい。
というわけではなく、トレーニングを受けた結果がどうであったか?
安全な交通社会を目的として一ドライバとして、交通社会に参加することができるか?

という観点からも測定されることになります。

決して、

誰でも自動車学校に入校すれば、自動車運転ができる!

ということではありません。


一定の基準に達することができれば、
自動車運転を行うことができる。
という事を認識していく必要があると、
私自身痛感することが何度もありました。

自動車運転という、複雑な作業を安全に行うことができる。
という認識のもと、自動車運転免許証が交付されるわけですから、
交付された後には、責任も発生していきます。

今一度、教習生と向き合う際に
上記に記載した事を、自分自身の念頭におき教習生と関わっていきたいと思っています。

本日は、ここまでになります。
次回も、感じた事などを書いていきたいと思います。

また不定期になると思いますが…
時間があるときに、覗きに来てもらえると嬉しいです。

それでは、良い一日を。

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