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#エッセイ

【読書感想】「常識のない喫茶店」僕のマリ

【読書感想】「常識のない喫茶店」僕のマリ

昨年後半から文章の勉強も兼ねていろんな方のエッセイを読ませていただいている中、ここ数年のエッセイ業界?を語るには欠かせない、僕のマリさんの「常識のない喫茶店」をついに読めた!

自費出版から執筆をしてきた僕のマリさんの商業出版第1作目となる本書。

初めて僕のマリさんを知ったときは、ペンネームの「僕の」という言葉の印象から、勝手に男性なのかと思いこんでしまって、あとから、女性だったのか!とまず驚い

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【読書感想】こだまさんのエッセイから受けとったもの

【読書感想】こだまさんのエッセイから受けとったもの

先日ついに読み終わった「ずっと、おしまいの地」。本名も顔も一切明かさない覆面エッセイストこだまさんのエッセイ本だ。

こだまさんのエッセイ本を読むのはこれで4冊目。

昨年の終わりにこだまさんのエッセイに出会ってから、どっぷり「こだまワールド」にハマり、今回も楽しませていただいた。

こだまさんの一作目「夫のちんぽが入らない」は、ご自身の生い立ちから学生時代の後の旦那さんとなる男性の出会い、就職し

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【読書感想文】「せいいっぱいの悪口」堀静香

【読書感想文】「せいいっぱいの悪口」堀静香

とても素敵な本に出会ったので、
感想を記しておきたいと思う。

堀静香さんの「せいいっぱいの悪口」

このタイトルと、
なんとも言えない雰囲気漂う表紙のインパクト!

ジャンルとしては「エッセイ」に入るかと思うのだけれど、ただ一言「エッセイ」という表現で
終わらせてしまうには、ちょっと惜しいというか…

もっと"深み"があるんだよ!と
つい訴えたくなるような感覚

著者の堀さんの人生における様々な

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【読書感想】「35歳からの反抗期入門」碇雪恵

【読書感想】「35歳からの反抗期入門」碇雪恵

2023年初読みは碇雪恵さんのリトルプレス。

たしかTwitterでたまたま情報を見かけて、「35歳の反抗期入門」というタイトルに、「面白い!」となり。

さらには、自分の年齢が近いこと、著者のプロフィールを拝見したら、以前自分と同じ業種(出版取次)で働いていた経歴があるらしい、と、なんとなく共通点があって気になり。中身はエッセイ・日記ということしか前情報はないまま、気になって購入。

著者がも

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